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BL読書感想日記※※※ 詳しくはカテゴリーの「このブログについて」をご覧下さい。

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夜情にゆだねて
秀 香穂里著
白泉社 (2006.2)
通常24時間以内に発送します。
イラスト/ヤマダサクラコ(白泉社花丸文庫)

大手出版社の編集者である篠原遼路は、急遽不本意ながら故郷の金沢へ戻った。
兄の雄平が駆け落ちして、父が倒れたため、期間限定で家業の老舗温泉旅館の主人となったのだ。
不慣れな着物姿で若旦那業に苦労する遼路へ、若き料理長の鬼嶋龍司は何かと辛く当たる。料理の腕は一流だが倣岸な鬼嶋を苦手に思いつつ、遼路は彼にかつての恋人の面影を見出してしまっていた…。
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鬼嶋龍司(きじまりゅうじ・29歳)×篠原遼路(しのはらりょうじ・30歳)

本屋さんでヤマダサクラコさんの表紙に惹かれて手に取って、「料理長と若旦那」という設定にツボを直撃されて即購入しました。
着物や足袋はいうに及ばず萌えなんですが、私の目当ては料理長の白甚平というやつ。いいですねぇ~!清潔感あって色っぽい。

お話は某民放の昼の人気ドラマ(今はやってません)「温泉へいこう」のBL版という感じ(?)。
東京で出版社に勤めていた遼路は、家を継ぐはずだった兄が駆け落ちし、そして父までが心臓発作で倒れたとの連絡を受け、有無を言わせず母から故郷の金沢へと呼び戻されます。
そして期間三ヶ月とはいえ、父の回復するまでの間「若旦那」として働くことになってしまう。

実は遼路は金沢に帰省する際、出版社を辞めてしまっていました。このご時世、仕事を三ヶ月も休めるはずもなく、更にその頃つきあっていた恋人・青柳(おとこ)から「結婚する」と言われ傷ついていた遼路は、全てのやる気をなくし負け犬のようになって帰ってきたんですね。
そうかといってお世辞にも愛想がいいとはいえず引っ込み思案の自分に旅館の若旦那がむいているとも思えず、また元々家の仕事に興味もなかったため、母には「休んできた」と嘘をつき、「三ヶ月」という逃げ道を自分に与えてやったわけです。

そして慣れないながらも「若旦那」としての仕事を始めるわけですが、仲居や料理人が良くしてくれるなかで、料理長の鬼嶋だけが遼路に辛くあたります。
顔を合わせるたびに、嫌味を言ったり、叱られたり。
最初は反発し苦手意識をもつ遼路ですが、鬼嶋の料理、仕事への姿勢にだんだんと惹かれ、また旅館の仕事へも少しずつ前向きになっていくわけです。その間に昔の男・青柳が現れ、こいつがまたヒドイ男なので、遼司に妙な薬を飲ませて押し倒したり、鬼嶋を引き抜こうとしたりとちょっかいを出します。
薬を飲まされても何とか逃げ出したものの、おかしくなったところを鬼嶋に…というのはお約束の展開でしょうか(笑)

遼路の成長物語(30にして)という感じでもあるんですね。
冷たくあたる料理長というのが、そうでなくっちゃ!という感じでした。切れ長の目に短髪、落ち着いてストイックな雰囲気に白甚平。和風ないい男。たまりません。
遼路も、嫌々ながらとはいえ腐ったりいい加減になったり、そういうところがないのが良かったですね。
面白く読ませていただきました。

同じく秀さんの「灼熱のハイシーズン」も読みましたがこっちが感想先になってしまいました。ありゃ(^^ゞ そちらも後日。
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