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イラスト/奈良千春(講談社X文庫ホワイトハート)

世が世ならお殿様である室生家十八代目・室生邦衛と、世が世でも一般庶民の滝沢明人。二人の関係が幼馴染から恋人へと発展したのは、つい最近のことである。だけどキスから先はお預け状態。
好きだけど抱けない。抱きたいけど好きだから抱かない。一生つきあいたいからこのままで、なんて邦衛の不条理にはつきあいきれない!!明人の反撃開始?!
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室生邦衛(むろおくにえ)×滝沢明人(たきざわあきと)
大学三年生同士。

「不条理な男」の続編です。
前作で開口一番「変な男!」と叫んでいた私ですが、もちろんあれは褒めてました(笑)
横のものを立てにもしない、上のものを下にもしない、世が世なら「お殿様」の生まれの邦衛の不条理ぶりは健在でした。その不条理ぶりが、このシリーズの面白さなのだと思うんですが。

明人に対しては強烈な独占欲を発揮するくせに、自分は男だろうが女だろうが、見た瞬間に気に入れば口説く。しかし惚れっぽいけれど飽きやすくもあり、飽きた相手のことはその瞬間に忘れてしまう。これは邦衛の父からの遺伝病であり、絶対に治らない。
そんな邦衛を好きになり、邦衛が気に入った相手の尻を追いかけまわしている間じっと耐えてきた明人ですが、前作で「耐えるだけの毎日はまっぴらだ!」と言っていたとおり、本作では、豪快に鉄拳を飛ばして浮気を阻止しています。
未読のかたは邦衛について「そんな男イヤ」と思われるかもしれませんが、読まれたかたはおわかりのとおり凄く可愛げのある男なんですよね。そうは言っても耐える明人は可哀相だったわけで、明人のこの変貌は嬉しくもあるし、見てて気持ちいい。

前作で邦衛が引っ掛けた女1人と男1人(笑)は、ひょんなことから大学で二人とつるんでいる仲間の桜田雅樹(さくらだまさき)と平野立良(ひらのたつよし)におしつけられてしまったわけですが、今回はそれが騒動の元になってしまいました。
また邦衛の「ハマリもの」がたくあんになってしまったときはどうしようかと思ったんですが(笑)、まだ健在でした。その後今度はチーズかまぼこに変貌しています。そしてコレクションはゾウから酒瓶へ…。

ホントにわけのわからない邦衛なんですけど、さきほども書いたようにとても可愛げがあって嫌なところはやはり感じられません。もちろんお話だから笑ってられるということはありますが。
今回はだんだん明人に操縦されるようになってきてるように思いました。たくあんの他に栄養補助食品を口にしたり、「明人に怒られる」と据え膳を口の先まで持ってこられてるのに我慢したり。明人が言うように邦衛の惚れっぽさは浮気の危険はなくならないと思うんですよ。でも、明人が強く出て邦衛を上手く御すこの関係は、このカップルの魅力にもなってると思う。
邦衛に浮気の釘を刺して、「邦衛、はいと言え」「はい」という二人の会話、面白いしとても微笑ましい。確かに余所見は激しい邦衛ですが、明人への強い愛情はちゃんと感じられます。そういうところがいいんですよね。

この二人とは別に、友人の立良と年上の麗人・智史(ともふみ)の年下攻めカップルが実は凄く気になってます。田舎出の実直な純情男と百選練磨の危うい年上美人。相当激しい夜をお過ごしのようで(笑)、田舎出の純情青年もソチラは実はなかなか…?らしいのが見え隠れしてます。この年上美人は立良に惚れてるのに、彼の今後を考えて身を引こうとし、それを明人に言い当てられてうろたえるなど…可愛らしい!
番外編で読んでみたいんですがねぇ~。

本作も大変楽しめました。
が、初Hがわけのわからないうちに終わってしまったのは残念だ!(笑)
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