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マリンポリスは恋に濡れそぼつ
葉月 宮子著 / かなえ杏イラスト
プランタン出版
プラチナ文庫(2007.2)


海上保安庁の新米潜水士・一海は、バディの蒼海に現場で邪魔とばかりに扱われ、自身のひたむきさまで嘲られ大激怒。
だが夜ごとうなされる彼が、潜水士を辞めたがっていると気づく。
本当は彼が任務を愛していると痛感し、そんな彼に憧れる一海は、どうにか疵を癒したかったけれど、蒼海は「だったら慰めろよ。お前の身体で」と強引に貫いた。
陵辱のような愛撫。それでも荒んだ彼の眼差しに一海は哀しみを隠し通した。
そして痛めつけられた体で訓練に出るが…。
蒼海俊介(あおみしゅんすけ)×茉莉邑一海(まりむらかずみ)
同い年、26歳くらい。

海上保安大学卒業後、小樽に三年勤務し、念願の潜水士になって半年後、一海は横浜へと異動になります。
そこで出会ったのが、大学時代、ともに学び同じ寮の部屋で暮らした蒼海。学生時代、いつもトップの成績を取っていた蒼海は、万年二位の一海のライバルでしたが、それ以上に、気の合う仲間であり一海の憧れでした。

久しぶりの再会を喜ぶ一海ですが、蒼海の態度は冷淡でそっけなく、一海を馬鹿にしてきます。勤務する巡視船内では、蒼海と同室、しかもバディとして組まされるのですが、昔とは変わってしまった青海の口から出るのは、一海を見下した言葉や冷淡な皮肉ばかり。
腹を立てた一海と殴り合いの喧嘩にまでなってしまいます。
そんな中、同室の蒼海が就寝時、何かにうなされていることに気づくのですが、後日、大学時代の友人と会った際、一海はその原因を知ることになります。

大学卒業後、長崎に配属になった蒼海は、そこで組んだ先輩バディを事故で亡くしていて、それを未熟な自分のせいだと責めていたのです。
一時は仕事を辞めようとしたものの、引き止められて横浜に配属になりますが、それ以来人が変わったようになってしまったんですね。
蒼海が傷ついていることを知った一海は、なんとか彼を癒したいと、蒼海に邪険にされても何を言われてもめげずに、蒼海にまとわりつき、彼を慰めようとします。

やがて、蒼海の心も解れ、少しずつ二人の間には大学時代と同じような、お互いを理解しあう空気が漂うようになっていきます。
そしてお互いへの信頼や、自分にないものを持っている相手への憧れが、恋であったことを認め合い、二人は結ばれる。
しかし、そんな時、仲間の巡視船で、救助活動の際、潜水士が一人行方不明になり、後日遺体で発見されるという事故が起こります。

自分に起きたことと重ね合わせた蒼海は、再び荒み始めてしまいます。
そして一海が、自分が同じ経験をしたということを知っていたと聞き、一海の気持ちを「同情だったのか」と激怒。
一海の気持ちを無視した一方的な行為が毎晩繰り返されるようになってしまいます――。


海上保安庁、潜水士とくれば、○猿ですね。
ブームに乗ったというんでしょうか。
まわりは青い海で巡視船という閉鎖された舞台、制服とか潜水服とか、そういう小道具以外にも、男同士二人一組になって仕事を行うとか、船内の部屋は四畳半に二段ベットの二人部屋という狭さだとか、確かにおいしそうな素材はゴロゴロしておりました。萌えの材料には事欠かないという感じです。
○猿に萌えたかたもいらっしゃるでしょうし(笑)
こちらは感動はさっぱりありませんが、巡視船に乗って訓練をしたり、救助活動という危険な仕事に従事する男たちの、仕事の雰囲気の一旦は味わえたと思います。
萌えな小道具に加え、Hもいっぱいですから、BLという観点から見たら楽しめる作品だったと思います。

と言っても、船室は言うに及ばず、シャワーブースでまでイタしており、しかも四畳半の二段ベッドの下の段で毎晩ヤらかすというのは、訓練や勤務で洋上に出てる身としてはどうなんだ?とツッコミたい気持ちはあります。仕事に支障がでるなんてもっての他ですしね。ところかまわずイチャイチャしたり、嬌声を上げているようでは、仲間に知れ渡るのも時間の問題でしょう。
しかし社長と秘書が会社内でやらかしたり、時には総理と議員がそんなことになったりしてる世界なので、突っ込みだしたらキリがないんですけど。

傷持ちの攻めなんですけど、蒼海の気持ちはよくわかりますが、お話内では一海の一生懸命さや健気さや頑張りに比べ、蒼海の方は、荒んだ心を持て余しての八つ当たりばっかりになってたのが、ちょっといいところなくてイマイチだったです。

個人的にはそこそこ楽しんだんですが、あともう一息なんかピリッと締まると良かったんですけどね。
前半はそうでもないんですが、中盤からHばっかりな気がしました。
このままではHの合間に仕事をしてるようになってしまうので、ちょっと自粛したほうがよろしいかと思います。
こんなバカップル、周りも迷惑でしょうし、でないと船を降ろされちゃいますよ。

携帯サイトでこのあとのお話が連載されていたようですね。今は読めるのかどうか?

そうそう余談ですが、かなえ杏さんのイラスト、先日も「受けの胸がAカップだ」とここで申し上げましたが、今回もまた妙に膨らんでるように見えるんですよね。
先日ほどあからさまなイラストはないので、あれほどではないものの…。
イラストのお名前を見て、「さて今回はどのくらい膨らんでるか」と確かめるのが密かに楽しかった。
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