容姿よし、勉強も運動も料理もできる完璧な創吾と、カワイイ見た目ながら中身はオトコマエな夏海。
幼なじみの二人の関係は、母を亡くし泣いてばかりいた夏海を創吾が側で慰めてくれた四歳の頃から変わらなかった。
だが最近夏海は、創吾の過保護ぶりがどうにも気に入らない。正直うざい。では自分は創吾に離れてほしいのか?
疑問を抱き始めた矢先、創吾に″秘密″が出来て……?
幼なじみの二人の関係は、母を亡くし泣いてばかりいた夏海を創吾が側で慰めてくれた四歳の頃から変わらなかった。
だが最近夏海は、創吾の過保護ぶりがどうにも気に入らない。正直うざい。では自分は創吾に離れてほしいのか?
疑問を抱き始めた矢先、創吾に″秘密″が出来て……?
深津創吾(ふかつそうご)×小田切夏海(おだぎりなつみ)
高1、同級生、幼馴染。
「明日、恋におちるはず」
「今日、恋におちたので」
「いつも、恋におちている」の三編。
いつもどおりの大阪弁。
今回はコメディですね。特に創吾が。
家も近所で本当に幼い頃から仲良しだった二人。
創吾の家は共働きで、創吾は夏海の家で過ごすことも多く、本当の兄弟のように育ちました。
しかし夏海が4歳のとき、母が突然の事故で他界。
突然母を亡くした幼い夏海は、寂しさと悲しさで泣いてばかりいましたが、創吾はずっと一緒にいて、慰め続けます。
近所の犬と遊んで一時哀しみを忘れた夏海が、こんな犬がほしいな、ずっと側におってくれたらええな、と言うと、創吾は「ボクが側におったらあかん?」と尋ねます。
「そうちゃんでもええよ」
―そしたらボク、ずっとなっちゃんの側におるな。
そして成長し高1になった二人。
それ以来、創吾はその時の言葉どおり、とにかく夏海のそばにずっとい続けているわけです。
学業優秀で、レベルの高い高校への進学も可能だったのに、夏海と同じ普通レベルの高校を受験。
以前から、創吾は母を亡くした夏海のために料理することを覚え、度々夏海の家でご飯を作っていたのですが、高1になると家のご飯だけでなく、夏海のために毎日お弁当を作ってくるようになっています。学校の行き帰りには迎えに来て一緒に登下校。
中学時代夏海と一緒に柔道部に入り、初段の腕前となったのに、高校では引き続き柔道部へ入部した夏海をよそに、夏海のために料理の腕を上げるべく、創吾は料理部に入ります。
柔道部の練習が終わるのを待ち、タオルとスポーツドリンクを手渡す姿は校内でも有名となり、その過保護ぶりから、夏海は同級生や先輩たちからからかわれ、笑いのタネにされています。
創吾の世界は夏海中心で周っているんですね。
文武両道で容姿にも恵まれた創吾は、注目の的だしモテるのに、夏海以外の人間や物事には全く興味がありません。何を置いても「夏海夏海夏海」。至れり尽くせりで、甘やかし放題。
しかし、夏海は最近そんな創吾がちょっとウザイ。
夏海はもっと、対等な普通の友人同士として、甘やかされるだけではない関係になりたいと不満を抱くようになります。
しかし、そんな矢先、創吾が突然、「一緒に帰れない」と言い出す。訳を聞くと「秘密」。
いつもくっついてきて、なんでも夏海を優先してきた創吾が「秘密」。
創吾が自分から離れたことは「いいこと」のはずなのに、夏海の心は苛立ち、わけのわからない焦燥感に苛まれる。
「明日、恋におちるはず」は二人が恋人になるまでのお話ですが、当たり前のように傍にあって、ちょっと邪険に扱っていたものがなくなることで、その大切さに気づくというのは定番ですね。
しかし、そんなことよりも、とにかくお話は創吾の猪突猛進loveにつきると思います。
創吾は相当な電波男であり、言葉が通じません。
私はとりあえず、創吾の「夏海馬鹿」っぷりは面白かったですし、可愛らしいと思えたので普通に楽しめた。
「今日、恋におちたので」は創吾視点なので、夏海が何をしても「めちゃくちゃかわいい」と鼻の下を伸ばす創吾の色ボケぶりが可笑しいです。
創吾は保育園に通うころからずっとこんな状態なので両親もすでに匙を投げているらしく、夏海に「よろしくお願いします」と頭まで下げています。
「いつも、恋におちている」では、二人は大学生。甘やかされているようにみえて、実は創吾を甘やかしている夏海が伺えます。
やれやれ…と思いつつ、でも創吾に甘やかされることが嬉しくもあるし、そんなことで喜ぶ創吾が可愛くもある。
「甘やかされるのは嫌だ」と思っていた夏海でしたが、上手に甘えて恋人を喜ばすことだって恋のテクニックのひとつですもんね。
時にはストーカー紛いと化し、4日会えないといって大泣きする、そんな創吾の盲目愛を受け入れることにしたんだから、夏海も大人にならなくちゃ・・・ということでしょうか。
しかし、会社勤めするようになっても創吾はこうなのかなぁ。なかなか大変そうだけど、二人がいいんならいいでしょう。
高1、同級生、幼馴染。
「明日、恋におちるはず」
「今日、恋におちたので」
「いつも、恋におちている」の三編。
いつもどおりの大阪弁。
今回はコメディですね。特に創吾が。
家も近所で本当に幼い頃から仲良しだった二人。
創吾の家は共働きで、創吾は夏海の家で過ごすことも多く、本当の兄弟のように育ちました。
しかし夏海が4歳のとき、母が突然の事故で他界。
突然母を亡くした幼い夏海は、寂しさと悲しさで泣いてばかりいましたが、創吾はずっと一緒にいて、慰め続けます。
近所の犬と遊んで一時哀しみを忘れた夏海が、こんな犬がほしいな、ずっと側におってくれたらええな、と言うと、創吾は「ボクが側におったらあかん?」と尋ねます。
「そうちゃんでもええよ」
―そしたらボク、ずっとなっちゃんの側におるな。
そして成長し高1になった二人。
それ以来、創吾はその時の言葉どおり、とにかく夏海のそばにずっとい続けているわけです。
学業優秀で、レベルの高い高校への進学も可能だったのに、夏海と同じ普通レベルの高校を受験。
以前から、創吾は母を亡くした夏海のために料理することを覚え、度々夏海の家でご飯を作っていたのですが、高1になると家のご飯だけでなく、夏海のために毎日お弁当を作ってくるようになっています。学校の行き帰りには迎えに来て一緒に登下校。
中学時代夏海と一緒に柔道部に入り、初段の腕前となったのに、高校では引き続き柔道部へ入部した夏海をよそに、夏海のために料理の腕を上げるべく、創吾は料理部に入ります。
柔道部の練習が終わるのを待ち、タオルとスポーツドリンクを手渡す姿は校内でも有名となり、その過保護ぶりから、夏海は同級生や先輩たちからからかわれ、笑いのタネにされています。
創吾の世界は夏海中心で周っているんですね。
文武両道で容姿にも恵まれた創吾は、注目の的だしモテるのに、夏海以外の人間や物事には全く興味がありません。何を置いても「夏海夏海夏海」。至れり尽くせりで、甘やかし放題。
しかし、夏海は最近そんな創吾がちょっとウザイ。
夏海はもっと、対等な普通の友人同士として、甘やかされるだけではない関係になりたいと不満を抱くようになります。
しかし、そんな矢先、創吾が突然、「一緒に帰れない」と言い出す。訳を聞くと「秘密」。
いつもくっついてきて、なんでも夏海を優先してきた創吾が「秘密」。
創吾が自分から離れたことは「いいこと」のはずなのに、夏海の心は苛立ち、わけのわからない焦燥感に苛まれる。
「明日、恋におちるはず」は二人が恋人になるまでのお話ですが、当たり前のように傍にあって、ちょっと邪険に扱っていたものがなくなることで、その大切さに気づくというのは定番ですね。
しかし、そんなことよりも、とにかくお話は創吾の猪突猛進loveにつきると思います。
創吾は相当な電波男であり、言葉が通じません。
私はとりあえず、創吾の「夏海馬鹿」っぷりは面白かったですし、可愛らしいと思えたので普通に楽しめた。
「今日、恋におちたので」は創吾視点なので、夏海が何をしても「めちゃくちゃかわいい」と鼻の下を伸ばす創吾の色ボケぶりが可笑しいです。
創吾は保育園に通うころからずっとこんな状態なので両親もすでに匙を投げているらしく、夏海に「よろしくお願いします」と頭まで下げています。
「いつも、恋におちている」では、二人は大学生。甘やかされているようにみえて、実は創吾を甘やかしている夏海が伺えます。
やれやれ…と思いつつ、でも創吾に甘やかされることが嬉しくもあるし、そんなことで喜ぶ創吾が可愛くもある。
「甘やかされるのは嫌だ」と思っていた夏海でしたが、上手に甘えて恋人を喜ばすことだって恋のテクニックのひとつですもんね。
時にはストーカー紛いと化し、4日会えないといって大泣きする、そんな創吾の盲目愛を受け入れることにしたんだから、夏海も大人にならなくちゃ・・・ということでしょうか。
しかし、会社勤めするようになっても創吾はこうなのかなぁ。なかなか大変そうだけど、二人がいいんならいいでしょう。
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