身体の奥深くまで征服されて充溢感に喘ぐ――。
親友に失恋した夜、堅物編集の聡は野性的な色気に満ちた行きずりの男・マサヤと寝てしまう。誰の鼓動も感じたことのなかった内奥は、余すところなく探られ、与えられる甘やかな熱さに蕩けていく。ただ彼の唇の感触は知らないまま……。
一夜限りの遊び。身体に潜むふしだらな熱に気づかぬ振りで割り切ろうとした聡だったが、取材先でマサヤと再会してしまい!?
親友に失恋した夜、堅物編集の聡は野性的な色気に満ちた行きずりの男・マサヤと寝てしまう。誰の鼓動も感じたことのなかった内奥は、余すところなく探られ、与えられる甘やかな熱さに蕩けていく。ただ彼の唇の感触は知らないまま……。
一夜限りの遊び。身体に潜むふしだらな熱に気づかぬ振りで割り切ろうとした聡だったが、取材先でマサヤと再会してしまい!?
桐生将也(きりゅうまさや・28歳)×中原聡(なかはらさとし・28歳)
インテリアデザイナー×出版社編集
「ふしだらな微熱」雑誌掲載
「ふしだらな情熱」書き下ろしの二編。
失恋の痛みを紛らわせるために行きずりで寝た男と、仕事相手として再会し…というお話です。
「ふしだらな微熱」は、同性の友人・西野が結婚することになり大学以来8年越しの片思いが失恋に終わった日、声をかけてきた男と寝てしまい、後日、取材相手として再会するというものです。
桐生は聡と寝たあと連絡先を渡しており、聡が連絡をしなかったのは、臆病でマイナス思考な聡が踏み切れなかったから。
再会を喜ぶ桐生は、実に嬉しそうで、聡に「つきあって」とちゃんと言うのですが、有名なインテリアデザイナーであり、見た目もいい桐生が、平凡な自分に本気だとは聡には信じられない。
やがて、桐生が西野の友人であることを知ると、西野の差し金で桐生が声をかけてきたのではないか…などとありえない邪推をします。
「ふしだらな情熱」では、恋人同士になったものの、いったいいつまで引き止めておけるんだろう…とまたまた後ろ向きな聡。
自分はゲイだけれど、桐生はノンケ。桐生にお似合いの華やかで才能ある女性の存在まで現れ、週刊誌に二人の関係が噂される。
桐生に問いただすこともできないまま、聡は“終わった”と自己完結してしまいます。
二人の出会いからして、大変よくあるパターンです。
使い古されたような始まりから、どう捻ってくれるのかを期待したんですが、捻りはありませんでした。聡のマイナス思考も、ハマっていく迷路も、やはりお約束を辿っていきます。
どこかで見たような展開どおりに進んでいくので、先が見えてしまうというのは、ちょっと辛かったですね。
雑誌掲載分も読んでいないし、初めて読んだのに初めて読んだ気がしない。
あまりに書かれつくした型どおりで、残念ながら、面白いと感じるには、もう一声何かがないと…。
まだBLはハマり始めで…という方には、まさにこういうパターンの「基本」といった感じなので、とっつきやすいし、妙なクセもないし、よろしいと思います。
私は上級者ではないけれど、これでは物足りなかったなぁ。
インテリアデザイナー×出版社編集
「ふしだらな微熱」雑誌掲載
「ふしだらな情熱」書き下ろしの二編。
失恋の痛みを紛らわせるために行きずりで寝た男と、仕事相手として再会し…というお話です。
「ふしだらな微熱」は、同性の友人・西野が結婚することになり大学以来8年越しの片思いが失恋に終わった日、声をかけてきた男と寝てしまい、後日、取材相手として再会するというものです。
桐生は聡と寝たあと連絡先を渡しており、聡が連絡をしなかったのは、臆病でマイナス思考な聡が踏み切れなかったから。
再会を喜ぶ桐生は、実に嬉しそうで、聡に「つきあって」とちゃんと言うのですが、有名なインテリアデザイナーであり、見た目もいい桐生が、平凡な自分に本気だとは聡には信じられない。
やがて、桐生が西野の友人であることを知ると、西野の差し金で桐生が声をかけてきたのではないか…などとありえない邪推をします。
「ふしだらな情熱」では、恋人同士になったものの、いったいいつまで引き止めておけるんだろう…とまたまた後ろ向きな聡。
自分はゲイだけれど、桐生はノンケ。桐生にお似合いの華やかで才能ある女性の存在まで現れ、週刊誌に二人の関係が噂される。
桐生に問いただすこともできないまま、聡は“終わった”と自己完結してしまいます。
二人の出会いからして、大変よくあるパターンです。
使い古されたような始まりから、どう捻ってくれるのかを期待したんですが、捻りはありませんでした。聡のマイナス思考も、ハマっていく迷路も、やはりお約束を辿っていきます。
どこかで見たような展開どおりに進んでいくので、先が見えてしまうというのは、ちょっと辛かったですね。
雑誌掲載分も読んでいないし、初めて読んだのに初めて読んだ気がしない。
あまりに書かれつくした型どおりで、残念ながら、面白いと感じるには、もう一声何かがないと…。
まだBLはハマり始めで…という方には、まさにこういうパターンの「基本」といった感じなので、とっつきやすいし、妙なクセもないし、よろしいと思います。
私は上級者ではないけれど、これでは物足りなかったなぁ。
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