成績優秀でテニス部のエースの千野純直は、超モテる生徒会長だ。180に近い長身、切れ長の眸は涼しげで、引き結ばれた唇は無愛想だが女子にはニヒルで通っていた。
しかし、外見とは裏腹に千野の心は実は“夢見る乙女”
そんな彼の片思いの相手は一学年したの二年生・有坂和志くん。
千野の初恋は一体どうなる…?!
しかし、外見とは裏腹に千野の心は実は“夢見る乙女”
そんな彼の片思いの相手は一学年したの二年生・有坂和志くん。
千野の初恋は一体どうなる…?!
有坂和志(ありさかかずし・17歳)×千野純直(ちのすみただ・18歳)
「《最近とっても気になる砂原さんの過去本も読んでみよう》企画第二弾(不定期)」は、こちらを選んでみました。
「ミスター・ロマンチストの恋」
「ミスター・ロマンチストの手紙」の二編。
千野はモテる。
押しも押されぬテニス部のエースで、成績は常にトップクラス。二年の秋からは生徒会長というオマケまでついた。
身長は180に少し満たないが、平均を軽く上回る長身。ちょっとやそっと殴ったくらいではダメージを受けそうにもないしっかりとした鼻筋は高く、切れ長の眸は涼しげだが、二重はくっきりとしていて華もある。
笑うことが不得手なせいでムッと引き結んでいることの多い唇は、怒っているとか澄ましていると勘違いされることも度々で、男子生徒には不評だ。けれどどういうわけか女子にはニヒルと称されていたりする。
ようするに、同性からは妬まれ、異性からは多少の無愛想など目をつぶっていただけるほどにカッコイイのが千野だった。
千野くんはこんな人です。
しかしその中身は『乙女』。
今時女の子にも見かけないくらいの乙女です。
BL世界ではどっからどう見ても「攻」の外見からズレまくった純情可憐な中身、そのギャップが、すみません、これちょっと面白すぎです(笑)。
千野は、スポーツ大会のリレーで五人ものゴボウ抜きをした一学年下の「有坂和志」のカッコよさにポーッとなり、それ以来、ずっと片思いをしています。
校庭や学食で姿を見かけるたびこっそり姿を盗み見ては胸をときめかせ、書いたものの渡せないラブレターを机の引き出しにそっとしまっています。
そんな千野の想いを知っているのは幼馴染で親友の藤木朋巳(ふじきともみ)。
小柄で華奢で大きな瞳の朋巳は、どっからどうみても「受」なのに、実は朋巳はウサギの皮を被ったオオカミです。
そして千野はオオカミの皮を被ったウサギ。とうてい話かけることなどできず胸に秘められた有坂への想いを朋巳に聞いてもらっては「乙女。キショイ」と激励(?)されています。
そんな千野君が初めて有坂に声をかけ少しずつ会話をするようになって…とゆっくり二人の恋は進展していくんですが、筋がどうのこうのというよりも、とにかく千野の見た目と中身のギャップがホントに可笑しいんです。
顔つきは変わらず据え置きのクールなままなのに、その心の中たるや…、その乙女っぷりと外面を想像するとおかしくておかしくて。
勇気を出して手作りしたお弁当を渡そうとしたのに、有坂に受け取ってもらえず、傷ついたようにその場から走り去っていく後ろ姿は…だけど見た目は「攻」なんだよね(笑)
一昔も二昔も前の中学生の初恋のような純情ぶりは、笑っちゃいけないけどどうしても笑えてしまう。
片思いされる側の有坂は、しっかりしててクールだけれど、千野の見た目と中身のギャップにちゃんと気づいて、それを可愛いと思えて、真剣に真面目に受け止めてくれる、千野の相手としては安心して読める、いい男の子です。
友人の朋巳もオトコマエで千野の乙女っぷりを口ではからかいつつ、ちゃんと千野のことをわかってくれているやはりとてもいいお友達。でも残念ですがノンケ(笑)
砂原さんのユーモアは、サラッとしていて笑わせようと言う意図がミエミエにならず、でも言い回しや間、その場の空気を想像させることでしっかり笑いのツボが伝わってきて、そのセンスが私は凄く好きです。文章も上手いと思う。
そして恋する気持ちのためらいや戸惑い、切なさ、それに一生懸命ゆえのトンチンカンさとか、人が見たら滑稽な思い込みとか、微妙な気持ちを書くのが上手いな~と思うのです。。
このお話も、とても可愛いラブコメディで、大変楽しく読めました。
しかし、実は私は千野の方が攻めが良かった(笑)
「乙女な攻」の方がツボだったなぁ~!
だって千野は外見がさぁ…。
二人とも身長は同じくらいでガタイに差があるわけじゃないので、華奢な男に押し倒される180の大男という見た目にはならないから救われましたけど、有坂が小柄で細身だったりしたら、「その図」はちょっとイヤだった(笑)
乙女な千野が「どうしよう、どうしよう」って思いながら一生懸命Hして、先にイッちゃったりして「ごめん…」ってうつむいて目尻を潤ませたりしたら可愛かったのに(笑)
でも千野くんが「攻」だったらそれ以前の問題で、きっといつまで経ってもHできないでしょうね…。
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「ミスター・ロマンチストの恋」
「ミスター・ロマンチストの手紙」の二編。
千野はモテる。
押しも押されぬテニス部のエースで、成績は常にトップクラス。二年の秋からは生徒会長というオマケまでついた。
身長は180に少し満たないが、平均を軽く上回る長身。ちょっとやそっと殴ったくらいではダメージを受けそうにもないしっかりとした鼻筋は高く、切れ長の眸は涼しげだが、二重はくっきりとしていて華もある。
笑うことが不得手なせいでムッと引き結んでいることの多い唇は、怒っているとか澄ましていると勘違いされることも度々で、男子生徒には不評だ。けれどどういうわけか女子にはニヒルと称されていたりする。
ようするに、同性からは妬まれ、異性からは多少の無愛想など目をつぶっていただけるほどにカッコイイのが千野だった。
千野くんはこんな人です。
しかしその中身は『乙女』。
今時女の子にも見かけないくらいの乙女です。
BL世界ではどっからどう見ても「攻」の外見からズレまくった純情可憐な中身、そのギャップが、すみません、これちょっと面白すぎです(笑)。
千野は、スポーツ大会のリレーで五人ものゴボウ抜きをした一学年下の「有坂和志」のカッコよさにポーッとなり、それ以来、ずっと片思いをしています。
校庭や学食で姿を見かけるたびこっそり姿を盗み見ては胸をときめかせ、書いたものの渡せないラブレターを机の引き出しにそっとしまっています。
そんな千野の想いを知っているのは幼馴染で親友の藤木朋巳(ふじきともみ)。
小柄で華奢で大きな瞳の朋巳は、どっからどうみても「受」なのに、実は朋巳はウサギの皮を被ったオオカミです。
そして千野はオオカミの皮を被ったウサギ。とうてい話かけることなどできず胸に秘められた有坂への想いを朋巳に聞いてもらっては「乙女。キショイ」と激励(?)されています。
そんな千野君が初めて有坂に声をかけ少しずつ会話をするようになって…とゆっくり二人の恋は進展していくんですが、筋がどうのこうのというよりも、とにかく千野の見た目と中身のギャップがホントに可笑しいんです。
顔つきは変わらず据え置きのクールなままなのに、その心の中たるや…、その乙女っぷりと外面を想像するとおかしくておかしくて。
勇気を出して手作りしたお弁当を渡そうとしたのに、有坂に受け取ってもらえず、傷ついたようにその場から走り去っていく後ろ姿は…だけど見た目は「攻」なんだよね(笑)
一昔も二昔も前の中学生の初恋のような純情ぶりは、笑っちゃいけないけどどうしても笑えてしまう。
片思いされる側の有坂は、しっかりしててクールだけれど、千野の見た目と中身のギャップにちゃんと気づいて、それを可愛いと思えて、真剣に真面目に受け止めてくれる、千野の相手としては安心して読める、いい男の子です。
友人の朋巳もオトコマエで千野の乙女っぷりを口ではからかいつつ、ちゃんと千野のことをわかってくれているやはりとてもいいお友達。でも残念ですがノンケ(笑)
砂原さんのユーモアは、サラッとしていて笑わせようと言う意図がミエミエにならず、でも言い回しや間、その場の空気を想像させることでしっかり笑いのツボが伝わってきて、そのセンスが私は凄く好きです。文章も上手いと思う。
そして恋する気持ちのためらいや戸惑い、切なさ、それに一生懸命ゆえのトンチンカンさとか、人が見たら滑稽な思い込みとか、微妙な気持ちを書くのが上手いな~と思うのです。。
このお話も、とても可愛いラブコメディで、大変楽しく読めました。
しかし、実は私は千野の方が攻めが良かった(笑)
「乙女な攻」の方がツボだったなぁ~!
だって千野は外見がさぁ…。
二人とも身長は同じくらいでガタイに差があるわけじゃないので、華奢な男に押し倒される180の大男という見た目にはならないから救われましたけど、有坂が小柄で細身だったりしたら、「その図」はちょっとイヤだった(笑)
乙女な千野が「どうしよう、どうしよう」って思いながら一生懸命Hして、先にイッちゃったりして「ごめん…」ってうつむいて目尻を潤ませたりしたら可愛かったのに(笑)
でも千野くんが「攻」だったらそれ以前の問題で、きっといつまで経ってもHできないでしょうね…。
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