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434481715Xそれすらも愛のせい
高岡ミズミ/桜城やや

幻冬舎コミックス
ルチル文庫 2009-07-15

by G-Tools

ひとりきりの祐司を拾ってくれた九つ年上の綺麗な人――それが夏生だった。
ふたりはやがて秘密の関係となり、同居を始める。
成長した祐司は、八年を経てもなお美しい同居人を抱きしめたいと切望するが、夏生は冷たく拒絶するばかりか、いつしか笑顔すら見せてくれなくなっていた。
己の衝動を持て余し、家を出ようと決意した祐司に夏生は・・・?
津川祐司(つがわゆうじ・21歳くらい)×沢村夏生(さわむらなつお・29歳)
大学生×フリーライター

「それすらも愛のせい」(同人誌収録大幅加筆修正)
「恋になる瞬間」(書き下ろし)の二編。


二人の年齢差は9歳で、元々同人誌では「成長して攻受逆転」がテーマだったそうだが、商業誌となって“大人の事情”とやらでその辺はほぼ完全に伏せられてしまっています。
おのずとテーマも変わってしまい、気持ちの抵抗激しい年上の受けを、年下が押し切るお話になっている。

両親を亡くして一人だった夏生が、やはり家族に恵まれない祐司(当時中学生)と知り合い親交を始め、祐司の祖父母が亡くなったのを機会に同居を始める。
夏生はゲイで、祐司がまだ中高生の頃に関係を持ち始め、その頃は攻受が逆だったとは、ひとことくらいしか書いてない。

そこから数年経ち、祐司は夏生より体格的にずっと大きく逞しく成長し、夏生を抱きたいと思うようになる。
ところが、夏生の態度は気がついたときにはとても冷淡なものになっており、抱かれるとか抱くとか以前に、顔を合わせるのも嫌がられているように祐司には思える。

なぜ夏生はそのように態度を変えたのか?
祐司が10代だったころに夏生のしたことは、書かれていないが普通に考えたら問題ありそうだから年齢を重ねて倫理観に目覚めてしまったのか、他にも30になろうとする自分とまだ二十歳そこそこの祐司の年齢差や将来を考えて・・・などもよくある理由だけれど、夏生の場合はどっちにも当てはまらない。

そして夏生の悩む理由が、なんかよく理解できなかった私(笑)。
夏生の考える「家族」の形はわかるけれど、「家族の形」はひとつではないし、男同士の家族が愛し合って何が悪い?という感じです。
それが二人の形だったはずだし、他のものにしようとするのは不自然なのに手放すのはイヤというのは複雑過ぎました。
理解できないといえば、書き下ろしの方も夏生が何に引っかかっているのかあんまり理解できなかったな。

「大人の事情」のせいで、いろいろ無理が出たんでは?という気もしないでもないです。
同人誌を拝見していないのでどの程度変えたのかわかりませんが、これで良かったんでしょうか。
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