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その唇に誓いの言葉を
橘 かおる著
雄飛 (2006.2)
通常2-3日以内に発送します。
イラスト/実相寺紫子(アイノベルズ)

愛人の子として育った瑞紀は普段は気弱で冴えない男を演じ、酷薄な父と兄への復讐の機会を狙っていた。一方、夜の街では人目を惹く華やかな美貌で男を誘い、刹那的な情事を楽しむ。
ある夜、バーで見つけた好みの男を挑発し、ホテルで一時を過ごす。
二度と会うつもりのない瑞紀だが、欲しいものは必ず手に入れると傲慢に言い放つその男・柳澤と、瑞紀は思わぬ場所で再会する―!
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柳澤泰弘(やなぎさわやすひろ・32歳)×片岡瑞紀(かたおかみずき・24歳)


片岡物産社長の愛人の一人だった瑞紀の母は、正妻が亡くなったあと正式な妻として迎えられました。それをきっかけに瑞紀も、父と、そして異母兄・達紀(たつき)と一緒に住むようになります。
しかし正妻となっても父から省みられず、また達紀からも冷たい扱いを受けていた母も、まるでそれが原因のように早々に亡くなってしまいます。母と同じように愛人の子と蔑まれていた瑞紀は、父と兄にいつか復讐してやろうと、控えめで大人しい愚鈍な次男という仮面を続けながら、虎視眈々と機会を狙っています。

瑞紀が本来の性格を隠して過ごしてきたため溜まるストレスを発散するのは、夜なんですね。いつもは七三に分け黒ぶちの眼鏡で隠している華やかな美貌を表に出し、勝気な性格と淫乱ともいえる奔放さで一夜限りの相手を探して寝る。
ある晩、そうやって相手を探していた瑞紀の前に現われたのが柳澤でした。

見た目は極上で瑞紀の好みのタイプとはいえ、傲慢な態度がどうも気にいらない。しかし強引な柳澤に瑞紀は高級ホテルへと連れていかれてしまいます。
こうなったら自分のテクニックで翻弄して一泡吹かせてやろうとする瑞紀。しかし相手は更に上をいく絶倫で、瑞紀の方が翻弄されてしまいます。
濃密な時間を過ごしたあと、いくばくかの未練を感じながらも、柳澤が寝ている隙に瑞紀はホテルを抜け出します。
名前も連絡先も教え合わず、もう二度と会うことはないと思っていた瑞紀ですが、しかしその後、瑞紀は柳澤と驚くような再会をします。

口の減らない勝気さと、奔放で淫蕩な姿で自分を魅了した瑞紀を、柳澤は気に入ります。瑞紀を自分のものにするために柳澤が考えたことは、何と片岡物産の乗っ取り。そこまでするかとビックリしました(笑)。
身体の相性がいいから…と気のおけない秘書に言ってますが、それだけでそこまで執着しませんよね(笑)。ドップリ惚れてる(笑)
片岡物産の乗っ取りを告げ、瑞紀を男娼として差し出せば、今までどおり社長の座には置いてやるという条件を出し、瑞紀を我が物にしようとする柳澤。しかし瑞紀は断り、本性を表して片岡家とも決別宣言をする。

その後、片岡家を抜け出した瑞紀は、身を隠します。片岡の手が伸びて掴まってしまえば、人身御供のように柳澤に差し出されてしまうからです。
が、当の柳澤にはあっけなく見つかってしまう(笑)
何を言っても懲りない柳澤に強引に誘われつきあわされているうちに、瑞紀の方も柳澤に惹かれる気持ちを否定できなくなっていくんですね。
そして二人の気持ちはやっと通じ合うんですが、そこへとうとう異母兄の魔の手が…!(笑) 

ここから先もまた、「こんな展開~?!」と驚きました(笑)
私、「玩具」はちょっと苦手なのですね…(^^ゞ

傲慢な柳澤に見え隠れする瑞紀への愛情はちゃんと伝わってきましたからその辺も良かったですね。余裕ありそうで嫉妬で暴走したり。ラストでは傷ついた瑞紀にとても優しくしていたし。
瑞紀の勝気さも好きでした。不遜な柳澤に負けまいと言い返すところも好きだし、またちゃんと自分で自立しようと思っていて気骨があるところもいいです。最近、Hで積極的な受は結構いいもんだと思ってたので、その辺も気にいりました(笑)。

とにかく冒頭からHは濃い~~し、キャラも二人とも濃いし、実相寺さんのイラストも濃いし(笑)、展開も濃いし、ホントに「お腹いっぱい」という気持ちがよくわかる内容となっておりました。
いろんなものがてんこ盛りで読み応えあります。
こってりしたヤツが読みたいときにどうぞ。
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