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白の彼方へ
真崎 ひかる著 / 高峰顕イラスト
二見書房
シャレード文庫(2007.5)


北アルプスで山荘の管理人を務める朝陽の前に、死んだ恋人そっくりな、新人山岳警備隊員の塩見が現れる。
せっかく長い月日が記憶を薄めてくれたのに、やっと、いないことに慣れてきたのに。平穏な生活を望む朝陽の前に突如現われた無視できない存在。
心をかき乱され苛立ちを覚える朝陽だったが、一目惚れしたとひたむきに想いを寄せてくる塩見に次第に惹かれていく。
愛する人を再びなくすことの怖さから、朝陽は塩見を拒み続けるのだが――。
塩見岳(しおみがく・25歳)×伊澤朝陽(いざわあさひ・28歳)
新人山岳警備隊員×山荘管理人
表題作「白の彼方へ(雑誌掲載)」の上のカップルの他に、
「青の果てまで(書き下ろし」は
塩見の先輩・浅田崇文(あさだたかふみ・35歳)×医師・間宮拓未(まみやたくみ・29歳)のお話で、
2カップルのその後のお話を書いた「山小屋の怪(書き下ろし)がついています。
「白の彼方へ」と「青の果てまで」は時系列がちょっとかぶってます。

山で恋人を亡くした受け・朝陽の前に、亡くなった恋人にそっくりの攻め・塩見が現れ、抵抗や喪失への恐れを乗り越えて、再び恋をするお話。元恋人にそっくりな男はもちろん、元恋人に無関係ではないわけで…。
お約束どおりの定番なお話が「白の彼方へ」です。あわや塩見が遭難?とハラハラさせられるところまで、想像通りにお話が進むので、新鮮味がないといえばそうだけれど、安心して読める。何より、攻めの塩見が体育会系年下ワンコなので、定番だろうがお約束だろうが、それだけで嬉しいのです。高峰さんのイラストも良いですしね。

恋人を亡くし失意と哀しみのまま、恋人が亡くなった山の近くへとフラフラとやってきた朝陽と知り合い、慰めるように関係を持っていたのが「青」の攻め・浅田です。恋愛感情はなく、身体だけの関係。
そこへ恋人そっくりの年下の男が現れ、傷ついた年上美人の凍った心を溶かしていくわけです。うん、定番だ。
朝陽に新しい出会いが訪れたことに気づいた浅田は「もうやめよう」と関係を清算し、二人の恋を暖かく見守ります。「青」を読んでわかったんですが、その頃浅田も、医師・間宮に執心だったのですね(笑)

「青の彼方へ」の間宮は、恋人に二股をかけられた上に、出世のため捨てられ、上司の娘と結婚した元恋人の差し金か、やっかい払いのように山の医師として三ヶ月の出向を命じられて北アルプスへとやってきます。
そこで、男らしく押しの強い浅田と出会い、何かとからかってくる浅田に反発するものの、やがて惹かれていき・・・こちらでは「白」の朝陽を間宮が浅田の好きな相手と勘違いしたりします。

カップル四人が微妙に絡みあって進むお話。
他所様の感想を拝見した限りではアダルトカップルの方が人気は高いのかな?
でも私はいつでもワンコの味方(笑)。
「白の彼方へ」は雑誌掲載ということもあり、定番なのはともかく無難にまとまり過ぎているので、本当はもうちょっと突っ込んでほしかったところ。
「青の果てまで」も面白いですが、朝陽と間宮はキャラかぶってますよね。二人ともツンデレさん。そこがちょっと残念かな。

「山岳警備隊」という設定に萌え心も刺激されて、結構好きな感じでした。山岳警備隊とか消防とか海猿とか、人の命を救う使命を帯びて仕事する男はかっこいいです。
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