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4403522238スリープ
砂原糖子/高井戸あけみ
新書館
ディアプラス文庫 2009-09-10

by G-Tools

睡眠障害のナルコレプシーを患っている倉知。ところ構わず襲ってくる発作的な眠気のため、生活に支障を来すことの多い倉知をフォローしているのが、同級生で同じマンションの住人でもある上木原だ。理由は退屈だから。上木原は不眠症で長い夜を持て余していた。
だがいい加減で本音を覗かせない上木原が自分に構う本当の理由、倉知はそれが知りたかった――。
心に闇を抱く二人の、癒やしと再生の物語。
上木原喬(かみきはらたかし)×倉知馨(くらちかおる)
高校二年、同級生。

不眠症、ナルコレプシーとそれぞれ睡眠障害を持っている。
馨はナルコレプシーと同時に関係症状のひとつ情動脱力発作(カタプレキシー)も併発しており、突然の眠気に抗えず居眠りを繰り返したり激しい喜怒哀楽によって脱力発作を起こしたりしてしまう。
そんな馨に上木原はマメに付き添い、登下校を一緒にしたり眠り込んでしまった馨をおぶって帰ったりしている。
上木原は不眠症を患っており、「時間をもてあましていて暇だから」というのが理由で。

馨は父を亡くし精神的に問題があるらしい母は外国暮らし。伯父と一緒に暮していたが伯父も亡くなり現在は学校の保健医の従兄と暮している。
上木原は両親を亡くしているが、遺産のマンションの屋上に建つプレハブ小屋でひとり暮らし。馨が住む部屋も上木原のマンションである。

病の原因となっただろう過去が二人それぞれにあって、それはかなり重い。
心的はもちろん多分性格的にも周囲に友好的ではない二人で、10代の病を抱える少年たちを守ったり癒したり慰める場所が二人ともにない。

二人に頼ったり甘えたりする場所がなく、展開にホッとできる箇所がないので、読んでて物凄く気が重かった。
傷ついた二人がすれ違いを越えて心を通わせる話だけれど、最後まで読んでも普通のBLのように「両思いになりました。めでたしめでたし」と言うわけにもいかない気がする。

恋愛が成就するということが大方のBL小説の目標だとすると、その目標はクリアしているが、この二人はそれだけでいいというわけにはいかないとどうしても思ってしまう。
話の中では病が治るわけではなく(わずかな希望は感じられるが)だとすると今後もたくさんの困難を抱えているわけで、頼れる大人もおらず、恋愛成就という枠だけ完結できるわけがない・・・とどうせ作り物だからとは言っても、不安が残ってしまったのでした。

シリアスな砂原さんなので、コメディのつもりだとビックリします。
確かに真面目な話も書く人でしたけど、ちょっとイメージが違うと感じるかもしれません。
コメント
この記事へのコメント
こんばんは~みむさん!

これ、予約してあります。もうすぐ届くかな?
内容も知らずに予約してしまいましたが、かなり重い内容のようですね。このお話は、気分が軽い時に読む事にします。って・・いつになるんだ?(笑)
2009/09/26(土) 01:07 | URL | 水月 #/fVvPWuA[ 編集]
>水月さん
こんにちは、水月さん。

物凄く重い書き方をしているわけではないですが、主人公の背負ってるエピソードは普通に重いと思います。
なんと言っても10代で精神的に病を持っているのに誰も頼れる大人がいない・・・ってとこが心配させられますね。
自分の子と言ってもおかしくない年だからさぁー(笑)
どうしても現実的に心配が先にたってしまいますわ。
2009/09/26(土) 14:02 | URL | mimu #-[ 編集]
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