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ダブル
谷崎 泉著 / 小路龍流イラスト
幻冬舎コミックス
リンクスロマンス(2007.5)


刑事であり、密かに恋人同士として付き合っている村上と鴻上。関係を深めていた二人の元に、覚醒剤絡みの変死体事件が起こった。捜査を進め事件の謎を少しずつ解いてゆく二人。
そんな折、鴻上が新たな手がかりを提示するが、何故か出所を明かさなかった。鴻上の不審な行動に困惑した村上は、話を聞きだそうとする。しかし、鴻上は何も語ろうとしない。
事件に裏があると感じた村上は、真相を調べていくが…。
村上千夏(むらかみ・ちなつ)×鴻上優輔(こうがみ・ゆうすけ)
推定20代後半くらい。村上がひとつ年下。
「ダブル―花より団子―」
「礒の鮑の片思い編3」の二編。

思わせぶりに引き摺ってきた『ダブル』、やっと解決編です。
前作は、新型覚醒剤使用の副作用と思われる、頭部が異常に膨張した死体が上がり、それが鴻上が千葉にやってきた理由に関係がある・・・と朧にわかり始めたところでした。
鴻上がヤクザの片山との取引に危うく乗ってしまいそうなところ、つけて来た村上に止められて外に出たところから本作は始まっています。よもや、「本作から買ってしまった!」というかたはいらっしゃらないと思いますが、あからさまに続いてますので、その場合は諦めて前作を買いましょう(笑)

今回、この変死体事件は、何故か上からの指示で捜査を止められてしまいます。村上だけでなく、先輩の三枝、柿下など同僚たちも何かがある、と気づき始める。
村上と三枝は、命令に逆らい、独自で捜査を始めます。
記憶力が悪いのと理解力がないせいか、最初はだんだんわかってくる謎がどう絡んでいるのかよくわからなくて、「何のこっちゃ」という感じでした(笑)
しかし、全てが明らかになったあとはきちんと順序立てて説明されますので、ちゃんと理解できてスッキリ。

ただ、今回は鴻上は動かず、村上、三枝、柿下などのメンバーが事件解明に動くので、二人のシーンがあんまりないのが残念。それでも、あちこちに聞き込みに行って、だんだんと話を繋げていく過程は面白かったです。「捜査してるなぁ」という感じがします。
村上が拉致されてしまい、大胆な行動に出る鴻上に、鴻上の村上への気持がよく現れていて、そんなこととは知らない三枝があきれ返ってたりするのがちょっと面白いです。三枝もイラストを見る感じではなかなかカッコいいですよね。35歳という年齢も美味しい。
そういえば思わせぶりに出てきた鴻上の同僚・黒柳、彼はいったいどういう位置の人だったんでしょう?最後までよくわからなかったです。なんだかもったいない登場でしたね。

これで完結ということなのかな?
一応ここまでの謎は解明されて、鴻上も東京に戻ってしまいましたし。
二巻で二人が「終わりが近づいている」と怖れていたのは、やっぱり全てが終わって東京と千葉に離れることだったんですね。でも東京と千葉はそんなに遠くないです。今生の別れみたいに思わなくても。ただ夜中に思い立って訪ねることは近所にいるほど簡単じゃないし、刑事という仕事柄、休みも曖昧でしょうからね。ちょっとでも離れたくない恋人同士にはやはり寂しいか。

最初続き物と思わなかったのでいろいろ文句言ってましたが(笑)、ここまでついてきて一応満足しました。ただ、二人のシーンが少なく感じたのがやはり残念だったです。
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