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4403522327レジーデージー
月村 奎/依田沙江美
新書館
ディアプラス文庫 2010-01-09

by G-Tools

ミステリ作家ユニットの片割れ、大須賀一夜は、仕事相手と彼女に裏切られ、ヤケを起こして田舎町に越してきた。
その町で出会ったのは、イケメン俳優・川嶋大志。一夜はなぜかその人気者に懐かれ、いろいろと構われるようになる。
そんなある時、大志は一夜の目の前で、彼のアイドル時代の相棒にキスをした。
そして数日後の夜、大志は一夜にもキスしてきて・・・?

川嶋大志(かわしまたいし・23歳)×大須賀一夜(おおすがいちや・26歳)
人気俳優×ミステリ作家

「レジーデージー」(1998白泉社)
「My Favorite Things」(書き下ろし)の二編。

10年以上前の作品の再販ですが書き下ろしの小編がつきました。
芸能人なのに気取ったところのない、明るく人懐こい青年攻めと自虐気味な年上受け。

大学の頃からの縁で、ミステリ小説を共同執筆する一夜と君島(きみしま)。
ミステリとしての中核を成すトリック等、全体のプロットを担当するのが君島で、そこに人物や風景、心情など加えて膨らますのが一夜の担当。
恵まれた容姿に社交的な性格、冴えたトリックなど、「ミステリ作家」として華やかなのが君島で、一夜は自分を「ユニット」というよりは君島の影かおまけのように感じている。
しかも、一夜とつきあっていた編集者の彼女を君島に取られ、君島が一夜のいないところで「一人で仕事をしたい」と言っているのを聞いてしまい、ヤケになった一夜は田舎町のボロ一軒家に引越しをする。
そのご近所に偶然俳優の川嶋大志が住んでおり、一夜のファンだという大志に、連日かまわれることとなる・・・。

田舎町での生活や町内のイベントなどほのぼのした雰囲気が漂いますが、キャラ一人一人は結構ドロドロした思いを抱えており、しかし陰々とした感じにはならず、そのあたりのバランスが良い感じです。
人の痛みを優しく町が包んでくれるからかな。
これが都会で起きてたらかなり殺伐とした人間模様(笑)。

一夜の自己否定ぶりはちょっと自虐的過ぎるんじゃないかなぁー、そこまで思わなくてもいいのに・・・とはずっと思ってました。
どんな小説でも、人物風景心情の描写はとても大事ですよねぇ。
それによって味わいや深さが出て、キャラや出来事が生きて動き、読み手の想像を拡げていき、いろんなことを感じさせるものですもんね。
1度身についた卑屈な思考回路はなかなか治せるもんじゃないか。
芸能人ぽくなく、強引なようで押し付けがましさを感じさせない、懐にゆとりある大志が好青年ぶりを発揮していました。

タイトルの「レジーデージー」ってどう繋がるのかと思っていたら、最後の一文にストンとおちて綺麗でした。
古い作品ですが古さは感じません。
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