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刑事はダンスが踊れない
洸著
徳間書店 (2006.1)
通常24時間以内に発送します。
イラスト/香雨(キャラ文庫)

L.A.市警殺人課の敏腕刑事・ジャック・ランドルは、学生の不審死を捜査中、大学助教授の秋野亮司に出会う。
目を惹く東洋の美貌に穏やかな微笑。疑われていると知りつつ、動じないのはなぜか。捜査を口実に亮司の研究室に通ううち、疑惑を抱きながらも、ジャックは亮司の物静かな魅力に惹かれていく。
そしてある晩、ついに亮司に口づけてしまうが…!?
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ジャック・ランドル(29歳)×秋野亮司(あきのりょうじ・32歳)

「刑事はダンスが踊れない」雑誌掲載
「刑事は奇跡を信じない」書き下ろし の二編収録されています。

舞台はアメリカ・ロサンゼルスです。
金髪碧眼の刑事さんに萌えました。

20代初めに婚約者を亡くし、それ以降は深いつきあいを避けてきたジャックは、学生の殺人事件が起きた大学へ聞き込みに訪れて、助教授の亮司と出会います。
そして、もの静かでクールな美貌、落ち着いた物腰に柔らかい微笑み、ジャックの挑発も軽く受け流す冷静さ…と亮司の「東洋の魔術(笑)」に釘付けに。
アメリカ人のジャックにはどことなく掴みきれない亮司が気になり、彼も容疑者だという建前でもって、亮司の元を度々訪れます。
そして亮司に惹かれていくわけですね。

恋人と逢瀬の最中であろうと何であろうと、昼も夜も、場所も選ばず事件があれば呼び出されるジャックは、誰かとつきあっても長続きしませんでした。また、ジャック自身も仕事が人生の一番の優先事項であり、不満を洩らす相手には「嫌なら他をあたってくれ」というスタンス。相棒のフランクはそんなジャックを心配しているのですが、ジャックが亮司に惹かれていることに気づいて、ちょっと面白がって見守っているのが楽しい。フランクがちょっと影が薄いんですが、なかなかいいコンビで、コンビものの刑事ドラマとかを思い出させました。

殺人事件を軸に展開し、地道に聞き込みをしたり証拠を集めたりと、ちゃんと捜査していて、刑事物っぽい。その段階で亮司に不利な証言が出てきてジャックがショックと怒りで暴走してしまったりと、犯人探しと恋愛面が同時に楽しめて面白かったです。
亮司の穏やかだけれど、とても芯の強い、「大和撫子(?)」な感じもとてもいい。ホントに強いし、年上らしくラブシーンでも結構積極的で、そういう大人なところもいい感じです。いい大人がHになると突然恥らったりとかいうところがないのが好き。
強面の刑事がこういうタイプにメロメロになっていくのはなかなか萌えですね。とても冷静で有能な刑事なのに亮司が絡むと感情的になってしまって。
「仕事の鬼」のジャックが、亮司にどんどん惹かれていくのが伝わってきて良かったです。
書き下ろしでは、仕事より亮司を優先してしまいたくなるジャックが見られて、仕事一本やりの攻がそこまで夢中になっているというのは読んでやっぱりいいですよね。今までは「仕事と私とどっちが大事なの」と問われれば、迷いなく「仕事」と答えていたジャックが、反対に亮司と離れられずにグズグズし、「気をつけて行ってきてください」とベッドを追い出されてしまい、憮然としていて可愛いです。

書き下ろしの方もやはり事件を軸に展開します。
こちらは連続殺人事件が発生し、また亮司に脅迫状が送り付けられたりと、亮司も巻き込まれてしまう。
やはり地道に捜査し、やっと容疑者に辿りつき…ときちんと仕事をする刑事さんが楽しめました。
自分以上に仕事とプライベートをきちんと分ける亮司に、ジャックはちょっと焦れています。今まで自分がそうしてきたのに、恋する男は勝手なもので。こちらのお話でも喧嘩をしてしまいます。
でもそれもジャックの仕事を大切に思えばこその亮司の想いで、そうと知れば、ジャックにとってそんな亮司は過去の誰とも違う、やはり特別なのでした。

恋愛面ももちろん楽しめたし、派手に煽らず、地道な捜査を繰り返すちゃんと地に足のついた刑事さんというのが私には良かったです。
もちろん本格的な刑事物と比べることは無理がありますが、そういう雰囲気もそれなりに楽しめたし、私はかなり好きでした、このお話。
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