FC2ブログ
BL読書感想日記※※※ 詳しくはカテゴリーの「このブログについて」をご覧下さい。

2018/081234567891011121314151617181920212223242526272829302018/10

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
4592850521夜明けには優しいキスを
凪良ゆう/高階佑
白泉社
花丸文庫BLACK 2009-07-17

by G-Tools

朝なんて来ないと思ってた――。
フリーターの西塔要はある秘密を抱え、自分には幸せになる権利はないと日々ひっそり生きていた。
バイト先に無茶なシフトや恋人の加瀬からの暴力すら黙って受け入れる要を、バイトの後輩である池上公平はなにかと気にかけてくれる。
最初は苦手だったのに、公平の明るさと優しさに触れるうち、要は次第に惹かれていく。
けれど受け入れられない。公平を好きになってはいけない。
過去の秘密が要を縛りつけ、二人の仲を疑う加瀬の執着もエスカレートしていき・・・!?
池上公平(いけがみこうへい・25歳)×西塔要(さいとうかなめ・27歳)

フリーターの労働組合に加入していて、ドヒン連合会(全日本ど貧連合会)のメンバーとしてデモに参加する攻め。
受けは過去に訳あり。
確かに悪い部分もあったとはいえ、全部責任を負わされるにはかわいそう過ぎる、ある事件の“加害者”という負い目を負わされている。
そのせいで、「自分に幸せになる権利はない」と、愛してもいない恋人・加瀬のDVも甘んじて受け、「蟹○船」並みの過酷な労働にも黙って耐え、それが自分にはふさわしい・・・と自虐の極み、どん底である。

そんな要に、明るく真っ直ぐ前向きな公平が避けられても断られてもぶつかっていく。
暗闇にいたがっている人には太陽の光は時としてウザくて迷惑なもの。
だけど読んでて思ったけど、これだけ拒絶しても手を伸ばしてくれる人って普通はいない。要は恵まれているってこと。
いや、そうでなきゃ始まらないけど(笑)。

「DV」を扱っており、文字通り“痛い”と覚悟して読んだけれど、実際は構えたほどでもなかった。
理由としては、まず本命カップルのDVではないこと。
次に高階さんのイラストの加瀬がハンサムなこと(これは結構デカい。笑)
そして、作者が加瀬と言う人物の哀しみをきちんと書いていて、そのイタさがちゃんと伝わってくるからだと思う。
この人はコメディも面白いけど、こういうシリアスもちゃんと抑えてて凄いですよね。

「書く機会がない」とおっしゃっているけれど、私は加瀬の幸せな姿を是非見たいと思うぞ(笑)。そう思った人は多いんじゃないかな。
加瀬をそういう人物に書いたのは凪良さんの手柄ですよね。
コメント
この記事へのコメント
こんばんは~!

このお話。ちょっと気になりますね。きちんと登場人物の感情を書かれた作品は好きです。
それに、イラストが高階さんというのも気になるな~!

また、次回お願いするかもしれませんが、その時はよろしくです。
2009/08/24(月) 00:41 | URL | 水月 #/fVvPWuA[ 編集]
>水月さん
こんにちは、水月さん。

高階さんのイラストでイメージが助けられるというのは大きいですよね。
ただ高階さんは私も大好きだけど、顔の区別がつかなかったりするんだよな・・・(^^ゞ

次回了解です。
DVだけど、そんなに気にならないと思いますよ!
2009/08/24(月) 08:12 | URL | mimu #-[ 編集]
こんばんは!mimuさん。
コメントにお邪魔するのとっても久しぶりです。
ウチのPCが調子悪いので、手短に。

>加瀬をそういう人物に書いたのは凪良さんの手柄ですよね。

この一言に大きく頷いてしまいました。
決して暴力を許容する訳では無いけれど、加瀬の心の捻じれ方には彼なりの筋があって、背景があって、(同情ともまた違うのですが)加瀬の悲運と要の悲運が重なり合うことで、そこに公平が割り込んでくることで、二人とも人間的に大きく成長できる局面が生じる瞬間(ターニングポイント)がこの作品の最大の魅力かもしれません。
ギリギリまでどっちを(何を)選ぶのか分からない緊張感もありましたし。
そして、私的には加瀬は“受け”に廻れば、存外あっさり彼が焦がれて止まなかった“幸福”が手に入るんじゃないかと睨んでます。
本当に、スピンオフが読みたいです。

ではでは!
2009/08/24(月) 20:47 | URL | tatsuki #1AqkR7Yg[ 編集]
>tatsukiさん
こんにちは、tatsukiさん!

こちらこそご無沙汰のご無礼お許し下さい。
暴力を振るう男は大嫌いなんですが、加瀬の場合、それを認めるんじゃないけれども抱えている傷の深さや痛みが感じられて、生半可なものでは癒されないジレンマが伝わってきました。
だから自分から要の元を離れることができたことが印象深く、加瀬を糾弾するのではなく、未来が見たいと思わせてくれたんだと思います。
加瀬は「受け」ですか?
それは考えてみませんでした!(笑)
でも、加瀬は愛されて可愛がられるのがいいのかもしれません。

PC私も調子が悪いんですよー。
キーボードの「O(オー)」が死にそうです・・・。
2009/08/25(火) 11:09 | URL | mimu #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。