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4775513087オレ以外立入禁止っ!
月夜野亮/山田ユギ
オークラ出版
アクアノベルズ 2009-01-23

by G-Tools

「息子を捜しに行く!」
同じビルに働くサラリーマンとして再会して以来三年――。
高校時代から憧れ続けていたサッカー部の先輩・三ヶ森に告白を拒絶され続けてきた織田は、挙句、思いもかけない言葉を聞かされてしまう。
成り行き上、一緒に息子を捜しを始めた織田だが、ふたりの前に現れた息子の虎治は高校生で、しかもその顔がなんと……!?

織田啓壱(おだけいいち・29歳)×三ヶ森英秋(みかもりひであき・31歳)
サラリーマン、元高校サッカー部の後輩×先輩

「オレ宛て、未来着ギフト」(書き下ろし)
「オレ以外立入禁止っ!」(書き下ろし)の二編。


英秋と、高校時代サッカー部の後輩だった織田が再会してから、ふたりは織田が土曜に英秋のマンションにやってきて泊って日曜に帰る…ということを3年間繰り返している。
織田は英秋に高校時代から気があって、再会してから英秋にそれを告げてもいるが、英秋が受け入れないので関係は先輩後輩かいいところ飲み友達というまんま。

英秋は生粋のゲイ(バリ受)で、それまではそれなりに男を食い散らかし面白おかしく生きてきたけれど、恋人とは2年前に別れ、30を過ぎ、なんとなくやる気のない憂鬱状態となっている。
“自分は今まで何をしてきたんだろう”“これから先もこのままだとしたら何の意味も価値もない”と、諦念にドップリ浸かり、織田から見ると「いつか樹海に入り込んでいきそう」なほど。
そんな状態だから織田にも答えられない。
セックスさえ面倒くさい。

しかしそんな時、昔の友人から“英秋の子供を産んだ”女がいると聞かされる。
13歳の時、通学路に住んでいた年上の女に部屋に誘われ「初めて」を奪われていた英秋。子供はその時の子で現在17歳だという。
それを聞いた英秋は・・・一気にテンションが上がりまくり、自分の息子捜しを始める。

「何の意味も価値もない」と半ば捨てていた自分の存在。
しかし子供がいるとなれば、その子のために生きる意味が生まれる。
ところが、やっとのこと再会した息子は、実は……だった……。


コメディですが、面白可笑しいだけでなく、悲しかったり切なかったり「親子とは?」と考えさせられたり、楽しく読めるわりに結構深いところもある。
漫才のような英秋と織田の会話がものごっつ笑えます。
口が悪くて辛辣で我が儘で勝手な英秋がすごく可愛い。
根本的に素直過ぎ、自分の気持ちに忠実過ぎるから我が儘で容赦ないんだけど、息子がいることを手放しで喜び有頂天になり、悲しい話にはすぐ涙を零し、快楽にはどうしても逆らえないというのも全てその素直さからきてるんだろうね。
そして、人のいい後輩かと思っていたら、ハンパないエロ魔人の織田にはビックリです(笑)。我慢が過ぎて突きぬけちゃったのかしら。
でも、英秋の微妙な気持ちを瞬時に理解できるというのは、懐奥深く、ただのエロ大臣ではないようです。頭の中の80%は変態妄想ですけど。

エロも濃い~ですが、ふたりとも根本的にキャラがさっぱりしてるせいか、激しくストレートな言葉攻めも陰湿さがないので、私のようなエロ苦手でも大丈夫だった。
今後英秋を巡って、織田と虎治(とらじ・息子・17歳)の間に静かなバトルとかあるんでしょうか、やっぱ?
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