イラスト/門地かおり(ビーボーイスラッシュノベルス)
超童顔、でもかなりの仕事人間な高原は会社に通ってくる精悍でしなやかな色気を持つ宅配便の青年・省吾とふとしたことで飲み友達になる。一緒にいると安心できる省吾に高原は次第に惹かれていくが、省吾には本命がいて…。
しかし、省吾が失恋し、それを慰めているうちに抱かれてしまい!?
身代わりだとわかっていても心と身体は止められなくて・・・。
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対馬省吾(つしましょうご・20歳)×高原健(たかはらけん・28歳)
「みだらな恋人」とのリンク作品ですが、これだけでも読めます。
ストーリーは、おおまかにいうと高原と省吾が恋人同士になるまでと、その後に分かれています。
高原の勤める保険会社に宅配便の配達にやってきていた省吾と町で偶然出会い、なりゆきでお酒を呑むことに。何となく気があってそれからは「飲み友達」のように何度も一緒に飲みに出かけますが、話をするうちに高原は省吾に片思いの想い人がいることを知ります。ゲイだという省吾にも抵抗感を覚えず、一緒にいると仕事のストレスから解放される居心地のいい相手・・・と高原は省吾の誘いを楽しみにするようになりますが、やがてそれが恋心へと変わっていきます。
しかし、省吾には本気で好きな相手がいて、高原は年上の友人としてこのままつきあいを続けていけたら・・・と思いますが、ある日省吾の口から省吾が失恋したことを知ります。
省吾を慰めようという思いと同時に、省吾の失恋をどこか喜ぶ自分に自己嫌悪を感じる高原ですが、ある晩お酒に酔った勢いで省吾に「好きだ」と言ってしまい、そのまま省吾に抱かれてしまいます。
それ以来、省吾と会っては抱かれる・・・という関係を、高原は自分は「失恋した相手の身代わり」と考えているんですが、省吾が実は本命の男から高原に気持ちがすでに移っているのはなんとなく伝わってきます。高原が酔って「好きだ」と言ってしまったとき抱いてしまったのも、結局は嬉しかったからだろうと。本命の彼に失恋してもそれほど悲しんでいる様子もないし、高原と会ううちに省吾の気持ちも高原へと動いていたんですよね。
態度ではわかるけれどきちんと言葉で伝えないために高原も切ない思いをしてしまったわけですが、省吾の気持ちや態度が一貫してわかりやすいので読んでいる方は安心できました。
後半は恋人同士となった二人のお話ですが、仕事が忙しい高原は省吾ときちんと会う時間が取れません。省吾はAVの男優や宅配便の配達などの仕事をしていましたが、どれもアルバイトで、それさえも辞めてしまった今は、高原の家に通っては家事をして、夜は仕事で疲れた高原を抱きまくる。そんな省吾を困ったと思いながらも嬉しさも半分といった高原でしたが、そんな中、省吾から温泉旅行への誘いがあります。高原もそれを楽しみに仕事を片づけようと奮闘するんですが、週末急な仕事が入り温泉はキャンセルせざるを得なくなります。言い争いとなったあげく省吾は他の誰かと温泉に行ってしまい、気まずくなった二人はそれ以来音信不通となってしまいます。
誤解であろうとは予想できるし実際誤解なんですが、全然連絡をくれない省吾を見れば、高原が悪い方へと考えてしまうのもしょうがないと思えます。さらに本命だった男と仲むつまじい所を目撃などしてしまったら。擦れ違っている間に高原は転勤となり、引越し先も連絡できないほど悩んでいるのに、番号が変わっていない携帯にさえ1ヵ月も連絡なしでは、フラれたと思ってしまいますよね。
一応省吾にもちゃんと理由があるんですけどね。
結構切ないはずなのに苦しく感じないのは、省吾の気持ちがわかりやすいのと、高原が童顔に似合わずさっぱりしていて頑張り屋だからでしょうか。省吾よりも8つも年上ということで「大人」の対応をしようと無理しているところもありますが、仕事でも胃に穴が開くほど頑張ってしまうほど気概があるタイプなので、弱々しく泣き濡れているような感じは全くないんですよね。それがいいんですけど。
省吾がプーなのかと気になってたんですが、彼は大学生でした(笑)。時間があるのも、なるほど、です。尽くすタイプに思えましたね。甘やかしてくれそうで、優しいし、高原みたいに無理するタイプにはよく合ってるように思いました。
Hも多めです。
というか、表紙が凄くないですか、コレ。
お尻丸見えです。読み終わってから気づきました。本屋で買うかたはオビをちょっとズラして隠しましょう。
(たしか「みだらな恋人」もちょっと恥ずかしい表紙でした。)
中のイラストもかなりエロい。
なかなか面白かったです。
対馬省吾(つしましょうご・20歳)×高原健(たかはらけん・28歳)
「みだらな恋人」とのリンク作品ですが、これだけでも読めます。
ストーリーは、おおまかにいうと高原と省吾が恋人同士になるまでと、その後に分かれています。
高原の勤める保険会社に宅配便の配達にやってきていた省吾と町で偶然出会い、なりゆきでお酒を呑むことに。何となく気があってそれからは「飲み友達」のように何度も一緒に飲みに出かけますが、話をするうちに高原は省吾に片思いの想い人がいることを知ります。ゲイだという省吾にも抵抗感を覚えず、一緒にいると仕事のストレスから解放される居心地のいい相手・・・と高原は省吾の誘いを楽しみにするようになりますが、やがてそれが恋心へと変わっていきます。
しかし、省吾には本気で好きな相手がいて、高原は年上の友人としてこのままつきあいを続けていけたら・・・と思いますが、ある日省吾の口から省吾が失恋したことを知ります。
省吾を慰めようという思いと同時に、省吾の失恋をどこか喜ぶ自分に自己嫌悪を感じる高原ですが、ある晩お酒に酔った勢いで省吾に「好きだ」と言ってしまい、そのまま省吾に抱かれてしまいます。
それ以来、省吾と会っては抱かれる・・・という関係を、高原は自分は「失恋した相手の身代わり」と考えているんですが、省吾が実は本命の男から高原に気持ちがすでに移っているのはなんとなく伝わってきます。高原が酔って「好きだ」と言ってしまったとき抱いてしまったのも、結局は嬉しかったからだろうと。本命の彼に失恋してもそれほど悲しんでいる様子もないし、高原と会ううちに省吾の気持ちも高原へと動いていたんですよね。
態度ではわかるけれどきちんと言葉で伝えないために高原も切ない思いをしてしまったわけですが、省吾の気持ちや態度が一貫してわかりやすいので読んでいる方は安心できました。
後半は恋人同士となった二人のお話ですが、仕事が忙しい高原は省吾ときちんと会う時間が取れません。省吾はAVの男優や宅配便の配達などの仕事をしていましたが、どれもアルバイトで、それさえも辞めてしまった今は、高原の家に通っては家事をして、夜は仕事で疲れた高原を抱きまくる。そんな省吾を困ったと思いながらも嬉しさも半分といった高原でしたが、そんな中、省吾から温泉旅行への誘いがあります。高原もそれを楽しみに仕事を片づけようと奮闘するんですが、週末急な仕事が入り温泉はキャンセルせざるを得なくなります。言い争いとなったあげく省吾は他の誰かと温泉に行ってしまい、気まずくなった二人はそれ以来音信不通となってしまいます。
誤解であろうとは予想できるし実際誤解なんですが、全然連絡をくれない省吾を見れば、高原が悪い方へと考えてしまうのもしょうがないと思えます。さらに本命だった男と仲むつまじい所を目撃などしてしまったら。擦れ違っている間に高原は転勤となり、引越し先も連絡できないほど悩んでいるのに、番号が変わっていない携帯にさえ1ヵ月も連絡なしでは、フラれたと思ってしまいますよね。
一応省吾にもちゃんと理由があるんですけどね。
結構切ないはずなのに苦しく感じないのは、省吾の気持ちがわかりやすいのと、高原が童顔に似合わずさっぱりしていて頑張り屋だからでしょうか。省吾よりも8つも年上ということで「大人」の対応をしようと無理しているところもありますが、仕事でも胃に穴が開くほど頑張ってしまうほど気概があるタイプなので、弱々しく泣き濡れているような感じは全くないんですよね。それがいいんですけど。
省吾がプーなのかと気になってたんですが、彼は大学生でした(笑)。時間があるのも、なるほど、です。尽くすタイプに思えましたね。甘やかしてくれそうで、優しいし、高原みたいに無理するタイプにはよく合ってるように思いました。
Hも多めです。
というか、表紙が凄くないですか、コレ。
お尻丸見えです。読み終わってから気づきました。本屋で買うかたはオビをちょっとズラして隠しましょう。
(たしか「みだらな恋人」もちょっと恥ずかしい表紙でした。)
中のイラストもかなりエロい。
なかなか面白かったです。
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