![]() | 甘くて純情 剛 しいら著 / Meraイラスト フロンティアワークス ダリア文庫2007-07 by G-Tools |
佐川幹は老舗和菓子店『緑風堂』の次男。家は継がずに茶道を教えていたが、諸々の事情で店の経営をすることに。
そんな時、不動産会社の社員・西脇篤史が土地の売却を求めて訪ねてきた。
幹に売却の意思はなかったが、西脇とは何度でも会いたいと思うようになっていた。
自分が男しか愛せないと気づいて以来、人を好きになることから逃げていた幹にとって、それは初めての経験で――。
そんな時、不動産会社の社員・西脇篤史が土地の売却を求めて訪ねてきた。
幹に売却の意思はなかったが、西脇とは何度でも会いたいと思うようになっていた。
自分が男しか愛せないと気づいて以来、人を好きになることから逃げていた幹にとって、それは初めての経験で――。
西脇篤史(にしわきあつし・32歳)×佐川幹(さがわみき・25歳)
不動産会社社員×和菓子屋跡取り
老舗和菓子屋の次男坊の幹は、家業には関わらず、ある理由から茶道の道を進んでいました。ところが父が亡くなったあと、跡取りのはずの長男が失踪。
決して安泰とはいえない経営状態の和菓子屋を任されることになってしまいます。和菓子作りは職人がしてくれるものの、相続税を抱えた上に売り上げは低迷。
今まで何もしてこなかったせいで、右も左もわからない幹は途方にくれつつ奮闘しています。
そんな時、東京のあるホテルが土地を欲しがっていると、大手不動産会社の社員・西脇がやってきます。
幹はゲイなんですが、今までその性癖を隠し、自分でもそれを見ないようにしてきました。ところが西脇のような大人でスポーツマンタイプは幹の好み。
土地を売ることはしたくないものの、西脇にはまた会いたい・・・。初めて会った時から、西脇の容貌や雰囲気、性格に幹はどんどん惹かれていってしまいます。
西脇は妻と死に別れていて現在は独身。
出世の期待できる政略結婚でしたが、妻が突然事故死したことで、愛のない結婚をした自分の不誠実を後悔し、また、そんな風に突然終わってしまう関係を経験したことで、未来を信じることが難しく、ちょっと“恋”には逃げこしの大人です。
幹が恋愛は何もかも初めてながら、素直にぶつかっていくのに対して、西脇は拒みはしないし受け入れるものの、言葉にして幹に決定的な何かを伝えるとか、積極的に未来を語るとか、そういうことはなかなかしません。
見ようによってはちょっとズルく思えますが、幹の素直さ一生懸命さ一途さは際立ってました。
茶道をたしなむ青年ということで、線の細いタイプをイメージしますが、そう見えて芯は強く、ここぞという時には言うべきことをキチンと言えるし、迷っても前向きだし、なかなか良い青年です。
西脇の方が、飄々としていてちょっと掴みにくい感じはしましたが、臆病になっているだけで誠実なのがわかるので、まあ良し。
二人の仲がきちんとした時、すぐにちゃんと挨拶に行ってくれるというのは、大したもんですね。
店の今後とか、幹に下心を持つ元師匠とか心配ごともまだ残っているのがちょっと気になるけれど・・・。
ダリアの剛さんは、紅茶、チョコ、吸血鬼、とシリーズで何冊か出るのが多いんですよね。今回は茶道でしたが、またこの世界であるかもしれないですね。
不動産会社社員×和菓子屋跡取り
老舗和菓子屋の次男坊の幹は、家業には関わらず、ある理由から茶道の道を進んでいました。ところが父が亡くなったあと、跡取りのはずの長男が失踪。
決して安泰とはいえない経営状態の和菓子屋を任されることになってしまいます。和菓子作りは職人がしてくれるものの、相続税を抱えた上に売り上げは低迷。
今まで何もしてこなかったせいで、右も左もわからない幹は途方にくれつつ奮闘しています。
そんな時、東京のあるホテルが土地を欲しがっていると、大手不動産会社の社員・西脇がやってきます。
幹はゲイなんですが、今までその性癖を隠し、自分でもそれを見ないようにしてきました。ところが西脇のような大人でスポーツマンタイプは幹の好み。
土地を売ることはしたくないものの、西脇にはまた会いたい・・・。初めて会った時から、西脇の容貌や雰囲気、性格に幹はどんどん惹かれていってしまいます。
西脇は妻と死に別れていて現在は独身。
出世の期待できる政略結婚でしたが、妻が突然事故死したことで、愛のない結婚をした自分の不誠実を後悔し、また、そんな風に突然終わってしまう関係を経験したことで、未来を信じることが難しく、ちょっと“恋”には逃げこしの大人です。
幹が恋愛は何もかも初めてながら、素直にぶつかっていくのに対して、西脇は拒みはしないし受け入れるものの、言葉にして幹に決定的な何かを伝えるとか、積極的に未来を語るとか、そういうことはなかなかしません。
見ようによってはちょっとズルく思えますが、幹の素直さ一生懸命さ一途さは際立ってました。
茶道をたしなむ青年ということで、線の細いタイプをイメージしますが、そう見えて芯は強く、ここぞという時には言うべきことをキチンと言えるし、迷っても前向きだし、なかなか良い青年です。
西脇の方が、飄々としていてちょっと掴みにくい感じはしましたが、臆病になっているだけで誠実なのがわかるので、まあ良し。
二人の仲がきちんとした時、すぐにちゃんと挨拶に行ってくれるというのは、大したもんですね。
店の今後とか、幹に下心を持つ元師匠とか心配ごともまだ残っているのがちょっと気になるけれど・・・。
ダリアの剛さんは、紅茶、チョコ、吸血鬼、とシリーズで何冊か出るのが多いんですよね。今回は茶道でしたが、またこの世界であるかもしれないですね。
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