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サマー・ヴァレンタイン
剛 しいら著 / 蔵王 大志〔画〕
フロンティアワークス
ダリア文庫(2006.7)


チョコレートショップ『冷人(れいと)』で働き始めた天野克彦は、天才ショコラティエ・永田冷人とスイートな関係。
でも最近ちょっとビター気味。何故なら永田が不機嫌なせい。しかも近くにアイスクリームショップができても何もしない。
克彦は永田の力になりたくてその店のアイスの味見をするが、それが永田にバレて喧嘩になってしまう。
おまけにその店に女装して偵察に行くことに…!?
永田真人(ながたまさと・店では冷人)×天野克彦(あまのかつひこ)
冷人が26~7で克彦が23~4歳ですね。

「ビター・ヴァレンタイン」の続編。
前作がバレンタインデーに合わせた冬の頃のお話でしたが、今回は夏。

夏の暑さにチョコレートは弱い。溶けてしまえば味は落ちるし、売り上げも落ちていく季節です。しかもすぐ近くに新しくアイスクリームショップ『クールミルク』が開店し、主力がチョコレートアイスクリームと明らかに『冷人』に対抗しています。
初めての夏を乗り切るためにいろいろと悩んでいる冷人はさらに不機嫌に。
克彦は冷人のために何かできないかと、元いたタウン誌編集部の若草(わかくさ)に頼み、『クールミルク』のアイスを試食します。すると、その味はなんと『冷人』のチョコレートアイスクリームと全く同じ味でした。
しかも若草とアイスを食べたことが冷人にバレ、お仕置きされたあげく喧嘩に。克彦は家を飛び出してしまいます。
そして若草にそそのかされ、克彦は『クールミルク』の社長の取材に女装して同行することに。社長の財前(ざいぜん)はやはり『冷人』を知っていて、克彦は財前がわざと同じアイスを作ったことを確信します。

好きな男のために何かできないかと頑張る克彦。
よくあるパターンは、黙って突っ走ったあげく失敗して攻に助けられる受…というのが多いですが、克彦は結構頑張ってましたね。
足手まといになってばかりじゃないのが、好感持てます。
前作に比べると永田の愛情もわかりやすくなってるかな?克彦は永田が何も話してくれないと思っていますが、ちゃんと支えあっているのが伝わってきました。それにラブラブ。
ただ最初の喧嘩のとき、「氷を入れる」のはちょっとね。腹が立ってもそんなことをするのはやめた方がいいです。身体に悪いと思います。マジで。

昔、冷人にヒドイ悪戯をしていた実兄の真喜(まさき)、相変わらずなやつですが、今回ちょっと溜飲の下がる出来事がありました。これで少しは自重するんじゃないでしょうか。

深く考えずに楽しめます。
前作はやはり読んでおいた方がいいかもしれませんね~。
そういう私も読んだんですけど、いろんなこと忘れてて、誰これ?そうだっけ?な状態でした(笑)。
読んでれば思い出せますが、未読だとわからないままになってしまいます。
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