![]() | ひとりじゃ眠れない 響 高綱/御園えりい 白泉社 花丸文庫 2009-03-19 by G-Tools |
津田幸樹は父親が営む小さな家具工房で職人として働いている。そんな零細企業の津田家具店に名館と謳われるホテル・ハイペリオンから、ロイヤルスイート主寝室のベッド製作の依頼が舞い込んだ。
見積りを立てに出向き、ホテル社長の平井龍宏に会うが、彼はなぜかこの話を快く思っていないらしく、すげない態度で追い返されてしまった。
ある日、津田に家具の良さを知ってもらおうと幸樹が手を尽くして招待した工房で、見学中に平井が体調を崩してしまう。
実は平井は不眠症の悩みを抱えていて……?
見積りを立てに出向き、ホテル社長の平井龍宏に会うが、彼はなぜかこの話を快く思っていないらしく、すげない態度で追い返されてしまった。
ある日、津田に家具の良さを知ってもらおうと幸樹が手を尽くして招待した工房で、見学中に平井が体調を崩してしまう。
実は平井は不眠症の悩みを抱えていて……?
平井龍宏(ひらいたつひろ・35歳)×津田幸樹(つだこうき・24歳)
ホテル社長×家具職人
「ひとりじゃ眠れない」
「ふたりなら迷わない」の二編。
初めて読んだ作家さんかな?
家族のほかは従業員二名という零細企業とはいえ、そこそこの歴史を持つ津田家具店の息子で職人の幸樹は、高級ホテルのロイヤルスイートの主寝室のベッド制作の依頼を受けて当のホテルに出向くが、応対してくれた社長・平井は無愛想であまり話に乗り気でない。
平井の祖父が勝手に依頼した・・・というのがその理由だが、とりあえず見積もりを出すことに。
しかしほとんどの工程を精魂込めて手作りする津田家具店が出した見積りはかなりの高額で、平井にはけんもほろろに断られてしまう。
仕方がないと思いつつも、幸樹は何とか津田家具店の家具の良さを平井に知ってもらいたいと工房に招いたり、めったに予約の取れないことで有名な高級旅館にある津田家具店製のベッドを見せたりするが、そんな中、平井が実は不眠症に悩んでいることを知る。
一泊二日の接待の夜も、「どうせ眠れないから」と一晩中仕事をしようとする平井を無理矢理ベッドに押し込んだ幸樹はなりゆきで平井の隣に引っ張りこまれてしまうが、幸樹を隣にした平井はしばらくすると眠ってしまう。
「君がとなりにいると眠れるようだ」と、幸樹は平井から“添い寝”を頼まれ、平井からの呼び出しで平井に添い寝する日々を送ることになる・・・。
二人はノンケ同士のようですが、「添い寝」してればBLですからねぇ(笑)。
しかしきっかけはそういうことではなく、眠れるようになった平井からは次第に険が取れ、一緒に過ごす時間が増えたことで親しみも沸き、なんとなくお互いその気になったところで視察をいい訳に入ったラブホテルで・・・ということになってしまうのですが、二人ともまず先に気持ちを打ち明けるのを怠ったためにちょっと悩むことになる。
「ひとりじゃ眠れない」いい年したエリート社長と、「家具職人」がツボに嵌まりそうと思って買いました。
しかしそういう萌え要素とは別に、どうも展開に無理矢理感を感じて嵌まりきれなかったというか。
この程度、気にしすぎなのかなぁ・・・。
二人が出会って近づいていくきっかけがどれもこれも強引な気がして気になってしまった。
「ふたりなら迷わない」の方も、幸樹が平井にふさわしくないと悩む話なんですが、そう思うようになってしまうきっかけもやはり同様にしっくりこない。
見合いの話はともかく、幸樹の妹の「綺麗な手でいてほしい」発言が唐突だったせいもあるかも。
しかし職人というのはいいですねー。幸樹がホントに家具作りが好きというのが伝わってくるところは好きだったです。
ひとりじゃ寝れない社長が、不眠症というのもいいけど、添い寝して貰ってる時にもうちょっとこう子供っぽい仕草とかしてくれると可愛かったのに(笑。あくまで個人的萌え)。
ホテル社長×家具職人
「ひとりじゃ眠れない」
「ふたりなら迷わない」の二編。
初めて読んだ作家さんかな?
家族のほかは従業員二名という零細企業とはいえ、そこそこの歴史を持つ津田家具店の息子で職人の幸樹は、高級ホテルのロイヤルスイートの主寝室のベッド制作の依頼を受けて当のホテルに出向くが、応対してくれた社長・平井は無愛想であまり話に乗り気でない。
平井の祖父が勝手に依頼した・・・というのがその理由だが、とりあえず見積もりを出すことに。
しかしほとんどの工程を精魂込めて手作りする津田家具店が出した見積りはかなりの高額で、平井にはけんもほろろに断られてしまう。
仕方がないと思いつつも、幸樹は何とか津田家具店の家具の良さを平井に知ってもらいたいと工房に招いたり、めったに予約の取れないことで有名な高級旅館にある津田家具店製のベッドを見せたりするが、そんな中、平井が実は不眠症に悩んでいることを知る。
一泊二日の接待の夜も、「どうせ眠れないから」と一晩中仕事をしようとする平井を無理矢理ベッドに押し込んだ幸樹はなりゆきで平井の隣に引っ張りこまれてしまうが、幸樹を隣にした平井はしばらくすると眠ってしまう。
「君がとなりにいると眠れるようだ」と、幸樹は平井から“添い寝”を頼まれ、平井からの呼び出しで平井に添い寝する日々を送ることになる・・・。
二人はノンケ同士のようですが、「添い寝」してればBLですからねぇ(笑)。
しかしきっかけはそういうことではなく、眠れるようになった平井からは次第に険が取れ、一緒に過ごす時間が増えたことで親しみも沸き、なんとなくお互いその気になったところで視察をいい訳に入ったラブホテルで・・・ということになってしまうのですが、二人ともまず先に気持ちを打ち明けるのを怠ったためにちょっと悩むことになる。
「ひとりじゃ眠れない」いい年したエリート社長と、「家具職人」がツボに嵌まりそうと思って買いました。
しかしそういう萌え要素とは別に、どうも展開に無理矢理感を感じて嵌まりきれなかったというか。
この程度、気にしすぎなのかなぁ・・・。
二人が出会って近づいていくきっかけがどれもこれも強引な気がして気になってしまった。
「ふたりなら迷わない」の方も、幸樹が平井にふさわしくないと悩む話なんですが、そう思うようになってしまうきっかけもやはり同様にしっくりこない。
見合いの話はともかく、幸樹の妹の「綺麗な手でいてほしい」発言が唐突だったせいもあるかも。
しかし職人というのはいいですねー。幸樹がホントに家具作りが好きというのが伝わってくるところは好きだったです。
ひとりじゃ寝れない社長が、不眠症というのもいいけど、添い寝して貰ってる時にもうちょっとこう子供っぽい仕草とかしてくれると可愛かったのに(笑。あくまで個人的萌え)。