![]() | 40男と美貌の幹部 海野幸/佐々木久美子 二見書房 シャレード文庫 2009-02-23 by G-Tools |
「君が欲しくて仕方がなかった」――勤続十数年。突然のご指名で支店勤務になった上城宗一郎を待ち構えていたのは、七歳も年下の美貌の上司だった。
幹部候補生という社内でも特別なエリート社員である篠宮辰樹は、一分の隙もないスーツ姿とは裏腹な、艶かしいほどの色気と掴み所のない性格。しかも、接客の練習としてまず篠宮自身を口説くよう命令してきて!?
風変わりな上司に翻弄され、なぜかときめきを覚えてしまった四十男の運命は……?
幹部候補生という社内でも特別なエリート社員である篠宮辰樹は、一分の隙もないスーツ姿とは裏腹な、艶かしいほどの色気と掴み所のない性格。しかも、接客の練習としてまず篠宮自身を口説くよう命令してきて!?
風変わりな上司に翻弄され、なぜかときめきを覚えてしまった四十男の運命は……?
上城宗一郎(かみしろそういちろう・40歳)×篠宮辰樹(しのみやたつき・33歳)
化粧品会社の部下×上司
「40男と美貌の幹部」
「キスの代わりに」の二編。
訪問販売の化粧品。
ピンポーンと来てウッカリ玄関を開けてしまったら最後、相当な覚悟で対処しないと押し切られて何か買わされてしまいそう。
どうしてもそんなイメージです。ごめんなさい(笑)。
流暢なセールストークに引っかかるまいと必要以上に斜に構え、胡散臭いものを見る目を隠そうともしない私は猜疑心の塊そのものになっているでしょう・・・。感じ悪くてごめんなさい(^^ゞ
しかし私のような人ばっかりじゃないと思いますが、このご時世、訪問販売化粧品の世界は大変なんじゃないでしょうか。
物語の中の彼らは頑張っているけど、現実の業界の厳しさに思いを馳せてしまった。みんなちゃんとやっていけてるんでしょうか。
ちなみにそれ系の化粧品では、『Y』の商品を使ったことがあります。親戚がくれたから(笑)。
すいません、前置きが長すぎました。それはどうでもよくて。
そんな訪問販売専門の化粧品会社に十数年勤めた宗一郎は、ある日突然本社購買部から支社への転勤を命ぜられる。
「幹部候補生」と言われる、言わば公務員の“キャリア”のような立場の上司から請われてのこと。
自分より七つも年下の美貌の上司は、40の朴訥な男には理解できない妙な色気と華やかさを持ちつかみ所がなく、宗一郎は初対面から翻弄させられる。
しかし、そんな美貌の上司も「幹部候補生」と言えば聴こえはいいが、実は実力本意ダメならすぐに切り捨てられて二度とチャンスももらえない、しかも三ヶ月という期限付きで力を試されている非常にキツい崖っぷちの立場であることがわかる。
そんな中、有能で洗練された仕事ぶりとは裏腹に、実力主義で必死に頑張ってきた篠宮に尽くすことを決心する宗一郎。
やがて、篠宮からは仮面がはがれるように、ホロリホロリと弱気な部分が垣間見えてくる。
ギャップですねー(笑)
冷静な仕事の顔とは別に、初心だったり一途だったり、可愛い部分をポロポロ見せられて、「仕事」と「素顔」で惹かれてしまえば抵抗できませんね(笑)。
40になって、いろいろ見てきた男が翻弄されたり必死になったりというのは萌えだけど、宗一郎には「40男」というほどの中年ぶりはあんまり感じません。
ですが、心の中はどうでも行動はジタバタしない、対抗せず引いていることができる、ここぞという場面では甘えさせてあげられる、そういうのは大人でないとダメかもしれません。
読みやすく短時間で読めて楽しかったんですが、個人的には仕事の割合がちょっと多いかなーと思わないでもなかったです。
仕事場を舞台にいろいろ展開するので仕方ないですが、そのせいか恋愛部分を楽しむよりも、実際販売をする女性社員やパートさんたちの「女の世界」とかパワーとか、どうにかして売らんとする会社の思惑とか、そういう業界の内部の方が気になってしまった。
そして読後はその苦労に絆されるより、「絶対に化粧品販売員の口車には乗らないぞ」と変な決意を新たにしてしまったのでした・・・(笑)
化粧品会社の部下×上司
「40男と美貌の幹部」
「キスの代わりに」の二編。
訪問販売の化粧品。
ピンポーンと来てウッカリ玄関を開けてしまったら最後、相当な覚悟で対処しないと押し切られて何か買わされてしまいそう。
どうしてもそんなイメージです。ごめんなさい(笑)。
流暢なセールストークに引っかかるまいと必要以上に斜に構え、胡散臭いものを見る目を隠そうともしない私は猜疑心の塊そのものになっているでしょう・・・。感じ悪くてごめんなさい(^^ゞ
しかし私のような人ばっかりじゃないと思いますが、このご時世、訪問販売化粧品の世界は大変なんじゃないでしょうか。
物語の中の彼らは頑張っているけど、現実の業界の厳しさに思いを馳せてしまった。みんなちゃんとやっていけてるんでしょうか。
ちなみにそれ系の化粧品では、『Y』の商品を使ったことがあります。親戚がくれたから(笑)。
すいません、前置きが長すぎました。それはどうでもよくて。
そんな訪問販売専門の化粧品会社に十数年勤めた宗一郎は、ある日突然本社購買部から支社への転勤を命ぜられる。
「幹部候補生」と言われる、言わば公務員の“キャリア”のような立場の上司から請われてのこと。
自分より七つも年下の美貌の上司は、40の朴訥な男には理解できない妙な色気と華やかさを持ちつかみ所がなく、宗一郎は初対面から翻弄させられる。
しかし、そんな美貌の上司も「幹部候補生」と言えば聴こえはいいが、実は実力本意ダメならすぐに切り捨てられて二度とチャンスももらえない、しかも三ヶ月という期限付きで力を試されている非常にキツい崖っぷちの立場であることがわかる。
そんな中、有能で洗練された仕事ぶりとは裏腹に、実力主義で必死に頑張ってきた篠宮に尽くすことを決心する宗一郎。
やがて、篠宮からは仮面がはがれるように、ホロリホロリと弱気な部分が垣間見えてくる。
ギャップですねー(笑)
冷静な仕事の顔とは別に、初心だったり一途だったり、可愛い部分をポロポロ見せられて、「仕事」と「素顔」で惹かれてしまえば抵抗できませんね(笑)。
40になって、いろいろ見てきた男が翻弄されたり必死になったりというのは萌えだけど、宗一郎には「40男」というほどの中年ぶりはあんまり感じません。
ですが、心の中はどうでも行動はジタバタしない、対抗せず引いていることができる、ここぞという場面では甘えさせてあげられる、そういうのは大人でないとダメかもしれません。
読みやすく短時間で読めて楽しかったんですが、個人的には仕事の割合がちょっと多いかなーと思わないでもなかったです。
仕事場を舞台にいろいろ展開するので仕方ないですが、そのせいか恋愛部分を楽しむよりも、実際販売をする女性社員やパートさんたちの「女の世界」とかパワーとか、どうにかして売らんとする会社の思惑とか、そういう業界の内部の方が気になってしまった。
そして読後はその苦労に絆されるより、「絶対に化粧品販売員の口車には乗らないぞ」と変な決意を新たにしてしまったのでした・・・(笑)
この記事へのコメント
こんにちは、mimuさん。
訪問販売。
悪質な詐欺が横行して、あらゆるメディアで注意喚起されているご時世ですから、訪問販売は厳しいでしょうねえ。
私が訪問販売で買ったもの。
それは、ベランダです(爆)。
だって、痛んでたんだもん・・・。
今回のお話は40男のいい部分ばかり見えてましたが、もう少し情けない疲れた部分があっても面白かったのにと思いました。
篠宮は可愛すぎて目じりが下がってしまいましたvv
やっぱ、これくらいの年齢カップルって私のツボのようです。
楽しかったです。
訪問販売。
悪質な詐欺が横行して、あらゆるメディアで注意喚起されているご時世ですから、訪問販売は厳しいでしょうねえ。
私が訪問販売で買ったもの。
それは、ベランダです(爆)。
だって、痛んでたんだもん・・・。
今回のお話は40男のいい部分ばかり見えてましたが、もう少し情けない疲れた部分があっても面白かったのにと思いました。
篠宮は可愛すぎて目じりが下がってしまいましたvv
やっぱ、これくらいの年齢カップルって私のツボのようです。
楽しかったです。
こんにちは~。
宗一郎は「40男」と聞いて想像するようなくたびれ感はなかったですよね。
確かにいい部分ばかりだったように思います。
大人らしくて好きなキャラですが、30代だとしても違和感ないので、「疲れ気味の中年」を期待すると違うかも(笑)
個人的には仕事がメインに出すぎてたようにも思いましたが、受も可愛かったし全体としては楽しみました。
桃さんはベランダを購入されましたか。
ちょうど痛んでたところなら「グッドタイミング」とも言えますよね。
しかし大抵の場合碌なもんが来ないので、やっぱり訪問販売と聞くと「騙されるもんか」としっかり褌締めなおしてしまうんですよ(笑)
宗一郎は「40男」と聞いて想像するようなくたびれ感はなかったですよね。
確かにいい部分ばかりだったように思います。
大人らしくて好きなキャラですが、30代だとしても違和感ないので、「疲れ気味の中年」を期待すると違うかも(笑)
個人的には仕事がメインに出すぎてたようにも思いましたが、受も可愛かったし全体としては楽しみました。
桃さんはベランダを購入されましたか。
ちょうど痛んでたところなら「グッドタイミング」とも言えますよね。
しかし大抵の場合碌なもんが来ないので、やっぱり訪問販売と聞くと「騙されるもんか」としっかり褌締めなおしてしまうんですよ(笑)
2009/03/12(木) 15:55 | URL | mimu #-[ 編集]