イラスト/ヤマダサクラコ(白泉社花丸文庫)
大手出版社の編集者である篠原遼路は、急遽不本意ながら故郷の金沢へ戻った。
兄の雄平が駆け落ちして、父が倒れたため、期間限定で家業の老舗温泉旅館の主人となったのだ。
不慣れな着物姿で若旦那業に苦労する遼路へ、若き料理長の鬼嶋龍司は何かと辛く当たる。料理の腕は一流だが倣岸な鬼嶋を苦手に思いつつ、遼路は彼にかつての恋人の面影を見出してしまっていた…。
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