![]() | 共同戦線は甘くない! 鳩村衣杏/桜城やや 徳間書店 キャラ文庫 2009-06 by G-Tools |
同い歳で同じ名前、なのに顔も成績も女子の人気も負けっぱなし!?
浅羽佑が仕事先で再会したのは、大学時代のライバル・柘植匡。二度と会いたくない男だったのに、業務提携で新商品の開発をすることに!! しかも手違いで同居するはめになり!?
意外と天然で男気もあるけれど、料理も掃除も全くダメ――初めて知るライバルの素顔に惹かれ始めて!?
浅羽佑が仕事先で再会したのは、大学時代のライバル・柘植匡。二度と会いたくない男だったのに、業務提携で新商品の開発をすることに!! しかも手違いで同居するはめになり!?
意外と天然で男気もあるけれど、料理も掃除も全くダメ――初めて知るライバルの素顔に惹かれ始めて!?
柘植匡(つげたすく・35歳)×浅羽佑(あさばたすく・35歳)
大手製パン会社開発宣伝課長×洋菓子店営業課長
大学の元同級生、再会ものです。
大学時代、容姿良し頭良し女子にモテモテで“ミスター・キャンパス”だった柘植。
負けず嫌いの和泉はそれだけでも柘植が気に入らなかったが、和泉の好きな女性と柘植がつきあっていることを知り、それは頂点に達する。
卒業後は柘植に会うこともなく、伯父が遺した洋菓子店に就職した和泉は現在は営業課長として働いている。といっても店は大きなものではなく、和泉の伯父と親友が興した小さな店だが、現在は本店と支店の二店舗を構え、「町のケーキ屋さん」ながらスイーツ好きの間では知る人ぞ知る隠れた名店となっている。
そんな洋菓子店「フォンテーヌ」に大手製パン会社から共同開発の声がかかり、和泉とパティシエの薫(かおる・男)は東京に上京するが、製パン会社で担当替えがあり、待っていたのが、あのにっくき柘植だった、というわけです。
名前も同じ、役職も同じ、だけど会社の規模は全然違うし和泉の好きな女性とつきあって結婚したにも関わらず離婚・・・と和泉の敵意は益々つのる。
しかし和泉と薫が二週間滞在するために会社側が用意してくれた寮が手違いで一部屋しか用意できず、和泉は柘植のマンションで同居するはめになるというお約束。
ところが一歩部屋に足を踏み入れると・・・汚部屋というほど不潔なものではないが、激しく散らかった部屋。
完璧だと思っていた男の意外な一面を、和泉はどんどん知ることになる。
柘植の意外に駄目な部分、仕事をする姿勢や気配りに、感心したり自分にないものに気づいたりして、負けず嫌いに火がつくと同時に「一緒に仕事をしたい」「ライバルでいたい」という気持ちもつのっていく。
久しぶりに普通のリーマンものを読んだ気がします。
やっぱ、落ち着く(笑)
大学でたまたま一緒になった二人の男が別々の人生を歩み、35歳になって再会して仕事を通してぶつかり合う。
それぞれのフィールドに立って、意見が違ってぶつかることになったり協力したり、ちゃんと仕事してるのがいいですね。
柘植は浅羽の目には非の打ち所がない男のように見えていますが、BLには多いタイプの完璧傲慢男ではなくごく普通の悩んだり失敗したりビビったり影で努力したりする男で、私はそういうところが好きでした。
二人とも近くにいそうな、普通の男性という気がします。
浅羽は結局自分ひとりが「柘植に負けたくない」と騒いでるだけだったような気がします。
「女房妬くほど亭主もてもせず」という言葉を思い出しました。この場合と意味は全然違うけど(笑)
浅羽は柘植を奉り上げていた分「なんだ」と思うところもあるわけですが、そうやって落ちてきて(?)も尚、すごいなと思ったり尊敬できたりする部分を発見して惹かれていくというのはいいんじゃないかなと思う。
今、「こういうことなんだろう」という感じた方向で感想を書いていますが、実際は恋愛面はちょっと弱いんじゃないかなと思います。
お互いに惹かれていく過程は想像できるけど根拠が弱いというか。
一歩間違うと「大親友」になりそうだよね。
あ、間違ったから恋人になったのか。
で、気になるのは冒頭からスピンオフの匂いがプンプンすることです。
パティシエの小清水薫(こしみずかおる)と、柘植の部下・仙達郁(せんだつかおる)。彼らも名前が一緒じゃん!(笑)
ツンデレ風の郁と、大型ワンコ風の薫。
名前繋がりシリーズ。
後半、二人が影でこそこそしているので(笑)決まりですね。
おっきな身体で繊細なスーツをつくる純朴な青年・薫がツボな気がするので楽しみです。
大手製パン会社開発宣伝課長×洋菓子店営業課長
大学の元同級生、再会ものです。
大学時代、容姿良し頭良し女子にモテモテで“ミスター・キャンパス”だった柘植。
負けず嫌いの和泉はそれだけでも柘植が気に入らなかったが、和泉の好きな女性と柘植がつきあっていることを知り、それは頂点に達する。
卒業後は柘植に会うこともなく、伯父が遺した洋菓子店に就職した和泉は現在は営業課長として働いている。といっても店は大きなものではなく、和泉の伯父と親友が興した小さな店だが、現在は本店と支店の二店舗を構え、「町のケーキ屋さん」ながらスイーツ好きの間では知る人ぞ知る隠れた名店となっている。
そんな洋菓子店「フォンテーヌ」に大手製パン会社から共同開発の声がかかり、和泉とパティシエの薫(かおる・男)は東京に上京するが、製パン会社で担当替えがあり、待っていたのが、あのにっくき柘植だった、というわけです。
名前も同じ、役職も同じ、だけど会社の規模は全然違うし和泉の好きな女性とつきあって結婚したにも関わらず離婚・・・と和泉の敵意は益々つのる。
しかし和泉と薫が二週間滞在するために会社側が用意してくれた寮が手違いで一部屋しか用意できず、和泉は柘植のマンションで同居するはめになるというお約束。
ところが一歩部屋に足を踏み入れると・・・汚部屋というほど不潔なものではないが、激しく散らかった部屋。
完璧だと思っていた男の意外な一面を、和泉はどんどん知ることになる。
柘植の意外に駄目な部分、仕事をする姿勢や気配りに、感心したり自分にないものに気づいたりして、負けず嫌いに火がつくと同時に「一緒に仕事をしたい」「ライバルでいたい」という気持ちもつのっていく。
久しぶりに普通のリーマンものを読んだ気がします。
やっぱ、落ち着く(笑)
大学でたまたま一緒になった二人の男が別々の人生を歩み、35歳になって再会して仕事を通してぶつかり合う。
それぞれのフィールドに立って、意見が違ってぶつかることになったり協力したり、ちゃんと仕事してるのがいいですね。
柘植は浅羽の目には非の打ち所がない男のように見えていますが、BLには多いタイプの完璧傲慢男ではなくごく普通の悩んだり失敗したりビビったり影で努力したりする男で、私はそういうところが好きでした。
二人とも近くにいそうな、普通の男性という気がします。
浅羽は結局自分ひとりが「柘植に負けたくない」と騒いでるだけだったような気がします。
「女房妬くほど亭主もてもせず」という言葉を思い出しました。この場合と意味は全然違うけど(笑)
浅羽は柘植を奉り上げていた分「なんだ」と思うところもあるわけですが、そうやって落ちてきて(?)も尚、すごいなと思ったり尊敬できたりする部分を発見して惹かれていくというのはいいんじゃないかなと思う。
今、「こういうことなんだろう」という感じた方向で感想を書いていますが、実際は恋愛面はちょっと弱いんじゃないかなと思います。
お互いに惹かれていく過程は想像できるけど根拠が弱いというか。
一歩間違うと「大親友」になりそうだよね。
あ、間違ったから恋人になったのか。
で、気になるのは冒頭からスピンオフの匂いがプンプンすることです。
パティシエの小清水薫(こしみずかおる)と、柘植の部下・仙達郁(せんだつかおる)。彼らも名前が一緒じゃん!(笑)
ツンデレ風の郁と、大型ワンコ風の薫。
名前繋がりシリーズ。
後半、二人が影でこそこそしているので(笑)決まりですね。
おっきな身体で繊細なスーツをつくる純朴な青年・薫がツボな気がするので楽しみです。
この記事へのコメント
こんにちは、mimuさん。
確かに、名前繋がりシリーズになりそうですね(笑)。
仕事の話は面白かったものの、いつ恋愛モードになるのかとハラハラしました。ベタに甘いカップルではないけど、私にはこれくらいがちょうどいいかも。
ちなみに、浅羽の性格では、きっといつまでたっても結婚は難しいだろうと思うので、柘植とくっついて正解だと思われます(笑)。
確かに、名前繋がりシリーズになりそうですね(笑)。
仕事の話は面白かったものの、いつ恋愛モードになるのかとハラハラしました。ベタに甘いカップルではないけど、私にはこれくらいがちょうどいいかも。
ちなみに、浅羽の性格では、きっといつまでたっても結婚は難しいだろうと思うので、柘植とくっついて正解だと思われます(笑)。
こんにちは、桃さん。
私も浅羽がフラれる理由はわかるような気がします(笑)
パンとケーキは似て非なるもので、それぞれの立場や矜持の違いがよくわかって面白かったです。
あえて言えば恋愛面は弱いような気がする…という程度でそれも気になるほどではなかったんですけどね。
パティシエ君が私のタイプ(笑)な気がするんで、続きが愉しみですv
私も浅羽がフラれる理由はわかるような気がします(笑)
パンとケーキは似て非なるもので、それぞれの立場や矜持の違いがよくわかって面白かったです。
あえて言えば恋愛面は弱いような気がする…という程度でそれも気になるほどではなかったんですけどね。
パティシエ君が私のタイプ(笑)な気がするんで、続きが愉しみですv
2009/07/22(水) 09:19 | URL | mimu #-[ 編集]