![]() | 茅島氏の優雅な生活〈1〉 遠野春日/日高ショーコ 幻冬舎コミックス ルチル文庫 2009-04-15 by G-Tools |
桁外れの資産家だが孤独な青年・茅島氏の心を初めて捉えたのは庭師の「彼」。
嵐の夜、突然アパートに押しかけてきて告白する茅島氏に、つい意地悪をしてしまう庭師だが、世俗にまみれない茅島氏の素直さに次第に惹かれてゆく。
美しいイングリッシュガーデンに囲まれたお屋敷を舞台に、庭師×主人の恋を描く人気作。
嵐の夜、突然アパートに押しかけてきて告白する茅島氏に、つい意地悪をしてしまう庭師だが、世俗にまみれない茅島氏の素直さに次第に惹かれてゆく。
美しいイングリッシュガーデンに囲まれたお屋敷を舞台に、庭師×主人の恋を描く人気作。
「茅島氏の優雅な生活」
「休暇の過ごし方」
「春の嵐」
「晩餐会と学友と奥庭」
「続・休暇の過ごし方」(以上1999年11月リーフノベルズ“茅島氏の優雅な生活1”)
「くちびるの快感」(同人誌掲載作品を大幅改稿)の六編。
つい最近、花音コミックスから麻々原絵里依さん画によりコミック化されました。
コミックはつい先日読みましたが、実はわたくし小説の方は初読みです。面目ない(^^ゞ
昔、年下攻にしか読みたくないというとても偏った嗜好の一時期があり、史堂櫂さん画の本を目に留めながらもスルーした覚えがハッキリあります(笑)
その後、いろいろ手当たり次第に読む時期があって、そしてまた最近は偏ってきてますが、今回読んでみると面白くて、却って今になって読んで良かったのかなと思います。
短編を集めた構成で、簡単には↑のあらすじの通りです。
広大な屋敷に住み、一生働かず優雅に暮らせるほどの資産を持った茅島家の当主・茅島澄人(かやしますみと・26歳)は、感情の起伏が乏しく何に対しても無関心。そのせいか人付き合いも好きではないしものぐさ。
究極のお坊ちゃまであり、どこか浮世離れした人物です。
そんな茅島氏が初めて興味を示し、やがて好きになってしまうのが庭師の男(31歳)。
不思議なことに、この男、名前がない。
育ちが良すぎる故の、常識ハズレの行動や素直さで庭師にしてみれば驚愕の告白をし、それからつきあいが始まりますが、やがて庭師も茅島氏の可愛らしさに惹かれるようになっていく。
恋人同士となって、庭師が茅島氏の豪邸に同居するようになるまでが本書ですが、時系列が前後していてちょっと変わった構成でした。
究極のお坊ちゃまの変人ぶりは、小林典雅さんの「棒投げ橋で待ってて」や凪良ゆうさんの「初恋姫」にもハマったように文句なく可愛かったですが、個人的にはなんと言っても「庭師萌え」(笑)。
1999年当時の私にはなかった萌え要素ですが、今はこれが私の心を掴んで離しませんね~。いいです、庭師(笑)。
イラストは日高さんの茅島が一番ツンとした感じ。
日高さんの画風はもともと好きなので文句はありませんが、麻々原さんも良かったですねー。昔はちょっと線が硬い?と思ったこともあったんですが、最近はそういう印象がなくなってきたような気がする。
コミックは1冊でおしまい?
ルチルではこのあとも刊行されるそうなので、楽しみです。
「休暇の過ごし方」
「春の嵐」
「晩餐会と学友と奥庭」
「続・休暇の過ごし方」(以上1999年11月リーフノベルズ“茅島氏の優雅な生活1”)
「くちびるの快感」(同人誌掲載作品を大幅改稿)の六編。
つい最近、花音コミックスから麻々原絵里依さん画によりコミック化されました。
コミックはつい先日読みましたが、実はわたくし小説の方は初読みです。面目ない(^^ゞ
昔、年下攻にしか読みたくないというとても偏った嗜好の一時期があり、史堂櫂さん画の本を目に留めながらもスルーした覚えがハッキリあります(笑)
その後、いろいろ手当たり次第に読む時期があって、そしてまた最近は偏ってきてますが、今回読んでみると面白くて、却って今になって読んで良かったのかなと思います。
短編を集めた構成で、簡単には↑のあらすじの通りです。
広大な屋敷に住み、一生働かず優雅に暮らせるほどの資産を持った茅島家の当主・茅島澄人(かやしますみと・26歳)は、感情の起伏が乏しく何に対しても無関心。そのせいか人付き合いも好きではないしものぐさ。
究極のお坊ちゃまであり、どこか浮世離れした人物です。
そんな茅島氏が初めて興味を示し、やがて好きになってしまうのが庭師の男(31歳)。
不思議なことに、この男、名前がない。
育ちが良すぎる故の、常識ハズレの行動や素直さで庭師にしてみれば驚愕の告白をし、それからつきあいが始まりますが、やがて庭師も茅島氏の可愛らしさに惹かれるようになっていく。
恋人同士となって、庭師が茅島氏の豪邸に同居するようになるまでが本書ですが、時系列が前後していてちょっと変わった構成でした。
究極のお坊ちゃまの変人ぶりは、小林典雅さんの「棒投げ橋で待ってて」や凪良ゆうさんの「初恋姫」にもハマったように文句なく可愛かったですが、個人的にはなんと言っても「庭師萌え」(笑)。
1999年当時の私にはなかった萌え要素ですが、今はこれが私の心を掴んで離しませんね~。いいです、庭師(笑)。
イラストは日高さんの茅島が一番ツンとした感じ。
日高さんの画風はもともと好きなので文句はありませんが、麻々原さんも良かったですねー。昔はちょっと線が硬い?と思ったこともあったんですが、最近はそういう印象がなくなってきたような気がする。
コミックは1冊でおしまい?
ルチルではこのあとも刊行されるそうなので、楽しみです。
この記事へのコメント
こんにちは、mimuさん。
「茅島氏」は大好きなお話なので、同人誌までしっかり持っています。
コミックは買いましたが、文庫本は知っているお話ばかりだったので、今回はスルーしました。
いや、茅島氏が可愛くてvv
育ちのいい人というのは、ここまで自分に素直に行動するものかと思いました。
そして、名前のない庭師の彼。確か弁護士資格も持っている頭のいい男なんですよね。なのにガテン職というのがいいですvv
茅島氏は本当はすごく孤独な人です。やっと愛する相手と暮らすことが出来て、幸せそうな茅島氏を見守る執事。このお話で、私の中には執事ブームが来ました(笑)。
文庫版は書き下ろし次第では、ゲットしたいです。
「茅島氏」は大好きなお話なので、同人誌までしっかり持っています。
コミックは買いましたが、文庫本は知っているお話ばかりだったので、今回はスルーしました。
いや、茅島氏が可愛くてvv
育ちのいい人というのは、ここまで自分に素直に行動するものかと思いました。
そして、名前のない庭師の彼。確か弁護士資格も持っている頭のいい男なんですよね。なのにガテン職というのがいいですvv
茅島氏は本当はすごく孤独な人です。やっと愛する相手と暮らすことが出来て、幸せそうな茅島氏を見守る執事。このお話で、私の中には執事ブームが来ました(笑)。
文庫版は書き下ろし次第では、ゲットしたいです。
2009/05/01(金) 15:21 | URL | 桃 #-[ 編集]
こんにちは、桃さん。
桃さんは茅島氏の大ファンでらっしゃるんですね。
私は存在は知っていましたが、当時食指が動かずそのままになっていて。
ルチルは友人が好意でいつも届けてくださるので今回初めて触れることができました。
当時すごく偏った読み方をしていたので、かえって今読んで良かったと思います。
茅島氏、凄く可愛かったvv
そして庭師にはすごく萌えました(笑)
ガテン萌えも昔にはなかったので、やはり私にとっては「今ならでは」なようです。
『1』は同人誌掲載作品は大幅に改稿されたようですが本文はまんまみたいですね。
今後、新に書き下ろしがつくと、既読の読者も楽しめますよね~!
桃さんは茅島氏の大ファンでらっしゃるんですね。
私は存在は知っていましたが、当時食指が動かずそのままになっていて。
ルチルは友人が好意でいつも届けてくださるので今回初めて触れることができました。
当時すごく偏った読み方をしていたので、かえって今読んで良かったと思います。
茅島氏、凄く可愛かったvv
そして庭師にはすごく萌えました(笑)
ガテン萌えも昔にはなかったので、やはり私にとっては「今ならでは」なようです。
『1』は同人誌掲載作品は大幅に改稿されたようですが本文はまんまみたいですね。
今後、新に書き下ろしがつくと、既読の読者も楽しめますよね~!
2009/05/01(金) 15:56 | URL | mimu #-[ 編集]
あっ!ここにもお仲間がいる~~とうれしくなりました。
私も昔手にとったときはなぜかダメだったんですよね。
未熟者だったんだと思います。
私も「棒投げ橋」や「初恋姫」でこういうキャラを受け入れる耐性ができたように思います。
これから2巻3巻と出るのが楽しみです。
私も昔手にとったときはなぜかダメだったんですよね。
未熟者だったんだと思います。
私も「棒投げ橋」や「初恋姫」でこういうキャラを受け入れる耐性ができたように思います。
これから2巻3巻と出るのが楽しみです。
こんにちは、ゆきのこさん。
「棒投げ橋」は読書嗜好の狭かった門戸が広がったころに読んでハマり、「初恋姫」は、こういう話を面白いと感じる今になって読んだというタイミングがありました。
『茅島氏』のようなタイプもですが、昔はガテン萌えも実はなかったので、私にとっては『茅島氏』はやはり「今でこそ」だったと思います。
今読んだらすげー面白くて(笑)
多くの方が「ああ、あれ、大好き!」と新装版を迎える中、遅れてきて「面白かったです」とコッソリつぶやくのが面目なかったですが、お仲間がいて嬉しいです!(笑)
「棒投げ橋」は読書嗜好の狭かった門戸が広がったころに読んでハマり、「初恋姫」は、こういう話を面白いと感じる今になって読んだというタイミングがありました。
『茅島氏』のようなタイプもですが、昔はガテン萌えも実はなかったので、私にとっては『茅島氏』はやはり「今でこそ」だったと思います。
今読んだらすげー面白くて(笑)
多くの方が「ああ、あれ、大好き!」と新装版を迎える中、遅れてきて「面白かったです」とコッソリつぶやくのが面目なかったですが、お仲間がいて嬉しいです!(笑)
2009/05/04(月) 11:13 | URL | mimu #-[ 編集]