外見が男らしくて、年下に頼りにされることが多い成末だったが、本当は包容力のある大人に可愛がられたい乙女チックな心を持っていた。
ある日、友人に誘われて行ったゲイたちが集まるパーティで、密かに憧れていた、広告クリエイターの坂根に会ってしまう。男らしい見た目から、自分は相手にもされないだろうと諦めていたのだが、彼の自宅へとお持ち帰りされてしまい…。
ある日、友人に誘われて行ったゲイたちが集まるパーティで、密かに憧れていた、広告クリエイターの坂根に会ってしまう。男らしい見た目から、自分は相手にもされないだろうと諦めていたのだが、彼の自宅へとお持ち帰りされてしまい…。
坂根裕司(さかねゆうじ)×成末久人(なりすえひさと・25歳)
坂根は久人より5~6歳年上とのことです。
「恋に落ちる記憶」雑誌掲載
「恋に落ちる記憶・その後」書き下ろし
「恋に落ちる記憶・おまけ」の三編。
ゲイの久人は、外見は体育会系で男っぽい、どちらかというと「カッコイイ」タイプですが、実は包容力のある大人に可愛がられたいと思っています。けれど、「可愛い」タイプではない自分は、なかなかそんなふうに甘えさせてくれる相手には出会えない。また、恋に関してはとても臆病で、自分から声をかけることなどとても出来ないため、更にうまくいきません。
親友の亮太に誘われて行ったゲイの集まるパーティでも、可愛いタイプで積極的な亮太は、好みの相手に積極的に話しかけているのに、久人はただ所在無く佇むだけ。
しかし、偶然、久人の憧れの相手がパーティ会場にいるのを目撃してしまいます。それが坂根でした。
坂根は久人の勤める会社と仕事上で取引があり、仕事ができて、背が高く、綺麗でカッコ良くて、扇情的な笑顔が素敵で、久人の好みのど真ん中。
誰が見ても振り返るような美しい大人の男に相手にされるはずはない…と思っていたのですが、久人に気づいた坂根は声をかけてくれる。
そして久人は坂根にお持ち帰りされてしまうのですが…久人はHの途中で酔って寝てしまい、その時は何もありません(笑)
今まで経験したHは痛いばかりで、挿入に恐怖感があった久人は、坂根のことも拒否してしまうんですが、その上、途中で寝てしまい、目覚めると坂根は仕事に行ったあと。
醜態をさらし、失敗したことを知り落ち込む久人ですが、再び坂根から連絡があって、それ以来週末ごとに坂根のマンションで二人は会うようになります。
有頂天になる久人ですが、舞い上がりながらも、やがて不安が偲びよってきます。
坂根からは好きだと言われたわけでもなく、つきあってくれとも言われていない。自分とは外で会おうとしないし、料理をしたり掃除をしたり、坂根に嬉々として尽くす自分は、もしかしてセフレか便利な家政婦?
そして、坂根が、実は相当な遊び人だという噂も聞いてしまい、また以前の恋人が、自分とは全く違うタイプの、綺麗というには綺麗すぎる男だったことを知ってしまいます。
久人は「見た目はしっかり男の子なのに中身は乙女」と言うコンセプト。
久人って、少女漫画の主人公そのままですよね。カッコいい男の子に恋をして、つきあうようになるものの、「こんなカッコいい人が…」と不安になったり、優しくされて有頂天になったり、そうかと思うと急に全てが悪い方に思えてしまい、「遊ばれてるのかも」と落ち込んでみたり。そして不安になる少女の前に、彼にぴったりの超美少女が寄り添っているのを見てしまい…。
少女漫画の定番とも言えるこの展開、ちょっと自分に自身のないヒロインが恋に揺れる様は、共感とまではいかなくても受け入れやすいんじゃないかと思う。
逆に少女漫画では、昔から使い古されてて面白みは感じないけれど、BLになったら、不思議と可愛くて面白くて楽しんで読めてしまいました。
あまりにラブラブでうまく行き過ぎているので、義月さんならではのキツい落とし穴があるのでは?と思っていましたが、今回なかったですね。義月さんて、こんな可愛いお話を書くひとでした?(笑)
坂根が怒った時は、確かにかなりひど~い言葉を投げつけていたので、「あ、義月さんだ」と思ったんですが、坂根はただ独占欲の強い、嫉妬深い、久人にメロメロの攻めでしたもんね。坂根に裏表がないとすると、ほんとにただただ優しい、いい恋人だったんですね。妙にドキドキ構えちゃいましたが、甘い、ラブラブのお話だったのが、なんかちょっと信じられない(笑)
見た目が体育会系男な受けに、綺麗系の攻めというのは私のツボからは外れていてちょっと困るんですが(笑)、イラストがそんなに男っぽくは描かれてないので、気になりませんでした。
あとがきには久人はドM受けで、坂根はドS攻めのように書いてありますが、実際は可愛らしいもんで、こんなんならいいんじゃないかと思う(笑) 今までよりこれからの方がエスカレートしていきそうな気がするので、そうなると私は怖いけれど(笑)
義月さんの中では、私の大好きな「契約不履行」と同じくらい読みやすいんではないでしょうか。話のタイプは違うけど。
楽しく読ませていただきました。
坂根は久人より5~6歳年上とのことです。
「恋に落ちる記憶」雑誌掲載
「恋に落ちる記憶・その後」書き下ろし
「恋に落ちる記憶・おまけ」の三編。
ゲイの久人は、外見は体育会系で男っぽい、どちらかというと「カッコイイ」タイプですが、実は包容力のある大人に可愛がられたいと思っています。けれど、「可愛い」タイプではない自分は、なかなかそんなふうに甘えさせてくれる相手には出会えない。また、恋に関してはとても臆病で、自分から声をかけることなどとても出来ないため、更にうまくいきません。
親友の亮太に誘われて行ったゲイの集まるパーティでも、可愛いタイプで積極的な亮太は、好みの相手に積極的に話しかけているのに、久人はただ所在無く佇むだけ。
しかし、偶然、久人の憧れの相手がパーティ会場にいるのを目撃してしまいます。それが坂根でした。
坂根は久人の勤める会社と仕事上で取引があり、仕事ができて、背が高く、綺麗でカッコ良くて、扇情的な笑顔が素敵で、久人の好みのど真ん中。
誰が見ても振り返るような美しい大人の男に相手にされるはずはない…と思っていたのですが、久人に気づいた坂根は声をかけてくれる。
そして久人は坂根にお持ち帰りされてしまうのですが…久人はHの途中で酔って寝てしまい、その時は何もありません(笑)
今まで経験したHは痛いばかりで、挿入に恐怖感があった久人は、坂根のことも拒否してしまうんですが、その上、途中で寝てしまい、目覚めると坂根は仕事に行ったあと。
醜態をさらし、失敗したことを知り落ち込む久人ですが、再び坂根から連絡があって、それ以来週末ごとに坂根のマンションで二人は会うようになります。
有頂天になる久人ですが、舞い上がりながらも、やがて不安が偲びよってきます。
坂根からは好きだと言われたわけでもなく、つきあってくれとも言われていない。自分とは外で会おうとしないし、料理をしたり掃除をしたり、坂根に嬉々として尽くす自分は、もしかしてセフレか便利な家政婦?
そして、坂根が、実は相当な遊び人だという噂も聞いてしまい、また以前の恋人が、自分とは全く違うタイプの、綺麗というには綺麗すぎる男だったことを知ってしまいます。
久人は「見た目はしっかり男の子なのに中身は乙女」と言うコンセプト。
久人って、少女漫画の主人公そのままですよね。カッコいい男の子に恋をして、つきあうようになるものの、「こんなカッコいい人が…」と不安になったり、優しくされて有頂天になったり、そうかと思うと急に全てが悪い方に思えてしまい、「遊ばれてるのかも」と落ち込んでみたり。そして不安になる少女の前に、彼にぴったりの超美少女が寄り添っているのを見てしまい…。
少女漫画の定番とも言えるこの展開、ちょっと自分に自身のないヒロインが恋に揺れる様は、共感とまではいかなくても受け入れやすいんじゃないかと思う。
逆に少女漫画では、昔から使い古されてて面白みは感じないけれど、BLになったら、不思議と可愛くて面白くて楽しんで読めてしまいました。
あまりにラブラブでうまく行き過ぎているので、義月さんならではのキツい落とし穴があるのでは?と思っていましたが、今回なかったですね。義月さんて、こんな可愛いお話を書くひとでした?(笑)
坂根が怒った時は、確かにかなりひど~い言葉を投げつけていたので、「あ、義月さんだ」と思ったんですが、坂根はただ独占欲の強い、嫉妬深い、久人にメロメロの攻めでしたもんね。坂根に裏表がないとすると、ほんとにただただ優しい、いい恋人だったんですね。妙にドキドキ構えちゃいましたが、甘い、ラブラブのお話だったのが、なんかちょっと信じられない(笑)
見た目が体育会系男な受けに、綺麗系の攻めというのは私のツボからは外れていてちょっと困るんですが(笑)、イラストがそんなに男っぽくは描かれてないので、気になりませんでした。
あとがきには久人はドM受けで、坂根はドS攻めのように書いてありますが、実際は可愛らしいもんで、こんなんならいいんじゃないかと思う(笑) 今までよりこれからの方がエスカレートしていきそうな気がするので、そうなると私は怖いけれど(笑)
義月さんの中では、私の大好きな「契約不履行」と同じくらい読みやすいんではないでしょうか。話のタイプは違うけど。
楽しく読ませていただきました。
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