なんであの人は俺にだけ冷たいんだろう…?
新人構成作家の幸也は、TV番組の敏腕ディレクター・高澤の下で修行中。けれど、他の仕事相手には穏やかな高澤は、幸也にだけは無愛想で…。
落ち込んだ幸也の相談相手は、大人で頼りがいのあるカメラマン一光。
ところが、ある日、一光に告白され、キスまでされてしまった!!
それを知った高澤はなぜか怒り出し、唇を奪ってきて!?
新人構成作家の幸也は、TV番組の敏腕ディレクター・高澤の下で修行中。けれど、他の仕事相手には穏やかな高澤は、幸也にだけは無愛想で…。
落ち込んだ幸也の相談相手は、大人で頼りがいのあるカメラマン一光。
ところが、ある日、一光に告白され、キスまでされてしまった!!
それを知った高澤はなぜか怒り出し、唇を奪ってきて!?
高澤晃平(たかざわこうへい・27~28歳)×芳野幸也(よしのさくや・22歳)
北陸のローカルTV番組制作会社のディレクターと、新人の構成作家。
東京の大学を卒業するも、就職試験全てに失敗して故郷の北陸に戻ってきた幸也(さくや)は、兄夫婦も同居する実家で居心地の悪い思いをしています。
そんなとき、近所のお姉さん・景子が、「構成作家をやってみない?」と声をかけてきます。幸也は高校生のとき、たまたま書いた小説が地方の文学賞をもらったことがあり、それを知っていた景子が、「簡単な仕事だから」と紹介してくれたのです。
採用されるとは思っていなかったのに、行ってみると、明日からロケとロケハンの見学にきて、とあれよあれよと言う間に話は進み、わけもわからないまま、なんの知識もないまま、幸也は「構成作家」としての仕事を始めることになります。
面接の翌日、見学に行った番組のディレクターだったのが高澤。愛想がなく、ぶっきら棒で剣呑な目つきで自分をみる高澤に、幸也は苦手意識を感じます。
それに反して、同行するカメラマンの一光(いかり)は、ハンサムで親しみやすく、気軽に話しやすいタイプ。
この2人に恋されてしまう幸也ですが、一見三角関係のようだけど勝負は最初から見えている。一光はちょっと節操なさそうな軽いタイプなのでね(笑)
何も知らない世界で一から学んで仕事をしなければならない幸也を、明るく励ましてくれる一光ですが、幸也が気になるのは“もしかして自分を嫌っている”高澤。初めは苦手だと思っていたけれど、一緒に仕事をするうちに、高澤の本当の姿が見えてきて、惹かれていくわけですね。
高澤の気持ちはわかりにくいですが、一光が幸也にキスしてしまい、それを知った高澤が怒って彼もまた幸也にキスしてしまうあたりからは、ぶっきら棒だけど高澤も幸也を好きになっているのがわかってきます。
で、これだけなら仕事を通して知り合って恋愛に発展するというだけなんですけど、ネックになってるのが幸也の性格です。
明るく愛想よく振舞っている幸也ですが、本当の幸也は内気でネガティブ。どちらかというと思考型タイプなんですが、中学時代の友人に「暗い」と言われた一言にひどく傷つき、それ以来、周りに受けのいいタイプを演じ続けているところがあります。
外に見せる自分と、内側にいる自分が分離しているような感じをいつも持っていて、それでも、人に嫌われる怖さから、自分を取り繕ってしまう。素の自分に自信がないから、かなり後ろ向きです。
そんな性格が、上手く行きかけた高澤との仲にブレーキをかけてしまう。
仕事場面がきっちり書かれていて、ロケとかロケハンの意味や、構成作家の仕事内容とか、知らないことがわかりやすく書いてあって勉強になりました(笑)。
苦手だと思っていて、相手が何を考えてるかわからないと怯えているのに、一緒に仕事をしてて相手の求めるものが感じ取れる、感性の触れ合いみたいなもので相手を理解し、心が動いていくっていう感じなのも好き。
一緒に仕事をしながら仕事を通して気持ちが動いていくというお話は好きです。
幸也の「後ろ向き」は結構ネックだと思いますねー。好き嫌い別れそう。
中学時代、友人に言われた一言から、周りの評価を凄く気にするようになる・・・というのはありそうで想像できますね。10代って妙に自意識高いころだから、ささいなことが大人よりずっと重大に思えることがあるし、年を重ねると笑って流せることもそれができなかったりする。
外側を明るくつくろいながら、裏ではグルグルジリジリしちゃってる、ちょっと暗めの幸也でしたが(笑)、理解はできますね。
でも、高澤に好きだとちゃんと言われて、寝た後、目覚めたら、高澤がどうしてもしなければならない仕事があるとメモを残して部屋からいなくなっていたのが寂しくて、辛くて、こんな気持ちは怖いから・・・と引いてしまう幸也は・・・・ねぇ。いくらなんでも後ろ向き過ぎです。
北陸の片田舎で、夢を持ちながら懸命に仕事をする高澤とか、社会的にも人間的にも自分に自信が持てずネガティブだった幸也が、最後には目標を見つけて前向きになっていくとか、そういうところ好きでしたね。
TV局が舞台でも、派手さは全然ありません。
堅実で丁寧。
妙なエンターテイメントより、この真面目さが好きです。
北陸のローカルTV番組制作会社のディレクターと、新人の構成作家。
東京の大学を卒業するも、就職試験全てに失敗して故郷の北陸に戻ってきた幸也(さくや)は、兄夫婦も同居する実家で居心地の悪い思いをしています。
そんなとき、近所のお姉さん・景子が、「構成作家をやってみない?」と声をかけてきます。幸也は高校生のとき、たまたま書いた小説が地方の文学賞をもらったことがあり、それを知っていた景子が、「簡単な仕事だから」と紹介してくれたのです。
採用されるとは思っていなかったのに、行ってみると、明日からロケとロケハンの見学にきて、とあれよあれよと言う間に話は進み、わけもわからないまま、なんの知識もないまま、幸也は「構成作家」としての仕事を始めることになります。
面接の翌日、見学に行った番組のディレクターだったのが高澤。愛想がなく、ぶっきら棒で剣呑な目つきで自分をみる高澤に、幸也は苦手意識を感じます。
それに反して、同行するカメラマンの一光(いかり)は、ハンサムで親しみやすく、気軽に話しやすいタイプ。
この2人に恋されてしまう幸也ですが、一見三角関係のようだけど勝負は最初から見えている。一光はちょっと節操なさそうな軽いタイプなのでね(笑)
何も知らない世界で一から学んで仕事をしなければならない幸也を、明るく励ましてくれる一光ですが、幸也が気になるのは“もしかして自分を嫌っている”高澤。初めは苦手だと思っていたけれど、一緒に仕事をするうちに、高澤の本当の姿が見えてきて、惹かれていくわけですね。
高澤の気持ちはわかりにくいですが、一光が幸也にキスしてしまい、それを知った高澤が怒って彼もまた幸也にキスしてしまうあたりからは、ぶっきら棒だけど高澤も幸也を好きになっているのがわかってきます。
で、これだけなら仕事を通して知り合って恋愛に発展するというだけなんですけど、ネックになってるのが幸也の性格です。
明るく愛想よく振舞っている幸也ですが、本当の幸也は内気でネガティブ。どちらかというと思考型タイプなんですが、中学時代の友人に「暗い」と言われた一言にひどく傷つき、それ以来、周りに受けのいいタイプを演じ続けているところがあります。
外に見せる自分と、内側にいる自分が分離しているような感じをいつも持っていて、それでも、人に嫌われる怖さから、自分を取り繕ってしまう。素の自分に自信がないから、かなり後ろ向きです。
そんな性格が、上手く行きかけた高澤との仲にブレーキをかけてしまう。
仕事場面がきっちり書かれていて、ロケとかロケハンの意味や、構成作家の仕事内容とか、知らないことがわかりやすく書いてあって勉強になりました(笑)。
苦手だと思っていて、相手が何を考えてるかわからないと怯えているのに、一緒に仕事をしてて相手の求めるものが感じ取れる、感性の触れ合いみたいなもので相手を理解し、心が動いていくっていう感じなのも好き。
一緒に仕事をしながら仕事を通して気持ちが動いていくというお話は好きです。
幸也の「後ろ向き」は結構ネックだと思いますねー。好き嫌い別れそう。
中学時代、友人に言われた一言から、周りの評価を凄く気にするようになる・・・というのはありそうで想像できますね。10代って妙に自意識高いころだから、ささいなことが大人よりずっと重大に思えることがあるし、年を重ねると笑って流せることもそれができなかったりする。
外側を明るくつくろいながら、裏ではグルグルジリジリしちゃってる、ちょっと暗めの幸也でしたが(笑)、理解はできますね。
でも、高澤に好きだとちゃんと言われて、寝た後、目覚めたら、高澤がどうしてもしなければならない仕事があるとメモを残して部屋からいなくなっていたのが寂しくて、辛くて、こんな気持ちは怖いから・・・と引いてしまう幸也は・・・・ねぇ。いくらなんでも後ろ向き過ぎです。
北陸の片田舎で、夢を持ちながら懸命に仕事をする高澤とか、社会的にも人間的にも自分に自信が持てずネガティブだった幸也が、最後には目標を見つけて前向きになっていくとか、そういうところ好きでしたね。
TV局が舞台でも、派手さは全然ありません。
堅実で丁寧。
妙なエンターテイメントより、この真面目さが好きです。
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