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4344816862茅島氏の優雅な生活〈3〉
遠野春日/日高ショーコ
幻冬舎
ルチル文庫 2009-06-16

by G-Tools

風変わりな資産家・茅島氏とお抱え庭師の青年は秘密の恋人同士。夏休み、祖母の七回忌のため帰省する庭師にこっそりついてきてしまった茅島氏。庭師はやむを得ず実家に茅島氏を泊めることにしたが、今はまだ自分達の関係を家族に打ち明ける時期ではないと考える。しかし妹の倫子だけは何かを感じたようで!?
(単行本未収録短編も加えて文庫化)

「彼」×茅島澄人(かやしますみと)
庭師×主人

「彼と浴衣と線香花火」
「すれ違い」
「Anniversary」
「おともだち」
(以上2002年リーフノベルズ)
「茅島氏の誘惑と熱情」
(同人誌掲載作品を大幅改稿)

茅島氏の最終巻となりました。
「彼と浴衣と線香花火」
“彼”の帰郷に黙ってくっついていってしまう茅島氏。
茅島氏の姿を見つけた“彼”は怒って茅島氏の頬をぶってしまうのですが・・・結局致し方なく実家に連れ帰ることに。
両親や妹、義兄の前でいろいろ緊張しないこともないが、無意識なのか意識してか茅島氏を構い倒す“彼”にベタ惚れぶりが伺えました。

「すれ違い」
“彼”の実家から帰って少しした頃、なぜか茅島氏の“彼”への態度がよそよそしく。
「避けられている」と感じた“彼”は、もんもんとその理由を考える。
茅島氏が“彼”を避けた理由が、身もだえするほど可愛いです。

「Anniversary」
クリスマスに“彼”が休みをとって、初めて一緒に過ごすお話。
“彼”の誕生日が12月24日で、33歳になったことがわかりました(笑)
“彼”はかなりロマンティックだし、茅島氏はいかにもセレブなプレゼントでした(笑)

ここまで、三編、どれも“彼”が茅島氏に惚れきっているのが大変よくわかります。
「おともだち」は多分、時系列的に言うと、茅島氏と“彼”がつきあうようになって最初の頃だと思うんですが、この頃の“彼”と比べると上の三編からはそういう気持ちがすごく伝わってきます。
ちょっとこの話だけ、耽美というかユリな空気が漂っていて他と比べると雰囲気が違う。
茅島氏はその後もお医者さんとキスしたりしてるのかなぁ? そうは思えないんだけど。

「茅島氏の誘惑と熱情」は、私は読んでいませんが別レーベルの某倶楽部の方々が出演。
読んでないのでそういう意味での愉しみは私にはありません(笑)
同人誌掲載作品のようなので、遠野ファンへのサービスでしょう。

読めば読むほど茅島氏の可愛らしさに釘付けになりました。
“彼”が茅島氏を本当に大切に想うようになってくれて、茅島氏のために、とてもウレシイ。
三巻目でやっと二人で登場した表紙が、象徴的でこっちも思わず微笑んでしまいそう。
個人的なところで“彼”の肌の色が茅島氏に比べて日焼けしていて、ステキvです(笑)
あ~、いいシリーズだった!
コメント
この記事へのコメント
こんにちは~みむさん!

我家にもやっと3巻そろいましたよ。いつでも一気読みが出来る状態なんですけどね~。
やはりなかなか読書時間が確保できないのが悩みですね(泣)

まあ、焦らず、ゆっくりと3冊をまとめて読む事にします~!!
ふふ・・・楽しみだな(笑)
2009/06/30(火) 18:09 | URL | 水月 #/fVvPWuA[ 編集]
>水月さん
こんにちは、水月さん~。

面白いから早く読みなよ(笑)
というのは冗談ですが、それぞれ短編になってるので読みやすいですよ。
今は夏休みに向けて忙しいからちょっと時間も取りづらいかもしれないですね。

でも水月さんも楽しめると思いますよv
早く読書の時間が持てるといいですね~。
2009/07/01(水) 09:29 | URL | mimu #-[ 編集]
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