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密室の虜
密室の虜篁 釉以子著 / かなえ杏イラスト

オークラ出版
プリズム文庫2007-01



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ホテルのバーで声をかけられた相手と快楽の一夜を過ごした司は、名前も明かさぬ相手と翌週も同じ部屋で会う約束をする。
その逢瀬は繰り返され、名も知らぬ相手に対し、司の恋情は募っていくばかりだ。
こんな密室の関係がいつまで続くのだろうと悩んでいた矢先、ヘッドハンティングされてやってきたのが、なんとその男で――。
武島晃毅(たけしまこうき・32歳)×篠崎司(しのざきつかさ・25歳)

クールで洗練された美貌とは裏腹に、中身は乙女な司。
司はゲイでしたが、今までつきあった男は自ら「男を見る目がない」と自覚するように最低なロクデナシばかり。司ばかりが悪いんじゃなくて、その外見から、スマートで綺麗なつきあいができる、遊びなれている…と思われてしまうんでしょう。なかなか誠実で真面目な男はこういう見た目の人間には寄ってきません。遊び人で薄情な男ばかりが寄って来て、実は司は真摯な愛情を求めていて、しかもべったり尽くし型だと知ると、とたんに鬱陶しくなって捨てられてしまう。女性にもこんな不運な美人がいますね(笑)

ひと月前にも、それまでつきあっていた上司に、「社長の娘と結婚するから」と冷たく捨てられたばかり。
しかし、一人寂しく飲んでいたバーで出逢った武島にひと目で心を奪われ、碌な言葉も交わさないまま熱く抱かれてしまいます。しかも、それまで不感症呼ばわりされていたのに、武島相手には感じまくり。
それ以来、身体も心も武島に囚われてしまった司は、毎週末の金曜日、ホテルの一室での武島との逢瀬を続けています。

しかし、この時点で武島は、尋ねても名前さえも教えてくれません。何も知らない方が現実を忘れて楽しめるというのです。
武島に恋してしまった司は、ただのセフレでしかない関係を哀しく思いますが、無理に聞きだそうと煩くすれば、それまでの男たちと同様鬱陶しがられて捨てられてしまう。それだけは避けたい司ですが、なんと、武島が司の勤める会社にヘッドハンティングされてきて、司は武島の秘書としてつけられてしまうのです。
名前も知らない相手から、上司と部下という関係になってしまった武島と司。
名前を知ってしまったことで、もうゲームは終わってしまったと、司は武島との約束のホテルの部屋の目の前まで行きながら帰ってしまうのですが、その後役員室で武島に抱かれてしまい、今度は上司と部下というゲームが始まった…?

一夜を過ごした相手が、上司や同僚としてやってきて・・・というよくあるパターンでしたが、司のベソベソグルグルうじうじした内面が結構快感で(笑)、どんどんマイナス思考になっていくのが面白いと言っちゃ失礼だけど、結構はまって読みました。
それまでず~っと鬱々と悩んで抑えていた感情が爆発し、二人の誤解が解けるんですけど、読んでる方も押さえつけられてたストレスが一気に介抱されて、二人で本音を怒鳴りあう(?場面はスカッとしましたね(笑)

しかし、ここまででまだ本は半分くらい。
たいていはこれで一冊引っ張るんですけどね。

このあと砂を吐くような甘い恋人となった二人のいちゃいちゃが続くのですが、武島に結婚話が浮上したり、武島の素性が明らかになったりして、再び司はウジウジの引きこもりに(笑)。
しかし焦らされることもなく、武島は司の元に駆けつけて、「バカだな。愛してるのはお前だけだよ」「武島さん。ウルウル」とこんな感じなので、結局ノロケられてるような感じでしたね。

想いが通じ合うまでは、それなりに切なかったりしましたが、実際はベタ甘なお話でした。
司が臆病になってしまう要因がかなりマイナス思考ながらも致し方ないと理解できるので、後ろ向きタイプでも苛々せずにすみました。これは私には珍しい。
安心して読める甘いラブストーリーでしたよ。

ただお友達のブログのコメントにも書いたんですが、受けのイラストの胸が膨らんでるんですよ(笑)。Aカップくらい?(笑) 内容には関係ないけど、もう気になっちゃって。
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