FC2ブログ
BL読書感想日記※※※ 詳しくはカテゴリーの「このブログについて」をご覧下さい。

2018/101234567891011121314151617181920212223242526272829302018/12

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
486263673Xはつ恋
榎田尤利/小山田あみ
リブレ出版
ビーボーイノベルズ 2009-10

by G-Tools

事故が原因で2度目の高校生活を送る久我山。大人びて冷めた瞳の久我山に、担任の曽根は親身になってくれる。
うっとうしい教師だったはずの曽根を知るにつれ、その甘い声をもっと聞きたくなってしまう久我山。
胸が痛むほどのこの想いに名前があるとすれば――恋。
しかし曽根には恋人がいるうえ、自分はただの生徒にすぎないと知り……。
それでも彼を守りたい。
未来を変えるために、今、恋をする。
久我山功(くがやまこう・31歳)×曽根暁芳(そねあきよし・38歳)
弁護士×教師


あらすじを見るとそうとは気づかなかったのでちょっとびっくり、「ファンタジー」でした。
冒頭から、受けの葬式だし。
しかし、さすが榎田さんだなぁと感心。
面白かった。

弁護士の久我山は、自己中心的で傲慢で冷めた男。
ある日、友人に高校時代の担任の通夜に誘われ渋々出かける。
遺影を見ても久我山は何の感慨も沸かない。
死んだ担任のことはほとんど覚えていないが、「気持ち悪い」と思っていたことは漠然と覚えている。

同僚に対してもキャバクラのお姉ちゃんに対しても、依頼者に対しても、昔の友人に対しても、その外面とは違って久我山の考えていることは冷淡で、大変イヤなやつ。
そんな久我山が通夜の翌朝目覚めると、なぜか周囲も自分も17歳の頃に戻っており、久我山の中身だけが実年齢の「31歳」のまま、過去の世界に放り出されてしまう。

なにが起こったのかわからないまま、周囲に合わせ高校生活を送る久我山。
通夜に行ったはずの担任は当然生きており、遺影よりもずっと若い容姿で目の前に現われる。

過去をもう1度見ることによって、読者にも久我山の抱えていた背景がよくわかるようになってくる。
そして、17歳の久我山には気づけなかったことが31歳の久我山の目には見えたり、違ったものに見えたりしてくる。
その辺りの相違や変わっていく様は「いかにも」という感じで、さすがだと思う。
31歳の大人な精神が、17歳の制御できない熱を持て余すところも細かいところだけど面白い。

ろくでなしな男が、曽根に恋をして人を好きになることを知り、胸の痛みや人の弱さを実感として知って変わっていくわけですね。
未来に曽根が亡くなってしまうことを久我山は知っているわけで、締めまで気になってしょうがないです。
最近は本を読むのに数日かかってしまう私なのですが、これは一気に読んでしまった。
高校生の久我山が曽根とラーメンを食べに行く、あの交差点のシーン、意識を失う直前のくだりなんか、もう泣きそう。

ハッピーエンドで良かったですよね。
ファンタジーだから理詰めでこの現象を解き明かそうとするのはあんまり意味はないのですが、しかし、これはあれかな。神様のプレゼント。
コメント
この記事へのコメント
こんばんは~みむさん!

これ、手元に届いているのですが・・いつ読めるのか?(笑)
って・・・「ファンタジー」なの?
ん?ああ・・みむさんの感想を読んでいたら・・理解出来てきたかも!
なるほど、2度目の高校生活って。
未来を変えるためにって・・!
(私が予想している事が当たりだといいな~!)
まあ、榎田さんだから安心して読めそうですけどね。
なるべく早目に読めるように頑張ろう~!!
2009/11/02(月) 03:47 | URL | 水月 #/fVvPWuA[ 編集]
>水月さん
こんにちは、水月さん。

私もまだ読んでいないのを通り越して先に読んでしまいましたよ(笑)

内容ちょっとわかっちゃいました?
でも隠されているわけではないので、問題ないと思いますが~(笑)
ファンタジーですが、そういう部分がどうと言うより人物の気持ちの変化とか、そういうところが面白いので気にならないと思います。
最近めっきり読書が捗らないんですけど、1日で読んじゃいましたv
2009/11/02(月) 10:52 | URL | mimu #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://0hz.blog112.fc2.com/tb.php/1126-291a4421
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。