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甘い罠




大手通販会社の開発部に勤める美山和巳は二つの悩みを抱えていた。一つは突然人事部へ異動になり、リストラのための内偵調査の指令を受けたこと。そしてもう一つは外注デザイナーの灰原駒に恋人を前提としたお付き合いを申し込まれたこと。生真面目な美山としては、明るく人懐こい灰原を憎からず思ってはいたが、だからといってそう簡単に恋人として受け入れられるはずもなく、結局は微妙な友人関係を続けていた。だがリストラ内偵の件で起こったある事件をきっかけに変化が起こり―。
攻めの灰原が、某鬢髪君を思わせました。
イラストは全然似てないけど、キャラが。明るくて誰にでも好かれて優しくて子供っぽく真っ直ぐで天然で、それでいて結構強引で策略家…と作者さんは書いてましたが、というよりは意外といろんなことを考えている・・・という程度だと思いました。見た目の印象よりは中身は大人・・・という感じでしょうか。
受けの美山も私の好みです。ちゃんとした大人で自分の足で立ち物を考えてる。攻めに依存していない。Hのときあんあん喘ぎ過ぎない。Hでその気になったら攻めより凛々しい受け。大人だなぁ。
お話は美山視点で進みますが、だんだん灰原に気持ちが傾いていく様子もいいですね。でも守られたくない、ちゃんと同じ位置に立っていたいという気概がとてもいいです。
Hでも対等な二人。そうそう、初Hもムリヤリじゃないし。
事件もありますが、美山の心理とその後にうまく連動して、また影で思いやる灰原の気持ちもよくわかるし、二人のお互いを思う気持ちがステキです。
最後は一緒に住むことになるところで終わっていますが、その後の二人も見て見たいお話でした。
Hは少なめであっさりです。
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