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純真にもほどがある!
崎谷 はるひ著 / 佐々成美イラスト
幻冬舎コミックス
ルチル文庫(2007.5)


茅野和明は「燃えあがるような恋をしてみたい」が口癖で恋愛依存症。
ある日茅野は、共同経営者で幼いころからの友人である瀬戸光流と酔った勢いでベッドイン。思わず「なんでおまえなの!?」と叫ぶ茅野に、瀬戸はそっけない。
そんな瀬戸が気になる茅野は……!?
茅野和明(ちのかずあき・29歳)×瀬戸光流(せとみつる・29歳)
インポートショップ&ドリンクバー共同経営者、幼馴染。

どっかで聞いたようなタイトルと思いつつ購入。
読んだら、「あれ?この話知ってる」
読んでましたよ。イラスト変わってるからうっかりしました。前は山田ユギさんでしたよね。下調べが足りませんでしたね(^^ゞ
しかし感想を書いていないようなので、この機会に…。
「純真にもほどがある!」
「強情にもほどがある!」
「蜜月にもほどがある!」書き下ろしの三編。

小学校低学年で知り合い、親友としてつきあってきた二人は現在、インポートショップ&ドリンクバーの共同経営者となり、店を置く同じビルで同居生活をしています。
そんなある朝、目覚めた茅野は自分と瀬戸がベッドで全裸でいるのに呆然とします。前の晩の記憶はなく、酔った勢いで親友といたしてしまったと、動揺する茅野。しかし瀬戸の態度には何の変化もなく、慌てて意識しているのは茅野だけ。
忘れてくれた方が都合がいいと思うのに、茅野はそんな瀬戸の態度になぜか苛立ちます。

あまりに長い間、この二人の場合は二十年以上、友人としてあまりに近くにいたので、関係が『恋愛』に変化するのはなかなか大変です。BLではよくあるパターンですが。
ヘタレで困った君の攻めとクールなツンデレ受けですが、茅野のヘタレぶりが可愛らしくて好きでした。イラストがユギさんから佐々さんに変わりましたが、佐々さんの美麗な茅野のヘタレ顔は、なかなか良かったですね。
「純真~」は二人が恋人になるまでを茅野視点で。

「強情~」は、瀬戸視点に変わり、恋人になったあとのお話。瀬戸はホントに強情だと思いました(笑)。
こういうグズグズの主人公を教え諭す立場の脇役が崎谷さんの話では良く出てくるように思うんですが、大変説教臭くて崎谷さんらしいです。言ってることは正論です。
でもたまには自分でいろんなことに気づいてみたらどうでしょう。
とりあえず、そんなことより正直茅野が可哀相だと思いました。
「蜜月~」は書き下ろしですがやはり我慢を強いられる茅野が可哀相だなぁ(笑)。

そしてHは相変わらず崎谷さんらしいHでした…。
そうは思えない感想ですけど、崎谷さんの中ではわりと好きなお話です。
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