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獅子座の男
小川 いら著 / トジツキハジメ画
幻冬舎コミックス
ルチル文庫(2006.7)


大学一年生の有季は、新宿で絡まれているところを「レオ」と呼ばれる怪しげな雰囲気の男に助けられる。
謎が多くて強引で、お礼をしたいと言う有季の家に押しかけ、身体でお礼を払わせるレオ。そんな男に心も身体も変えられてしまう有季だったが―。
ある日、レオのお使いで出かけた有季は不審な男たちに書類を奪われてしまう。謎だらけのレオの正体は!?
松田岳道(まつだたけみち・34歳)×鹿内有季(しかないゆうき・大学1年生)

「獅子座の男」
「都会の森のバンビ」の二編。

田舎から出てきたばかりで大学にも都会にも馴染めず「おのぼりさん」そのまんまの内気で引っ込み思案な有季。講義で必要な本を買いに慣れない新宿へ出ると、タチ悪い男たちに絡まれ、お金を巻き上げられそうになったところを怪しげだけれど強い男「レオ」に助けられます。
助けてもらった際レオのサングラスが壊れてしまい、有季はお礼が言いたくて新しいサングラスを買いレオに会いに行きますが、「そんな安物」と言われたあげくタクシーで有季の家に連れて行かれ「お礼をしてもらう」と無理矢理抱かれてしまいます。
それ以来、気まぐれに有季の家にやってきては有季を抱いて帰っていくレオ。
抵抗しても全く適わず、強引で好き勝手なレオに流されてしまう有季ですが、「気まぐれ」と「無理矢理」で始まった関係が、少しずつお互い離れられなくなっていくんですね。

レオは有季に服を買ってやり美容院にも連れていき、田舎出の冴えない青年をちょっと目を惹く美青年と変え、新宿の街を連れ歩くので有季の存在も新宿では「レオのお気に入り」とちょっと有名になっていきます。
sexした相手からは金をせびるのに有季からお金を取ることはなく、大勢の相手の中で、自分はもしかすると特別かもしれないと思う有季。
そんな時、レオに頼まれ書類を届けにいく途中で男たちに襲われ、それが予め仕組まれていたと聞かされた有季は、レオが自分を利用していたということを知ってしまいます。詰め寄る有季を抱いて誤魔化そうとするレオ。怒った有季はレオに「大嫌い」と言ってしまいます。

新宿を自分の庭のように闊歩するレオは、その界隈では有名で、気に入らないチンピラがいれば殴りつけ、その日の気分で男でも女とでもsexをし、代わりに金をせびって飲みに行く、その様子がまるでライオンの雄のようなので「レオ」と呼ばれています。
対する有季は、その苗字「鹿内」から、レオが「バンビ」と名づけます。
ライオンとバンビ、まさにそういう感じで、ウブで純真な有季がレオに翻弄される様は、可愛いバンビが食われているようです。
力関係はかなり一方的なんですが、有季の「やられっぱなし」といった感じにはなっていないように思います。「ウブで純真」の強さというんでしょうか。レオのように擦れた男にはかえってたまらない魅力に映るだろうと思うんですよね。

昼間っから新宿をウロウロしているレオですが、一応ちゃんと仕事はしています。一体何をしてる人なんだろうと思いましたが、意外というか、こういう仕事は思いつかなかったです。お金持ってるはずだよな~と納得。

「獅子座の男」では、視点が有季側なため、強引で言いたい放題やりたい放題のレオの本音があまり見えてこないんですが、「都会の森のバンビ」では、バンビに捕まってしまったライオンの図が見られて、ニヤッとしてしまいます。
本当の「無垢」の前では太刀打ちできないという感じ。
一見悪い男に引っかかってしまった田舎の純情青年のように見えますが、結構、バンビがライオンを翻弄するかもしれないですね。

それほどページ数もなく、サラサラッと楽しく読めましたが、
Hシーンでのレオの言葉の苛めは、しつこくてちょっとヤだったなぁ。
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