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やさしく殺して、僕の心を。
神奈木 智著
幻冬舎コミックス (2006.1)
通常2-3日以内に発送します。
イラスト/金ひかる(ルチル文庫)

自分の美貌を武器に生きてきた神崎菜央は、持ち前の性格が災いしてトラブルに巻き込まれがち。
ある日刺されそうになったところを助けてくれたエリート然とした男に、一週間後本当に刺された菜央は再び助けられる。
身体目当てかと疑う菜央に「ガキは興味ない」と言い放つ男は大手暴力団の幹部・室生龍壱で…!?
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室生龍壱(むろうりゅういち・32歳)×神崎菜央(かんざきなお・19歳)


孤児で身寄りのない菜央は、唯一の撮り得の顔を武器に男や女を誑かし、衣食住を頼る生活をしてきました。そして、ある日別れを切り出した男が狂ったように逆上し刺されそうになったところを、室生に助けられます。
助けてやった御礼とキスを奪って馬鹿にしたように去っていった室生ですが、なんと一週間後、同じ男に今度は本当に刺されてしまい路地裏に横たわっていたところを再び室生に発見され、室生の知るモグリの医者に届けられます。
モグリの医者・小田切優哉(おだぎりゆうや)は腕は確かで、全治三週間と診断された菜央は、優哉のもとで三週間治療したり、優哉の仕事を手伝ったりして過ごします。
そして怪我の治療費は室生持ち。退院後、室生への借金を返すために、室生の所属する一ノ瀬組の長男の話し相手としてアルバイトすることを持ちかけられ、その間は室生のマンションに同居することとなり…お膳立ては整うわけですね(笑)

この二人がどうやって近づいていくか…という興味はもちろんあるんですが、周りの人物が個性的で魅力的です。
まず一ノ瀬組の長男・彗(すい)。
ヤクザの息子ですが病弱で儚げでとても優しい、21歳の青年です。
そして彗とは一卵性双生児の次男・響(ひびき)。
彗と同じ顔でありながら、こちらは二代目候補で、若い野獣のような、組を率いていくためのカリスマ性や強さ激しさに満ちた青年。
それからモグリ医者の優哉。こちらは30手前・・・だったかな?(笑) どこか飄々として物に動じない、ヤクザの室生や響にさえ怯まない、どころか対等もしくはそれ以上につきあえる、クセのある美人さんです。
そして、橘和貴(たちばなかずたか)年齢は30くらい。こちらは熱血で一本気で誠実な刑事さん。

お話は一ノ瀬組の二代目争いに関連して起きる内部紛争に巻き込まれる形で進んでいきますが、それに今あげた人物たちが入り乱れて展開します。
そして、皆さんそれぞれカップルなんですよ~。いえ、まだカップル未満ですが室生と菜央はこれでくっつきました。
橘×彗、響×優哉、とこれがまた美味しそうな組み合わせばっかり!この「やさしく殺して、僕の心を。」はシリーズで、これが第一弾ということなのでした。

内容の感想も書かないといけませんね。
出会った時から多分惹かれあっている二人なんですが、恋愛に関して菜央の方が潔く、ジゴロなんかやってたわりにはスレてなくて真っ直ぐで前向きなところは好感高かったです。惚れても無駄だと思いながら、どうしても抑えられなくて「好きだ」と告白し抱いて欲しいと言ったのに、室生の方はちょっと手を出したものの、いささか中途半端。優哉が「つまみ食いしないで完食してやれ」と忠告したのに守れず…。でもその気持ちもわからないではありませんがね。
ヤクザの世界に引き込むことや、自分が響の部下で、響の命のために楯となる存在で菜央を一番に考えてやれないことが、菜央のためにならないと身を引こうと思っているわけで。でも菜央に請われて抱いてしまったりするところに、菜央への気持ちとか弱さとかが見え隠れして、そういうところはなかなかいい。菜央がいなくなったとたん慌てて部屋を飛び出すなんていきなり決心もにぶってますが、強がってたんだなぁと思えば可愛げも感じます。

ページ数それほど多くないんですが、楽しめる要素がいっぱいつまってて面白く、登場人物たちがまた先への広がりを期待させてくれて、読後は「次は?次は?」とわくわくするような感じでした。
個人的には次も凄く楽しみなシリーズとなりました。
次は響と優哉先生の「殺伐とした」恋愛だそうで…。
どんなんでしょう?猛獣と猛獣使い?(笑) 
今は恋愛未満ですが彗と橘も楽しみです。こちらは純で可愛い二人になりそうだなぁ~!成さぬ仲だから切なさとかも加味されちゃうんでしょうか。まさか熱血橘がヤクザの親分相手に…、と妄想がどんどん先走ってしまいますが何にせよ次を楽しみ~にしております。
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