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憎しみが愛に変わるとき
宮川 ゆうこ著 / 高階 佑イラスト
ワンツーマガジン社
アルルノベルス(2007.7)


検事二年目の吉野睦月のライバルは法曹界の新星・朝吹庸介弁護士。冷静沈着、頭脳明晰な朝吹とは司法研修所の同期だった。
当時から何かと絡まれ議論を交わしていたが、公判でもエリート然とした態度でやり込められてしまう。
これ以上負けられないと情報集めに奔走するが、怪しげな店で数人の男たちに拘束されてしまった!!
そんな吉野を救ってくれたのは、偶然現われた朝吹だったが……。
朝吹庸介(あさぶきようすけ)×吉野睦月(よしのむつき)
弁護士×検事
年齢はわかりませんが、攻めがひとつ年下です。

司法研修所で同期だった朝吹と吉野。
真面目で正義感溢れる一本気な吉野に対して、華やかで計算高い朝吹は気が合わず、昔から議論や言い争いを繰り返しては、吉野は朝吹に言い負かされていました。
そんなわけで、吉野の朝吹への苦手意識、嫌悪感は続いています。しかも立場は検事と弁護士という敵同士。
吉野が担当する事件の被告の弁護人として現われた朝吹にいいようにやり込められて、吉野はますます怒り心頭です。

そんなとき、吉野はある強盗殺人事件を担当することになります。
しかし、被疑者である市原(いちはら)は黙秘してしまい、取調べは上手くいきません。そこへ朝吹が市原の弁護士として現れ、吉野は朝吹への闘志を燃やし、事件の真相を掴もうと捜査を始めます。

昔から成績優秀で華やかだった朝吹は、今やマスコミにも登場する有名弁護士です。かたや、検事二年目のまだまだ駆け出しのヒヨっ子。
なぜか吉野にだけ意地悪くあたる朝吹ですが、吉野の捜査先にたびたび現れてヒントをくれたり救ってくれたり。
「実は吉野に惚れてるね」と丸わかりです(笑)。
しかし、吉野は朝吹には冷たい。しかし気になってしょうがない。こんなに気になってしょうがないのは、実は好きだった・・・というパターンですね。このあたりはもう展開読める。
「憎しみ」というよりも「嫌い嫌いも好きのうち」ってやつじゃないかと思う。

結構嫌味な眼鏡弁護士・朝吹は、吉野に思いを告白したとたん、不遜な態度とは裏腹になんだかヘタレな部分が見え隠れして可愛いです。強気な顔してるけど、かなり吉野の顔色で右往左往してるんだなぁと。
朝吹がひとつ年下の丁寧語攻めなので、見た目から「鬼畜?」とも思ってましたが、全然鬼畜じゃなかったです。最近鬼畜も苦手なので、助かりました。デキる男だけれど、弱い部分が年下らしさを感じさせます。そして、弁護士の方が金になると言って弁護士になった朝吹の本心には、実は辛い出来事が隠されていて、彼にも彼なりの信念があることがわかり、この辺りは好感度上げてますね。
吉野は負けん気が強く、ちょっと流され型入ってますが、Hのときの強気な口がいいです(笑)。真っ直ぐなのはいいんですが、ちょっと天然も入ってます。
こういう一本気な天然さんに惚れた攻めは振り回されるんですよね(笑)

彼らの捜査によって、事件は少しずつ解明されていく過程はなかなか面白いです。市原が殺人を犯した動機にも興味深々。
そして最後に実は真犯人が・・・とひねりを加えたところも意外性あって良いと思います。でも普通弁護士と検事は一緒に捜査しませんよね?(笑)

真相が知りたくてあっという間に読まされてしまいますし、物凄く印象に残るというわけではないですが、普通に楽しめました(笑)。
高階さんのカラーイラスト、攻めの手の甲の血管まで描いてあるんですよー。男の人の手って言う感じがして、とてもリアルです。綺麗。
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