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意地っ張りたちの都合
かのえ なぎさ著
ゲンキノベルズ(2006.3)
通常24時間以内に発送します。
イラスト/小山田あみ

大学助教授の貴之は、従兄弟の頼みで恋人の形見の本を受け取るため、嫌々ながら古書店を訪れる。しかし従兄弟の名を騙り訪れた店で、若旦那の真壁と些細なことから言い争いになり、本は売らないと追い返されてしまう。
しかも後日、本に挟んであったラブレターに気づいた真壁が、貴之宛だと思いこみ、どうやって男を誘うのか見せてみろと強引に身体を組み伏せてきて…。
初めて知る快楽に抗う余裕もなく翻弄される貴之だが、素直になれない心とは裏腹に、身体はふしだらに真壁を求め始め―。
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真壁祥一郎(まかべしょういちろう・32歳)×九条貴之(くじょうたかゆき・31歳)
古本屋の若旦那と大学助教授。

貴之と同じ大学の国際政治学の教授・五十嵐の葬儀の夜、貴之の元にアメリカにいる従兄弟の紘夢(ひろむ)から電話があり、亡くなった教授の家から一冊の本を受け取ってきて欲しいと頼まれます。
しかも五十嵐と紘夢は恋人同士だったと聞かされ、貴之は嫌々ながら五十嵐の家に出向きますが、目当ての本は早々に古本屋に売られてしまったあと。
仕方なく向かった古本屋で貴之と真壁は出会います。

二人は何て言うんでしょうか、気の合わない大型犬と猫?
目を合わせたそのとたん、毛を逆立てでもしたような睨み合いです。
真壁はいい男ですが眼光鋭く胡散臭げに不遜な態度で貴之を見るし、貴之は美人だけれど冷たく硬質な印象でこれまた高飛車だし、口を開いたとたん言い争いとなります。二人の会話はずっとこんな調子。それが面白いといえば面白いんですが。
しかし、そのせいでか本は売ってもらえない。

紘夢の催促に否とは言えず、貴之は仕方なくその後も古本屋に通います。
教授と従兄弟の男同士の恋愛が理解できなかった貴之は、面倒に巻き込まれるのを避けるため五十嵐の家で従兄弟の名を名乗ったんですが、それが真壁に誤解を与えることになります。
貴之が欲しがった本には五十嵐から紘夢にあてたラブレターが入っていて、それを揶揄された貴之は思わずその手紙を「恥知らずなもの」と言ってしまうんですね。その言葉が真壁を怒らせ、いきなりですが真壁に押し倒されて最後までされてしまうわけです。

貴之の物言いは確かに可愛くないんだけど、何で真壁がそんなに怒るのかよくわからなかったんですよね(笑)。でもラストで手紙の内容がわかると、その理由も何となく理解できたかな。情に厚いヤツなんでしょうね。それでも唐突でしたけど(笑)。
しかしその後、仕事で大学に現われた真壁に、自分が「紘夢」ではなく「九条貴之」であることがアッサリばれる。
初めから言っておけばいいのに…と突っ込んではいけないんでしょうが、結構突っ込みたくなる展開が多かったんですよ(^^ゞ

間違いを知った真壁に平謝りされ、二人の間は急速に接近します。
お互い意識しあってるのが何だかちょっといいですね。
勢いで身体が先にきちゃったけど、思いがけずに良くて、誤解がとけたら急に意識しちゃったというように見えます。こういう恋の始まりもあるでしょうね。

本はもういつ戴いてもいいような状況なのですが、忙しくて取りにいけないとか(会いたいから送ってもらうことはしない)、行ったはいいけど慌てたあまりに置いてくるとか(本を受け取ったらそれで会えなくなる?と何となく不安)、そしていよいよ問題の本が真壁から貴之へ…というところで貴之の不用意な一言で喧嘩になりまたまた置いてくると…。引っ張りすぎだよ~(笑)
手紙の内容がラストにわかることで話が締まるようになってるので、しょうがないんですけどネ。わかっていても何で本を置いてくるかなぁ…と首を傾げたくなるのが辛いですね。
二人の仲も上手く行きそうになるとすぐ言い争いになってまた離れてしまうので結構焦らされました。

お話の好き度でいうと「普通」ですかね(笑)。
二人の会話はちょっと面白かった。
しかし九条にちょっかいを出す生徒さんの位置がよくわからなかったです。当て馬ではないし。要所要所で真壁への想いを意識させる役…なのかな。九条への想いは真剣みたいなのに中途半端にキスなんか許されちゃって、あとは打ち捨てられてしまって…可哀相に(笑)。
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