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愛しき獣 (ショコラノベルス HYPER)
羽野 高生著 / 桜遼イラスト
心交社
ショコラノベルスハイパー(2007/07)


海外研修から帰ってきた二神大地の隣家は、なんと揩戸組組長・揩戸仁の屋敷となっていた。さらに、事故によって右手を骨折した大地は、成り行きで揩戸の屋敷で養生することに。
初めはヤクザと敬遠していた大地だったが、揩戸という男の人柄に触れ次第に強く惹きつけられていく。そしてそんな気持を見透かすかのように戯れに触れてくる揩戸を、大地は戸惑いつつも受け入れはじめていた。
しかしそんな矢先、揩戸が他組組織組長の身内との婚約話を進めていることを知ってしまった大地は。
揩戸仁(かいどじん)×二神大地(ふたかみだいち)
組長×サラリーマン
年齢は不明です。
「愛しき獣」
「獣と見る夢」の二編。

半年の海外研修を終えて帰宅すると、住んでいるアパートの隣が暴力団組長・揩戸の屋敷となってしまっていて驚く大地。家を訪ねてきた組員に怯えた大地は、階段を踏み外して右手を骨折してしまいます。
病院に連れて行ってもらったあと揩戸の屋敷に招かれた大地は、「怪我が治るまでゆっくりしていけ」と言われ、滞在を承諾させられてしまいます。

そんな風に出会ったヤクザとサラリーマンの二人は、屋敷内で一緒に過ごすうちに自然に惹かれあっていく。というか、ほとんどひと目ぼれに近いんですが。

二人のシーンは何となく甘く優しい雰囲気がずっと漂っていました。
ヤクザものらしく、組間の争いや銃撃など、荒っぽい出来事もあるんですけど、撃たれて血が出ても、あんまり血なまぐささは感じませんでした。
そういうトラブルも『人情』のようなもので上手く収まってしまうからでしょうか。
揩戸や周りにいる組員もあまりヤクザらしくない感じがするし、揩戸に対して仕掛けてくる相手も、“嫉妬”や恋人に逃げられそうになって捨て鉢になって・・・という私情が理由なので、『ヤクザ』といっても『甘いヤクザもの』でした。

特別、血で血を洗うようなギトギトのヤクザものを欲しているわけではないので、ライトなヤクザもの(笑)として、普通に楽しんで読みました。
大地に対する揩戸は始終優しく、愛情に疑いもなく、誤解があったり、事件が起きてもそれほどおおごとにはならずに終わるので、感じ方によっては物足りなさもあるかもしれないですが、私はこれはこれでいいかな、と。
ヤクザに対しても、あまり態度の変わらないごく普通の青年の大地もいいと思いましたけど、だからこそ余計に『ヤクザ』を感じなかったのかもしれないですね。
サラッと読めた感じです。
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