イラスト/高久尚子(キャラ文庫)
ふられた者同士、あいつの結婚式を邪魔してやろう―。
新人サラリーマン・惺は元カレへの復讐を計画中。
共謀相手は元カレの部屋で鉢合わせした美貌の青年・行成。
自分と同じくフラれたはずなのに、なぜか行成は落ち込んでいる様子がない。それどころか惺に同情的で、復讐計画を練ろうと積極的に誘ってくる。
惺は戸惑いながらも、頻繁に行成と会うようになるが…!?
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広澤行成(ひろさわゆきなり・20歳)×清瀬惺(きよせさとる・23歳)
行成の苗字は偽名です(笑)
三年間つきあってきた恋人・津川(つがわ・男)からある日突然携帯メール一本で別れを告げられた惺。「結婚するから別れてほしい」という言葉に腹を立てた惺は津川のマンションに乗り込みますが、そこでたいへんな美貌の男・行成と鉢合わせします。
二股どころか三股をかけられていたと知った惺は部屋を飛び出しますが、追ってきた行成につかまり、なりゆきで一緒に飲むことに。
フラれた者同士と妙な連帯感が生まれ、飲んでいるうちに行成の前で泣きながら愚痴を零してしまう惺でしたが、そんな惺に行成は「津川に復讐してやろう」と言い出します。復讐するという考えにどうにもなじめないものを感じながらも、惺はそれを断りきれず、それ以来二人は「計画を練る」という目的のもとに、頻繁に会うようになります。
行成の行動や言葉には冒頭から不自然なものを感じてました。
「超美人?津川の恋人~?この人、受…?じゃあ惺とは受け同士でどうなるわけ~?」と(笑)。
惺が行成の妙な態度を「津川にフラれたから」と上手い具合に勘違いしていきますが、絶対に何かあると確信できるし、行成の言葉使いや態度はどうも私の年下好きアンテナに引っかかるし(笑)、津川のただの友人か親戚か○○○○くさい…と思っていたら、○○○○の方でした(笑)。
波乱を予想させる設定でなかなか面白いですよね。
行成と一緒にいるうちに惺の中で津川の存在は、どんどん薄くなっていって、フラれたことは考えれば傷つくけれど、それさえもういいんじゃないかと思えるようになっていく。行成と一緒にいることが楽しくて、津川のことなど思い出しもしない時間を過ごすほど、無意識に行成に惹かれていくのに、本当のことを惺が知ったらどうなるんだろう?という興味でどんどん読み進みました。
行成の告白を聞けばそれまでの不自然さにも納得がいって、行成の気持ちを考えると、なんというかいじらしささえ感じてしまいました。
惺というキャラも、元気で前向きでいきいきとしたところが伝わってくるいい感じのキャラでした。
最後の「復讐」もなかなか気が効いてるんじゃないですか?
クスッと笑って、でもちょっと気持ちよくなれる、タイトルにマッチした「復讐」だったと思います。
実は愁堂さんはここのとこ個人的にちょっと駄目だったんですが、これは軽く楽しく読めました。読後感もいいですね。
広澤行成(ひろさわゆきなり・20歳)×清瀬惺(きよせさとる・23歳)
行成の苗字は偽名です(笑)
三年間つきあってきた恋人・津川(つがわ・男)からある日突然携帯メール一本で別れを告げられた惺。「結婚するから別れてほしい」という言葉に腹を立てた惺は津川のマンションに乗り込みますが、そこでたいへんな美貌の男・行成と鉢合わせします。
二股どころか三股をかけられていたと知った惺は部屋を飛び出しますが、追ってきた行成につかまり、なりゆきで一緒に飲むことに。
フラれた者同士と妙な連帯感が生まれ、飲んでいるうちに行成の前で泣きながら愚痴を零してしまう惺でしたが、そんな惺に行成は「津川に復讐してやろう」と言い出します。復讐するという考えにどうにもなじめないものを感じながらも、惺はそれを断りきれず、それ以来二人は「計画を練る」という目的のもとに、頻繁に会うようになります。
行成の行動や言葉には冒頭から不自然なものを感じてました。
「超美人?津川の恋人~?この人、受…?じゃあ惺とは受け同士でどうなるわけ~?」と(笑)。
惺が行成の妙な態度を「津川にフラれたから」と上手い具合に勘違いしていきますが、絶対に何かあると確信できるし、行成の言葉使いや態度はどうも私の年下好きアンテナに引っかかるし(笑)、津川のただの友人か親戚か○○○○くさい…と思っていたら、○○○○の方でした(笑)。
波乱を予想させる設定でなかなか面白いですよね。
行成と一緒にいるうちに惺の中で津川の存在は、どんどん薄くなっていって、フラれたことは考えれば傷つくけれど、それさえもういいんじゃないかと思えるようになっていく。行成と一緒にいることが楽しくて、津川のことなど思い出しもしない時間を過ごすほど、無意識に行成に惹かれていくのに、本当のことを惺が知ったらどうなるんだろう?という興味でどんどん読み進みました。
行成の告白を聞けばそれまでの不自然さにも納得がいって、行成の気持ちを考えると、なんというかいじらしささえ感じてしまいました。
惺というキャラも、元気で前向きでいきいきとしたところが伝わってくるいい感じのキャラでした。
最後の「復讐」もなかなか気が効いてるんじゃないですか?
クスッと笑って、でもちょっと気持ちよくなれる、タイトルにマッチした「復讐」だったと思います。
実は愁堂さんはここのとこ個人的にちょっと駄目だったんですが、これは軽く楽しく読めました。読後感もいいですね。
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