FC2ブログ
BL読書感想日記※※※ 詳しくはカテゴリーの「このブログについて」をご覧下さい。

2018/081234567891011121314151617181920212223242526272829302018/10

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
4829624620お医者さんにガーベラ
椹野道流/黒沢 要
フランス書院
プラチナ文庫 2010-01-08

by G-Tools

自他共に厳しい医師の甫は、溺愛する弟と恋人になった部下の仲を見せつけられ、やけ酒で泥酔した。路上で寝込んだところを生花店店主の九条に拾われた甫は、「あなたを慰め、甘やかす権利を僕にください」と笑顔で押し切られ、添い寝までされてしまう。
かいがいしく世話され、真っ直ぐ好意を告げる九条の優しい手に癒される甫。
それでも己の寂しさ、弱さを認めまいとするが…。
九条夕焼(くじょうゆうや・23歳)×大野木甫(おおのぎはじめ・31歳)
花屋×リハビリ科医師

椹野さんで「お医者さん」なので、舞台は当然K医科大学附属病院です。とうとうK医大がプラチナにも侵攻(笑)。
他レーベルからの出演はさすがにないのですが・・・「京橋先生」が名前だけ(1回だけ)登場しています。そうすると、売店にはまだカレがいる頃なのだろうか?あそことあの科にはあの先生がいるのだろうか?と一連の作品を読まれているかたは想像が広がりますね。

大まかに言うと、とにかく言動が厳しすぎるため周囲から疎まれ、溺愛する弟には男の恋人(しかも自分の部下)ができ保護者の位置を奪われ孤立感を強める受け・甫(はじめ)が、病院前にある花屋さんの年下の青年にとことん甘やかされ癒されて心をほぐしていく、そんなお話です。

甫が九条の手に堕ちるのは、そんなに困難でもなかったように思います。
小さな頃から可愛がってきた弟をその恋人に奪われ「娘が嫁に行ってもまだ婿に対しておもしろくなく不機嫌丸出しの親父」のような心境のところへ、職場では周囲から孤立し四面楚歌になったり、上司からも疎まれ裏切られていたと知らされたり、孤立無援の状態に追い込まれてしまい行き場を全くなくしてしまう。そこに九条だけが最初から優しく甘い手を惜しげもなく差し伸べるので、「そこに行くしかない」ですね(笑)

優秀であり仕事もでき、リハビリ科を先頭に立って引っ張っていく存在ではあるけれど、いくら結果は大きく出ていても、周囲との円滑な関係に気を配ることはいっさいしない甫なので、周りとの摩擦は大きく、友人がいないというのもうなずけるような性格です。
間違ったことを言ったりしているわけではないのだけれど、潤滑剤のようなものが足りないんですねー。真面目過ぎるし厳しすぎるし、“余白”というものがない。
確かに、正しく、デキるだけでは人はついてこない、甫のような上司は嫌われるだろうなぁーと感じるところがあります。

そこへきて九条は包容力の塊のようなデキた年下でした。
甫が言わない言えないようなことも、全部甫の目から汲み取ってしまう。あうんの呼吸レベルではない。察しの良さは超能力級。
ガチガチに固まった氷がデロデロに溶ける・・・までは甫の場合いかないですが、口に含んで美味しいくらいには溶けてますね(笑)。
「感謝」は心で思うだけでなく口に出してこそ相手に伝わる・・・そう甫に気づかせてくれる。

「ガーベラ」というのは九条が甫を例えた花です。ガーベラの性質に甫を重ね合わせています。
花には詳しくないんですが、なるほどガーベラって扱い難しそうですね。勉強になりました。

こちらは次も決まっていて、甫の弟(コッペパン屋さん)と恋人で甫の部下でもある医師のお話で来月の予定。こちらも楽しみにしています。
甫と九条のその後も見られると嬉しいです。
それにしても「プラチナ」がリニューアルして見た目プラチナっぽくなくなりましたね。
他とちょっと間違えそうです。
コメント
この記事へのコメント
こんにちは、mimuさん。

>「そこに行くしかない」ですね(笑)

そうなんですよね。気が付いてみたら側には誰もいなかった甫には九条の側しか行くトコがなかったです(笑)。

ツンデレ受けがぐすぐすに溶けていく可愛さと、それでも素直になれない意地っ張りさが楽しめる、私的にはとても好きなお話でした。

次の弟カップルで、九条×甫のその後がいっぱい読めるといいなあと思います。
2010/01/26(火) 14:17 | URL | 桃 #-[ 編集]
>桃さん
こんにちは、桃さん。

甫はかなり強固なツンデレさんですね。
でも素直になろうとして遠まわしに難解なことを言ったり、口籠もったりするところは可愛かったです。
「引きつった笑顔」まで作って見せたところは面白かったですね。

弟カップルは可愛らしい感じがするのでこちらも私はわりと好きそうです。
甫がどの程度九条にほぐされてるか・・・もちろん垣間見るのも楽しみにしておりますv

いつもTBありがとう~!
2010/01/26(火) 17:49 | URL | mimu #-[ 編集]
こんばんは~みむさん!

これも来月の作品ももちろん「予約済み」ですよ~!!
ここの所、ちょっと本の山が減ってきた?と思ってはいるのですが・・・月末に1月分がドサ~っと届く。
>ガーベラって扱い難しそうですね
そうなんですか?ガーベラって結構切花でも長く持ちますよね?地植えでも毎年花が咲きますし・・。
どのへんが難しいのか知りたいですね~!
2010/01/28(木) 00:50 | URL | 水月 #/fVvPWuA[ 編集]
>水月さん
こんにちは、水月さん。

しっかり予約済みですか(笑)
こちらもなかなか面白かったですよ~。

私も最近以前のようにはたくさん買わないのですが、読むペースも遅いのでやはり溜まっていきます(笑)

あら、ガーベラって難しくないの?
本の印象では、華やかだけど茎が痛みやすくて小まめに水を替えるなど、優しく手をかけてやらないとダメみたいな印象でした。
私は「花」について全然そういうの知らないんですよ。
生花をもらってしまったりすると、内心かなり困惑します。
どうしたらいいかわからない。
植物の世話をするというスキルを持って生まれなかったみたい。
「サボテンも枯らす女」ですし・・・(^^ゞ
なのに最近ちょっと「多肉植物」に興味があったりするんだけど・・・(笑)
2010/01/28(木) 07:55 | URL | mimu #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://0hz.blog112.fc2.com/tb.php/1142-508e4367
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
お医者さんにガーベラ (プラチナ文庫)著者:椹野 道流販売元:フランス書院発売日:2010-01-08おすすめ度:クチコミを見る椹野道流/著 黒沢要/画自分を花に例えたら。私はきっと地味で小さな花だろうなあ。間違っても大輪の薔薇ということはありません。犬だと「チワワ...
2010/01/26(火) 14:19:08 | 桃の楽園
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。