イラスト/高座朗(ショコラノベルスハイパー)
弁護士の間宮英彬は、ある裁判の公判中、高校時代同級生だった八重樫政実と再会する。
彼は現在、関東で勢力を拡大しつつある八重樫組の二代目組長で、間宮にとっては過去反目しあっていた忌むべき相手でもあった。
子組である被告の柳瀬組の公判に何故か八重樫は毎回顔を出し、終了後、間宮を酒の席に誘う。断り続けていたのだが、ある日、柳瀬組の弁護士に呼び出され出向いた料亭には八重樫がいて、間宮は薬を盛られてしまい…。
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八重樫政実(やえがしまさみ)×間宮英彬(まみやひであき)
同い年。29歳。
暴力団・柳瀬組のマンション立ち退き訴訟で、住人側の弁護士として裁判に臨んだ間宮は、傍聴席に知った顔を見つけて驚愕します。それは高校時代の同級生でヤクザの息子だった八重樫政実で、5年ぶりに会った彼は、今は八重樫組の二代目組長となっていました。
間宮は高校時代、ヤクザの息子だった八重樫に怯むことなく接し、八重樫に追従していた男達から反感を買い、レイプされそうになっていました。幸い未遂で終わったものの間宮の心の傷は深く、それ以来一度も登校しないまま、遠く離れた全寮制の高校へ転校し、八重樫とは二度と会うことはないと思っていました。
予期せぬ再会に動揺する間宮。
しかし、八重樫はそれ以来毎回公判に顔を出し、裁判後、間宮を酒席にと誘います。断り続ける間宮でしたが、ある日被告側の弁護士から和解の話し合いに呼ばれ、出向いてみるとそこには八重樫の姿が。
5千万と引き換えに丸く治めてやるという八重樫の申し出を厳しく撥ねつける間宮でしたが、飲んだ酒には薬が盛られていて、間宮はその場で八重樫に犯されてしまいます。
そしてその時に撮られた淫らな写真をたてに強請られ、間宮は八重樫との関係を強要されるようになります。
ヤクザと弁護士さんという相容れない関係のうえ、脅迫と、定番といえば定番かもしれませんね。
この八重樫ですが、高校時代、自分の手下が間宮をレイプしようとして失敗したことに怒り、その時のメンバー全員の両腕を折った…ということになっているんですが、真相は違うだろう~ということがすぐに想像できるんですよね。失敗したから怒ったんじゃなくて、間宮にそんなことをしたことを怒ってるんだろうと。
無理矢理抱いてるし、言葉も間宮を辱めるようなことを言うんですが、優しさが見え隠れしている(笑)。抱いてる間も優しいですもんね。 ヤクザの息子である自分に対し、無視するか追従するかしかなかった世間の反応とは違い、真っ向から自分に向かってきた間宮は、八重樫にとって特別な存在だったんだろうと推測できます。
だからどんなことをやってても、間宮が欲しくてしてるんだろうなぁ~と思えるので、嫌な感じはなかったですね。高校の時から好きだったでしょ、アンタ、と言ってやりたくなる(笑)それに間宮に裁判に手を出すなと言われて、きちんとそれを守っているところは、不遜に見えて、ちゃんと間宮自身を尊重しているように思えます。
間宮は、綺麗な風貌とは裏腹にかなり気の強い性格です。
弁護士という仕事に対して、責任感とプライドと誠実さを持っていて、八重樫が和解を申し出ても、そんな姑息な手ではなくきちんと闘って買ってやるという気概がいいですね。半ば、八重樫への意地もあると思いますが。
しかたなく身体を重ね、八重樫に反発を感じているのですが、八重樫の意外な一面を見て少しずつ心が動いていきます。
「ヤクザ」というものに一片の信用も抱いていない間宮でしたが、ラストでは、結局、何の裏表なく自分に接してくれていたのは八重樫だけだったという皮肉。その事実がますます八重樫をすごく真っ直ぐないい男に見せますよね。あんなに嫌っていたヤクザに惹かれ、その元へ顧問弁護士として行くことを決心する間宮の思いをこちらも納得しやすくなります。
かといって間宮がヤクザになるわけではなく、八重樫は自分の幼い弟の代には、ヤクザではなくきちんとした企業として渡してやりたくて、間宮はそのための弁護士なのだというところも、都合がいいかもしれないけれども読んでる方は安心できるところです。
八重樫の想いがちゃんと伝わってくるし、間宮が八重樫に惹かれていくのも、こんな状況の二人でありながら無理がないように感じました。
間宮が結構男っぽく筋の通ったキャラだったところも良かったですね~。そうそう、八重樫の刺青の描写もちょっと色っぽくて好きでした。間宮に圧し掛かる八重樫の肩に龍がいて、まるで間宮には龍に食われるように見えるんです(笑)。なんか色っぽくていいよな。
ハイパーなのでHもたっぷり。
八重樫政実(やえがしまさみ)×間宮英彬(まみやひであき)
同い年。29歳。
暴力団・柳瀬組のマンション立ち退き訴訟で、住人側の弁護士として裁判に臨んだ間宮は、傍聴席に知った顔を見つけて驚愕します。それは高校時代の同級生でヤクザの息子だった八重樫政実で、5年ぶりに会った彼は、今は八重樫組の二代目組長となっていました。
間宮は高校時代、ヤクザの息子だった八重樫に怯むことなく接し、八重樫に追従していた男達から反感を買い、レイプされそうになっていました。幸い未遂で終わったものの間宮の心の傷は深く、それ以来一度も登校しないまま、遠く離れた全寮制の高校へ転校し、八重樫とは二度と会うことはないと思っていました。
予期せぬ再会に動揺する間宮。
しかし、八重樫はそれ以来毎回公判に顔を出し、裁判後、間宮を酒席にと誘います。断り続ける間宮でしたが、ある日被告側の弁護士から和解の話し合いに呼ばれ、出向いてみるとそこには八重樫の姿が。
5千万と引き換えに丸く治めてやるという八重樫の申し出を厳しく撥ねつける間宮でしたが、飲んだ酒には薬が盛られていて、間宮はその場で八重樫に犯されてしまいます。
そしてその時に撮られた淫らな写真をたてに強請られ、間宮は八重樫との関係を強要されるようになります。
ヤクザと弁護士さんという相容れない関係のうえ、脅迫と、定番といえば定番かもしれませんね。
この八重樫ですが、高校時代、自分の手下が間宮をレイプしようとして失敗したことに怒り、その時のメンバー全員の両腕を折った…ということになっているんですが、真相は違うだろう~ということがすぐに想像できるんですよね。失敗したから怒ったんじゃなくて、間宮にそんなことをしたことを怒ってるんだろうと。
無理矢理抱いてるし、言葉も間宮を辱めるようなことを言うんですが、優しさが見え隠れしている(笑)。抱いてる間も優しいですもんね。 ヤクザの息子である自分に対し、無視するか追従するかしかなかった世間の反応とは違い、真っ向から自分に向かってきた間宮は、八重樫にとって特別な存在だったんだろうと推測できます。
だからどんなことをやってても、間宮が欲しくてしてるんだろうなぁ~と思えるので、嫌な感じはなかったですね。高校の時から好きだったでしょ、アンタ、と言ってやりたくなる(笑)それに間宮に裁判に手を出すなと言われて、きちんとそれを守っているところは、不遜に見えて、ちゃんと間宮自身を尊重しているように思えます。
間宮は、綺麗な風貌とは裏腹にかなり気の強い性格です。
弁護士という仕事に対して、責任感とプライドと誠実さを持っていて、八重樫が和解を申し出ても、そんな姑息な手ではなくきちんと闘って買ってやるという気概がいいですね。半ば、八重樫への意地もあると思いますが。
しかたなく身体を重ね、八重樫に反発を感じているのですが、八重樫の意外な一面を見て少しずつ心が動いていきます。
「ヤクザ」というものに一片の信用も抱いていない間宮でしたが、ラストでは、結局、何の裏表なく自分に接してくれていたのは八重樫だけだったという皮肉。その事実がますます八重樫をすごく真っ直ぐないい男に見せますよね。あんなに嫌っていたヤクザに惹かれ、その元へ顧問弁護士として行くことを決心する間宮の思いをこちらも納得しやすくなります。
かといって間宮がヤクザになるわけではなく、八重樫は自分の幼い弟の代には、ヤクザではなくきちんとした企業として渡してやりたくて、間宮はそのための弁護士なのだというところも、都合がいいかもしれないけれども読んでる方は安心できるところです。
八重樫の想いがちゃんと伝わってくるし、間宮が八重樫に惹かれていくのも、こんな状況の二人でありながら無理がないように感じました。
間宮が結構男っぽく筋の通ったキャラだったところも良かったですね~。そうそう、八重樫の刺青の描写もちょっと色っぽくて好きでした。間宮に圧し掛かる八重樫の肩に龍がいて、まるで間宮には龍に食われるように見えるんです(笑)。なんか色っぽくていいよな。
ハイパーなのでHもたっぷり。
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