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ダブル
谷崎 泉著 / 小路龍流イラスト
幻冬舎コミックス
リンクスロマンス(2007.2)


無口で清楚な顔立ちの鴻上と明るい性格で精悍な容貌の村上は、爆弾事件をきっかけに恋人同士としてつきあうことになった。刑事という職業柄、なかなかゆっくりとした時間の取れない二人だったが、非番の日は仕事の合間を見つけては逢瀬を重ねていた。
そんな中、再び不可解な事件が起こる。
所轄内で変死体が発見され、急遽現場に向かう二人。
そこには思いもかけない事態が待ち構えていて…。
村上千夏(むらかみ・ちなつ)×鴻上優輔(こうがみ・ゆうすけ)
年齢は設定されていません。推定20代後半くらい。村上がひとつ年下。

「ダブル-犬も歩けば棒に当る-」の続編です。
「ダブル―論より証拠―」
「礒の鮑の片思い編2」の二編。

恋人同士となった村上と鴻上ですが、事件に追われなかなかゆっくりと二人で会うこともできません。
そんな時、村上と組む、前作で食中毒で入院した有田(ありた)の部屋で女性の遺体が発見されます。有田は身に覚えがないと弁明しますが、その遺体は、他の場所で見つかった男性の身元不明遺体と同じ特徴がありました。
目立った外傷はないものの、頭部が異常に膨らんで腫れていたのです。

その遺体を見た鴻上は、新型の覚醒剤の使用を疑います。
お話はこの事件を軸に進み、覚醒剤の出所と、鴻上が警視庁から研修の名目で千葉県警にやってきた理由が、その先で繋がっているようだというのが読み手にも朧にわかってきます。

前作で、いろいろとハッキリしないまま終わってしまったので、今回全てがあきらかになるのを期待していました。
ところが、こちら、まだ続くんですねぇ。
前作の謎は、ある程度の予想はつくようになってはきましたが、それでもハッキリ明らかにされないまま、今回も終わってしまいました。
それも、TVドラマなら、画面の端に「つづく」と出るような終わり方で。
なにぃ?と正直思いました。

なんとかなりませんかね、この思わせぶり。
そして、やはりグラつく視点にはなかなか慣れることができずにいます。

恋人同士の二人はラブラブ・・・と言いたいところですが、なかなか二人になれない上に、有田が邪魔して鬱陶しいったらありゃしない(笑)。
前作は、いろんな謎はともかく、二人の恋愛部分で十分楽しめたので、面白かったんですけどね。
そしていつの間にか二人の関係は、「いつか終わりがやってくる」という切ないものになっていたようで、え?いつそんな話になった?と首をかしげてしまいました。いろんなことを伏せているために、状況がとても飲み込みにくいです。

「礒の鮑の片思い編2」は、高校時代の二人のほのぼのラブエピーソード。

どちらかというと、今作は事件メインという感じでした。
しかし、それも明らかにならず、期待していたせいか、正直に言うと、ちょっと肩透かしでした。
こうなったら成り行きを見届けないと気がすまないので、また次回も読んでみます。
もうちょっと二人の恋愛部分も書いて欲しいし、これだけ思わせぶりに引っ張ってるんだから、何巻まで続くかわかりませんが、ちゃんとした説得力ある結末を望みます。
でないとキレて暴れます。
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