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太陽の雫
高岡 ミズミ著 / 水名瀬雅良イラスト
講談社
X文庫ホワイトハート(2007.6)


「天帝にこのような不埒な真似をするなぞ、万死に値するな」
世界の象徴として存在するラドルクの若き天帝・莉央には身も心も奪い合った男がいた。世界を軍事で我がものとしたガルトの大帝・叡帝だ。
だが、互いに国の頂点であるふたりは離れ離れの生活を余儀なくされる。
そんなある日、莉央は叡帝の裏切りとも思える噂を耳にしてしまい…!?
叡帝(えいだい)×莉央(りおう・16歳)

高岡ミズミさんのファンタジー『太陽と月の背徳』のスピンオフです。叡帝は、前作の攻め・悠仁(ゆうじん・26歳))と幼馴染なので、同じくらいの年齢かな?
前作で身体を繋げはした叡帝と莉央ですが、気持ち的には二国間の共存を狙った打算の方が強かったのです。それが一応「愛情」となるお話…といっていいでしょうか。

それぞれ大国の長ですから、普段はそれぞれの国に離れて暮らしています。叡帝が天帝・莉央に謁見にやってくる月に1~2回ほどが二人の逢瀬の時間。
そんな中、叡帝が、ある少女を寵愛し、妃に迎えるという噂が莉央の耳に入ります。
「打算」であったはずの関係なのに、莉央はショックを受け、叡帝に真実を問いただそうとしますが、少女を伴った叡帝は否定も肯定もせず、莉央の前で少女への愛情を隠そうともしません。
莉央もまた、知り合った吟遊詩人と懇意になり、ちょっと揺れたりしてしまいます。

二人とも世継ぎを残さなければならない立場なので、将来的にも波乱の予想されるカップルです。この件で絆は深まりますが、先のことを考えると、とてもこのまま何事もなくいくとは思えません。
そういう意味では、ちょっと切ないカップルかも。
でも、叡帝は一癖ある食わせ者だし(笑)、莉央も気が強い御子なので、あんまり切ない感じはしませんが。

今回の叡帝のしてることって、少女への気持はわからなくはありませんが、莉央に対してあまりにも意地悪過ぎ、年齢差を考えるとちょっと大人気ないかな、と感じました。

前作の悠仁と月花のカップルの方が好きで、実はその後が書かれたりしているかな~と期待して購入しました。
悠仁は登場していますが、月花は旅に出たままで噂話でしか出てきません。二人がまだ離れ離れなので、そっちの方が気になって寂しい(笑)。
莉央とお付の安坐(あんざ・40代)がいいコンビで、二人のやりとりは面白かったです。

この先続くのかどうかわかりませんが、叡帝と莉央の関係はキビシそうで、いろんな問題をクリアするには「ご都合主義」を持ってくるしかないような気がします。
あんまり「そんなアホな」というまとめはしてほしくないので、私としては、離れ離れの悠仁と月花を再びくっつけて幸せにしてあげて欲しいです。
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