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渇望の部屋
秀 香穂里著 / 水名瀬雅良イラスト
海王社
ガッシュ文庫(2006.8)


挫折を知らないトップモデルの入江草一は、ある日一枚の服に魅せられる。そのブランドの専属になってやろうと自信たっぷりにそのデザイナー・椎名剛士の元を訪れた草一。しかし喜んで自分を受け入れてくれるだろうという思惑はことごとく裏切られ、椎名は傲慢かつ不遜な態度で草一のプライドを崩してきた。「きみの肌は感じると艶を増すな」採寸していた椎名に淫猥に身体を嬲られ、草一は屈辱を味わわされる。
けれど草一の身体は心を裏切り、強く椎名を求めて―。
椎名剛士(しいなつよし・32歳)×入江草一(いりえそういち・26歳)

「渇望の部屋」
「熱情の部屋」の二編。

モデルを始めて七年、誰もが知る人気モデルの頂点に立った草一は、売れるにつれ、その傲慢さも鰻登り。
ある日、いきつけのショップで見た一枚のシャツに惹きつけられた草一は、それがパリで成功した日本人デザイナーのもので、日本進出のために専属モデルを捜していると知り、“自分がなってやろう”とデザイナー・椎名の家にオーディションに出向きます。
選ばれて当然、と自信満々だった草一ですが、現われた椎名は自分と同じくらい偉そうな態度で草一の慢心を指摘し欠点をあげつらいます。腹を立て辞去しようとした草一ですが、モデルとしての体型をチェックしたいと挑発され、脱いだとたんに椎名の手でいいようにされ、イかされてしまいます。
バカにされプライドも傷つけられ怒る草一ですが、一週間後椎名から草一を専属モデルに選んだとの連絡が入ります。

片やモデル、片やデザイナーと仕事に実力とプライドを持った男同士が反発し惹かれあうというパターン。
慢心してトップの座にあぐらを掻いていた草一が、椎名という男に出会って、モデルの仕事、そして自分自身の意識を変えていきます。初めは屈辱を感じたものの、それをバネとして自分を変え、更に上に行こうとする。
抱かれてしまって気になるだけじゃなくて、椎名の仕事に対する姿勢、プライドに感銘して共感して、自分で自分を変えていこうとするところがいいと思います。

草一は登場時は結構イヤミなやつですが、そういうところは素直でしたよね。
男×男のバトル…のような感じだった最初とは違って、椎名への想いを自覚したら、草一は意外に可愛い男になってしまったかな。

けっこう甘い仕上がりではないかと思います。
仕事に対する意識と恋愛感情がうまく絡んでて、「反発」から「恋」へが無理なく感じられるのがいいです。
水名瀬さんのイラストも合っていたように思います。

モデルや芸能関係が舞台のお話にはあんまり萌えない私ですが、お話は楽しく読みました。
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