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赤色コール
剛 しいら著
徳間書店 (2006.4)
通常24時間以内に発送します。
イラスト/神崎貴至(キャラ文庫)

羽所郁生は救急指定病院の外科医。年下の救命士・風祭信吾が秘密の恋人だ。救急の現場では英雄のような活躍ぶり、でも二人きりになると大型犬のように甘えてくる信吾。
これ以上、夢中になったら別れられなくなる…。悩む郁生の前に、元恋人の麻酔医・麻生が現れて…!?
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風祭信吾(かざまつりしんご・23歳)×羽所郁生(はどころいくお・30歳)

「赤色サイレン」の続編です。ああ、嬉しい(笑)。
前作でオバサンのハートを鷲づかみにした信吾に再び会えて感激です。前回は、信吾の一生懸命なワンコぶりに「可愛い~可愛い~」と身悶えしましたが、今回は可愛いだけじゃなくてカッコいいのね。
逞しい男らしさと可愛らしさを違和感なく合わせもつ信吾の魅力を堪能しました。


前作から1ヶ月くらい経過しています。
救急救命士の仕事は朝から翌朝までの24時間勤務。
勤務が終わると信吾は寮には帰らず郁生のマンションに直行する日々です。郁生と休みが合えば一緒にいられますが、出勤日に当っていて郁生を見送ることもあれば、当直で会えなかったり緊急で呼び出されたりと擦れ違いも多い。
けれど合鍵も渡されているから、信吾は家の掃除をしたり料理を作って帰りを待ったりと恋人に甘く尽くしています。
かれど郁生の方は信吾のように甘い時間を素直に楽しむことができないんですね。

自分がどんどん信吾に嵌まっていくのが怖くなっているというんでしょうか。
信吾は本当に「いい子」なので7つも年上の「男」などと一緒にいていいんだろうかという、信吾の将来を思う気持ちもある。元はと言えば自分が軽い気持ちで誘ってしまい、ノンケだった信吾を男同士の恋愛に引き込んでしまった罪悪感も感じています。
信吾の裏表のない真っ直ぐで誠実な気質や男らしさ逞しさの中にときおり見せる可愛らしさにどんどんのめり込んでいき、ストレートな愛情を嬉しいと感じている自分がいても、このまま夢中になって信吾を受け入れ、そしてもし別れるときがきたら自分の方がきっと耐えられなくなる。そんな風になるのは郁生のプライドが許さない。
だから信吾の愛情に素直になれず、つっけんどんな態度で接してしまい、信吾が傷ついた顔をするとしまったと思うけど素直じゃないから謝ることもできない。
信吾の周りに自分以外に親しい人間の影が見えると嫉妬してしまい、そんな郁生はどう見ても手遅れだと思うんだけど(笑)、今までいい恋愛をしてきてないから信じて進んでいいのか、傷つく前に離れた方がいいのか迷ってしまっている。
迷いを打ち明けることなく信吾に冷たい態度を取ってしまうので、信吾にも不安が生まれてしまいます。
一緒にいたいという気持ちを隠さず郁生に全身で懐いていく信吾ですが、もしかするとそういう愛情や自分の存在は郁生にとって重いんだろうかと。
二人の間には微妙な擦れ違いの空気が流れはじめます。

郁生って…「ツンデレ」っていうやつですね。去年前作が出たときはまだそんな言葉知りませんでしたが(笑)。

お互いの迷いを取り除き、それ以上に二人の関係を確かなものとする二つの事件が起こります。
ひとつは郁生の以前の恋人・麻生(あそう)。ストーカーとなった彼が郁生の身に危険を及ぼします。
そしてそれが解決したと思ったら今度は信吾の命が…!このシーン、ハラハラするんだけどジーンとしてしまった。

「赤色コール」というタイトルは二人の仕事を連想させますが、二人の強い結びつきの意味でもあるのがわかりナルホド~でした。
こんな絆を発見したら、迷いも遠慮もなく突き進むのが正解ですよね。
仕事の場面も緊迫感がありなかなかリアルです。
消防署で朝、署員が体操していたり、レスキューが訓練しているのを見かけることがありますが、ああいう場面が目に浮かびます。
消防署に止まってる救急車を見たら、信吾を探してしまいそう。
実は救急車には身内が関わってるので親近感もあったりします。

信吾ワンコはどこをとっても相変わらず可愛いくて満足~。
同僚が憧れたり、ちょっかい出したくなるのもわかるんですよね(笑)。あの同僚に信吾がホられるのを想像するのは…(^^ゞ
郁生もいつも冷静なのに信吾のことだと頭の中がグルグルグルグルしちゃってるのが可愛らしいというか大変いじらしい。

今回も満足でした。
「赤色」2冊は大切に保存します(笑)
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