医師・谷脇が新に選んだターゲット、それが気弱な医学生・松本だった。酒に酔わせて関係を結び、「君から誘ったんだよ」と甘い嘘で翻弄していく。
一度はその手に落ちてきたかに見えたが・・・。
一度はその手に落ちてきたかに見えたが・・・。
谷脇伸一(たにわきしんいち)×松本朗(まつもとあきら)
「FLOWER」
「WEED~one day~」
「Green Green」
「SWEET」
「Passed by scene 2」の五編。
救いようのないロクデナシ谷脇のお話ですが、真ん中3つは別カップルのお話です。
男も女も関係ない節操なしな上に、一片の良心さえ持ち合わせていません。木原さんなので、容赦ないです。ただの暇つぶしや快楽のために、甘い顔で平気で嘘もつくし、酒で前後不覚にさせて抵抗できないようにして無理矢理抱いてしまったり、もちろんレイプにも罪悪感など感じたりしません。
隅から隅まで腐ってる。ほんと~に嫌な、最低の男です。
谷脇は新しいターゲットを、医学生の松本に定めます。
酒に弱い松本にわざと酒を飲ませ、意識のない彼をさんざん抱いて、翌朝気づいた松本が何も覚えていないのをいいことに「君が誘ったんだ」といけしゃあしゃあとのたまいます。
怯えて逃げようとする小動物を、猫なで声で懐柔したり、時には半ば脅してジリジリと絡めとっていく。相手の反応を見て、相手を操って楽しんでいるのです。
この二人の結末があまりに哀しいので読むのに躊躇していましたが、心構えができていたのと、あまり松本に囚われないで、谷脇に目を注ぐように気をつけて読んだため、思ったほど辛くなかった代わりに、ムカついてしょうがありませんでした(笑)。
こんな男、幸せになる資格なんかないと思うし、天地がひっくり返ったって心底改心するとは信じられません。
と思ったところで、松本の「人は変わるんですよ」というセリフが頭に浮かびました。
「WEED~one day~」は前作の岡田と若宮のお話。ラブラブです。安心しました。
「Green Green」「SWEET」は、別のカップル、草野雅也(くさのまさや・弟)×草野善彦(くさのよしひこ・兄)の兄弟カップルです。
これもまた最初は嫌な感じ~と思って読んでました。もともと兄弟モノは苦手ですが、そういうことよりも兄の性格の悪さがまた強烈で。そっちに気を取られて「兄憎し」とばっかり思っていたので、あんまり“兄弟”ということを気にかけていなかったんですね。
そして、読み終わると兄が可愛くてしょうがなくなってました(笑) 『伝説のツンデレ』という謳い文句もうなづけましたね。なんですか、このお兄さん(笑)
「Passed by scene 2」
松本には幸せになって欲しかったんですが・・・。切ないです。
次の「Pollination」が出たら読もうと思っていたんですが先に読んでしまいました。
しかしもうネットでは「Pollination」はとうに発売されて、ちょうど良く手元に到着しております。さていつ読もうかな。
「FLOWER」
「WEED~one day~」
「Green Green」
「SWEET」
「Passed by scene 2」の五編。
救いようのないロクデナシ谷脇のお話ですが、真ん中3つは別カップルのお話です。
男も女も関係ない節操なしな上に、一片の良心さえ持ち合わせていません。木原さんなので、容赦ないです。ただの暇つぶしや快楽のために、甘い顔で平気で嘘もつくし、酒で前後不覚にさせて抵抗できないようにして無理矢理抱いてしまったり、もちろんレイプにも罪悪感など感じたりしません。
隅から隅まで腐ってる。ほんと~に嫌な、最低の男です。
谷脇は新しいターゲットを、医学生の松本に定めます。
酒に弱い松本にわざと酒を飲ませ、意識のない彼をさんざん抱いて、翌朝気づいた松本が何も覚えていないのをいいことに「君が誘ったんだ」といけしゃあしゃあとのたまいます。
怯えて逃げようとする小動物を、猫なで声で懐柔したり、時には半ば脅してジリジリと絡めとっていく。相手の反応を見て、相手を操って楽しんでいるのです。
この二人の結末があまりに哀しいので読むのに躊躇していましたが、心構えができていたのと、あまり松本に囚われないで、谷脇に目を注ぐように気をつけて読んだため、思ったほど辛くなかった代わりに、ムカついてしょうがありませんでした(笑)。
こんな男、幸せになる資格なんかないと思うし、天地がひっくり返ったって心底改心するとは信じられません。
と思ったところで、松本の「人は変わるんですよ」というセリフが頭に浮かびました。
「WEED~one day~」は前作の岡田と若宮のお話。ラブラブです。安心しました。
「Green Green」「SWEET」は、別のカップル、草野雅也(くさのまさや・弟)×草野善彦(くさのよしひこ・兄)の兄弟カップルです。
これもまた最初は嫌な感じ~と思って読んでました。もともと兄弟モノは苦手ですが、そういうことよりも兄の性格の悪さがまた強烈で。そっちに気を取られて「兄憎し」とばっかり思っていたので、あんまり“兄弟”ということを気にかけていなかったんですね。
そして、読み終わると兄が可愛くてしょうがなくなってました(笑) 『伝説のツンデレ』という謳い文句もうなづけましたね。なんですか、このお兄さん(笑)
「Passed by scene 2」
松本には幸せになって欲しかったんですが・・・。切ないです。
次の「Pollination」が出たら読もうと思っていたんですが先に読んでしまいました。
しかしもうネットでは「Pollination」はとうに発売されて、ちょうど良く手元に到着しております。さていつ読もうかな。
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