「いい体してるね。おいしそう」
特別交通機動隊一の美貌を誇り、男喰いの異名をとる輝。彼の相棒で、一応恋人でもある強靭な肉体の良識男・光司郎は、隙あらば誘惑してくるその良識のなさに苛立ってばかりだった。
そんなある日、パトカーに不審な飛行物体が墜落、爆発! 九死に一生を得るが、それから輝の様子が激変した。いつもの憎まれ口はどこへやら、健気な態度と可愛い声で甘え、ベッドでも乱れて恥じらい、まさに理想の恋人――。
だけどそんな輝は、まるで別人みたいで!?
特別交通機動隊一の美貌を誇り、男喰いの異名をとる輝。彼の相棒で、一応恋人でもある強靭な肉体の良識男・光司郎は、隙あらば誘惑してくるその良識のなさに苛立ってばかりだった。
そんなある日、パトカーに不審な飛行物体が墜落、爆発! 九死に一生を得るが、それから輝の様子が激変した。いつもの憎まれ口はどこへやら、健気な態度と可愛い声で甘え、ベッドでも乱れて恥じらい、まさに理想の恋人――。
だけどそんな輝は、まるで別人みたいで!?
野々村光司郎(ののむらこうしろう・25歳)×城崎輝(しろさきあきら・23歳)
特別交通機動隊、同僚同士。
先日のキャラの剛さんは微妙でしたが、これは好きです。
宇宙人が憑依してしまうというトンデモ系で、突っ込みたいところがないわけじゃないけど、面白かったし、ひたきさんのイラストも良かったし、機動隊の制服は大変よろしいですしねー。
北欧の血を引く長身で美形の王子様のような輝(あきら)は、スカウトまでされて警察にやってきたエリートです。しかし、輝にはとんでもない悪癖があり、ついた異名は「男喰い(マンイーター)」。つまり大変男癖の悪い節操なしで、寮の住む同僚の男たちを片っ端から食い荒らしてしまうという素行の悪さが問題になっています。
そんな輝の『お目付け役』としてコンビにされてしまったのが、光司郎。光司郎は高校卒業後、派出所勤務から始まり、交通課勤務を経て、テストに合格してやっと機動隊員になった苦労人です。仕事ができるのはもちろん、180cmある輝よりも更に大きくガッチリとした男前ですが、輝とは違って、真面目で堅物。光司郎なら輝の毒牙にかかることはないだろう・・・と上司に期待されての抑え役なのです。
硬派の光司郎と、軟派過ぎにも程がある輝。
男に欲情する趣味などない光司郎は、輝の懲りない言動に苛々させられることになりますが、結局は輝に無理矢理食われてしまいます(笑)。輝はバリバリの受けなので、乗っかられてしまうんですが。
しかし、それを機会に光司郎は、自分が相手をしてやるから他には手を出すな、と輝に約束させます。
ところが尻軽どころか、尻が浮いている輝はそんな約束守りゃしません。
大喧嘩になったその晩、二人は暴走族の追跡中、謎の飛行物体に出会います。その飛行物体はいきなり二人のパトカーめがけて落下。
車は炎上してしまいますが、二人はなんとか助かります。
ところが、気がついた輝の様子が、なんだか変なことに。
輝には謎の宇宙人が憑依してしまっていたのです。
その後は、外見はそのままですが、意識や言動は宇宙人の輝の面倒をみる光司郎という感じで話しが進みます。
輝の身体をうまく使いこなせず、生活習慣も忘れてしまい、幼児のようになった輝の面倒を見てやる光司郎。始めは事故のショックかと思っていましたが、やがて何か違うものが輝の中にいることに気づく。
このあたり、ちょっと光司郎が事実にたどり着いて受け入れる部分、アッサリし過ぎのような気もしましたが、それより宇宙人・輝が何だかもの凄く可愛くて、まあいいかと流しました(笑)。
ひたきさんの描く美形の輝が、言語を上手く操れず、「ミュッ」とか「ミャッ」とか妙な声を出しているのを想像すると可愛すぎる。このへんは育てモノを読んだときに感じる可愛らしさと共通したものを感じます。
宇宙人に憑依された輝は、それまでの輝と違って、素直で可愛らしく光司郎はその輝にどんどん惹かれていってしまいます。
この辺りも深く考えると、真の輝には可哀相なんですけどね。輝の意識が戻るのを望みながらも、宇宙人の輝の方が好きだと思ってるような気がする。
どちらも光司郎にとっては輝だ・・・と言ってはいますが、厳密に言うとやはり違うような気がしますしね。
宇宙人の作り出した光司郎好みの輝が、『輝』の中に残ったということなのか、それとも、愛されたいと願っていた輝の底に眠っていた部分が、宇宙人によって引き出されたのか。
後者ならまだいいけど、別の人格が一体化したということになると、非常に複雑な三角関係のような感じもしますね。
こう突き詰めていくと最初に言ったようにいろいろ突っ込みたくなるんですけど、「宇宙人を取り込んでしまった妙な人」とアッサリ括ってしまうと、それでもいいかというような気もします(笑)。
特に、ラストでは輝は取り込んだ宇宙人の知識を使い非常に上手くやっている。このラストを見ると「宇宙人を身体に飼ってるちょっとヘンな恋人」でいいじゃないかと思わせてくれるので、上手いと思います。
いろいろ「?」は飛びかうけどトンデモ系ということで。
絵も好み、お話も面白かったです。
特別交通機動隊、同僚同士。
先日のキャラの剛さんは微妙でしたが、これは好きです。
宇宙人が憑依してしまうというトンデモ系で、突っ込みたいところがないわけじゃないけど、面白かったし、ひたきさんのイラストも良かったし、機動隊の制服は大変よろしいですしねー。
北欧の血を引く長身で美形の王子様のような輝(あきら)は、スカウトまでされて警察にやってきたエリートです。しかし、輝にはとんでもない悪癖があり、ついた異名は「男喰い(マンイーター)」。つまり大変男癖の悪い節操なしで、寮の住む同僚の男たちを片っ端から食い荒らしてしまうという素行の悪さが問題になっています。
そんな輝の『お目付け役』としてコンビにされてしまったのが、光司郎。光司郎は高校卒業後、派出所勤務から始まり、交通課勤務を経て、テストに合格してやっと機動隊員になった苦労人です。仕事ができるのはもちろん、180cmある輝よりも更に大きくガッチリとした男前ですが、輝とは違って、真面目で堅物。光司郎なら輝の毒牙にかかることはないだろう・・・と上司に期待されての抑え役なのです。
硬派の光司郎と、軟派過ぎにも程がある輝。
男に欲情する趣味などない光司郎は、輝の懲りない言動に苛々させられることになりますが、結局は輝に無理矢理食われてしまいます(笑)。輝はバリバリの受けなので、乗っかられてしまうんですが。
しかし、それを機会に光司郎は、自分が相手をしてやるから他には手を出すな、と輝に約束させます。
ところが尻軽どころか、尻が浮いている輝はそんな約束守りゃしません。
大喧嘩になったその晩、二人は暴走族の追跡中、謎の飛行物体に出会います。その飛行物体はいきなり二人のパトカーめがけて落下。
車は炎上してしまいますが、二人はなんとか助かります。
ところが、気がついた輝の様子が、なんだか変なことに。
輝には謎の宇宙人が憑依してしまっていたのです。
その後は、外見はそのままですが、意識や言動は宇宙人の輝の面倒をみる光司郎という感じで話しが進みます。
輝の身体をうまく使いこなせず、生活習慣も忘れてしまい、幼児のようになった輝の面倒を見てやる光司郎。始めは事故のショックかと思っていましたが、やがて何か違うものが輝の中にいることに気づく。
このあたり、ちょっと光司郎が事実にたどり着いて受け入れる部分、アッサリし過ぎのような気もしましたが、それより宇宙人・輝が何だかもの凄く可愛くて、まあいいかと流しました(笑)。
ひたきさんの描く美形の輝が、言語を上手く操れず、「ミュッ」とか「ミャッ」とか妙な声を出しているのを想像すると可愛すぎる。このへんは育てモノを読んだときに感じる可愛らしさと共通したものを感じます。
宇宙人に憑依された輝は、それまでの輝と違って、素直で可愛らしく光司郎はその輝にどんどん惹かれていってしまいます。
この辺りも深く考えると、真の輝には可哀相なんですけどね。輝の意識が戻るのを望みながらも、宇宙人の輝の方が好きだと思ってるような気がする。
どちらも光司郎にとっては輝だ・・・と言ってはいますが、厳密に言うとやはり違うような気がしますしね。
宇宙人の作り出した光司郎好みの輝が、『輝』の中に残ったということなのか、それとも、愛されたいと願っていた輝の底に眠っていた部分が、宇宙人によって引き出されたのか。
後者ならまだいいけど、別の人格が一体化したということになると、非常に複雑な三角関係のような感じもしますね。
こう突き詰めていくと最初に言ったようにいろいろ突っ込みたくなるんですけど、「宇宙人を取り込んでしまった妙な人」とアッサリ括ってしまうと、それでもいいかというような気もします(笑)。
特に、ラストでは輝は取り込んだ宇宙人の知識を使い非常に上手くやっている。このラストを見ると「宇宙人を身体に飼ってるちょっとヘンな恋人」でいいじゃないかと思わせてくれるので、上手いと思います。
いろいろ「?」は飛びかうけどトンデモ系ということで。
絵も好み、お話も面白かったです。
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