イラスト/佐々木久美子(リンクスロマンス)
イベント会社勤務の有能なサラリーマン・雛崎充の弱点は『血に弱い』こと。
強引でマイペースな先輩・風森尚吾は雛崎の弱みを知る唯一の人間だった。プライベートも仕事もトラブル続きで参っていた雛崎は、ある日酔った勢いで怪我をした風森の傷口に唇で触れてしまう。極端に苦手なものに触れれば、落ち込みの突破口が開けるような気がしたのだ。しかし、風森から「誘った」と言われベッドに引き摺り込まれてしまい…。
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イラスト:今市子(アクア文庫)
モデルのような容姿のベストセラー作家、太夏志(たかし)が強引に
自分のものにした詩草(しぐさ)。優しく綺麗なうえに秘書としても
有能な詩草は、申し分のない恋人だ。
ただ、常にクールでつかみどころのない性格は、同居を始めてからも
変わることはなかった。
ところが伯父の葬儀のため出かけた詩草が、戻ってきたときには
13年分の記憶をなくしていた。
いつもと違い、無防備に寄りかかってくる少年のような詩草に、
太夏志は戸惑いながらも新しい愛情を感じはじめて―!?