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イラスト/北畠あけ乃

三年前に警察を辞め、現在は「陣内探偵事務所」を経営するしがない探偵、陣内拓朗。彼にはもっとも苦手とする男がいる。
それは新宿歌舞伎町一帯をシマに暗躍する、美形だが凶暴なヤクザ、天海泰雅だ。見てくれの繊細さとは裏腹に、東日本最大の暴力団組織・紅龍会の直系二次団体周藤組の幹部であり、『周藤の虎』と呼ばれ恐れられている。
天海の依頼してくる仕事にはろくなものがない。陣内にとっては疫病神のような存在だ。
そんな天海が今日も厄介な依頼を持ち込んできて!?
陣内拓朗(じんないたくろう・37歳)×天海泰雅(あまみたいが・29歳)
ヘタレオヤジ探偵と女王様ヤクザ(笑)

三年前警察を辞めた陣内は、今はひとりで「探偵事務所」を開いています。その事務所に天敵・天海が現れる。
天海はインテリヤクザで、綺麗で繊細な顔立ちをしているのもの性格は「気性の荒い化け猫」。
口も悪いし、暴力的ですぐに殴ったり蹴ったりする男です。陣内に対しては多分にサディスチックな扱いをしています(笑)

出逢いは12年前、天海がまだ高校生、17歳の時でした。交番勤務から少年課の刑事となったばかりの25歳の陣内は、所轄の繁華街で乱闘し怪我をした天海と知り合います。
そして天海の家の荒んだ状況を知る。
天海の父は酒を呑むと妻や息子に暴力を振るっていました。天海は家に帰りたくなくてフラフラと街を彷徨ってはゲームセンターで時間を潰していました。天海の状況を気にかけ、何かと声をかけていた陣内ですが、ある晩、天海から突然電話がかかってきます。
「陣内さん、俺、やっちまった」
母に暴力を振るう父親を見かねて止めに入った天海は殴られ、ついに父を刺殺してしまったのです。

陣内は何もできなかった自分を悔やみますが、天海は少年院へと送られ、次に出会ったのは天海が21の時。天海はすでに暴力団のチンピラとなっていました。
その後一旦姿を消すものの、再び目の前に現われた天海は、周藤組幹部、天海組の組長にまでのし上がっていました。

天海の背景は悲惨なものですが、お話の雰囲気はそれほどハードではなかったです。暴力妻に尻に敷かれるオヤジ攻の図がなんとなくおかしいから?(笑)
陣内が受けた依頼が周藤組の追う事件と絡んでいて、陣内は嫌々ながら(笑)天海と一緒に事件を追っていく。その過程で、出会ってからお互いがどういう想いでいたのかが少しずつわかってきます。

天海は陣内に容赦がなく、殴ったり蹴ったり脅したりとボコボコなんですよね。痛い思いをして呻いているオヤジ陣内はホントに可哀相(笑)
しかし時折見せる天海の素の部分から、天海が陣内にずっと恋心を抱いてきたことがわかると、いじらしさも感じます。

自分を心配してくれた男に背いてヤクザになってしまった天海も、天海がそうなることを止められなかった陣内もお互いに負い目を感じているんですよね。

自分を受け入れてはくれないだろうと諦めながら、眠る陣内にキスしたり、跨ってしまったり咥えてしまったり(笑)、時折気持ちが抑えきれなくなるところもあります。
殴ったり蹴ったりしてしまうのも…悔しさと甘え、なのかなと思います。本当は抱きしめて欲しいんじゃないかな。でも絶対にそうしてもらえないことはわかっているから…。たんに可愛さ余って憎さ百倍なだけかも(笑)

陣内の方が、なかなか一歩を踏み出せません。その気持ちもなんとなくわかるんですよね。自分が知っていた17の天海と今の天海はあまりに違いすぎる。けれど、天海が心の傷をずっと抱えてきたことを知ると、そのすべてを受け止めることを決心します。
ずっと乗っかられたり押し倒されたりしてばかりの陣内でしたが、やっと押し倒すことができました(笑)。
でも押され気味です(^^ゞ 天海、受なのに攻めてますよね。Hはそんなにエロくないのに、天海の言葉がエロすぎです。

ヘタレオヤジに気性の荒い妻の図も萌えでしたが、天海の側近、頭脳派・那波、武闘派・賀持もちょっと気になる脇役でした。
英田さんはヤクザが絡むお話お上手ですよね。
面白かったです。

あれ?と思ったんですが一箇所イラストが入れ替わってたんですけど。
最初の依頼で陣内が天海に手帳で頬をピタピタ叩かれるところと、張(チャン)の姉の居場所を言わない陣内が天海に腹を殴られるところ。
どう考えても逆だけど…?
これって乱丁本~!?(笑)
内容は間違ってないからいいですけどさ。
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