イラスト/金ひかる(ビーボーイノベルス)
「俺と寝てみませんか」
バイト先にクールな美人編集長・沖屋に惹かれる隆之。
誘いには甘く応じるくせに、怜悧な毒舌でそっけなく隆之をあしらう沖屋の奥には熱い身体と不器用なほど純粋な心、そして過去への深い想いが潜んでいて…。
あなたが大事に隠しているそのすべてが知りたい。そして、あなたが何を欲しがるのか、いつもいつも考えている―。
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水梨隆之(みずなしたかゆき)×沖屋統(おきやみつる・29歳)
「捨てていってくれ」雑誌掲載
「花束抱いて迎えにこいよ」書き下ろしの二編収録されています。
「犬と小説家と妄想癖」のリンク作品ですが、これだけで読めます。
七歳年下、ワンコ攻めです。
アルバイト先の出版社でエロ小説誌の編集長をしている沖屋は、綺麗な顔とは裏腹に毒舌で仕事に厳しく、おまけにゲイでセフレが四人もいる。
その全てと上手くいかなくなり別れた・・・という話を聞いて、ある台風の夜、隆之は「俺と寝てみませんか」と沖屋に言ってしまいます。初めは惹き付けられる気持ち半分、好奇心半分という隆之でしたが、沖屋と「セフレ」の関係を続けているうちに、次第に本気になっていきます。
沖屋は過去に政治家の恋人がいましたが、自分達の関係がスキャンダルとなり相手を失脚させてしまったことから、本気の恋をして相手に迷惑をかけることをとても怖れています。それが「セフレ」しか持たないということに繋がっているんですね。男同士という関係によって問題が起きたとき、相手が後悔する顔を見たくないという思いもあります。
このトラウマ持ちの年上美人は非常に性格と口がキツく素直な言葉など一つも吐かないし、また経験豊富で大人で、隆之は百戦錬磨の年上美人にグルグルと翻弄されてしまってる感じです。七つも年下で、経験もなく、駆け引きもできない隆之は、迷いながら悩みながら、時には頬をぶたれ玉砕したりしますが、唯一の武器「真っ直ぐさ」で沖屋にぶつかっていきます。そしてその純粋で真っ直ぐな想いが、年上美人を落すわけですね。
どうみても力関係は沖屋の方が上で、一生懸命頑張るワンコ・隆之はホントにいじらしいんですが、どうしても一方的な感は否めませんでした。隆之がそれこそ手の平の上で好きに踊らされてしまっているような感じというか。でも書き下ろしのラスト間近で吐露される沖屋の隆之への想いを読めば、素直にモノを言わない沖屋の言葉なだけに、その重みが伝わってきて、隆之と同じくらいこっちも感激してしまいました。少なからず、最後のHシーンでは隆之に自信のようなものも垣間見えましたしね。ワンコが自信を持つと暴走してしまうのが玉にキズですが(笑)。
年下ワンコ大好きなのでホントに楽しめました。
年上で自分より大人な相手を前にして、どうしても追いつけない、上手くいかない、太刀打ちできない、だけどどうしても彼が欲しい。そんな一途な年下攻めにハートが鷲づかみされました。隆之がひねたところのない、いい青年だというのもポイント高し。
ちょっと褒めすぎかな?(笑)
個人的に大好きなタイプの年下攻めでしたし、ワンコのお相手として沖屋もとても良かったし。
書き下ろしの方がより面白かったです。
隆之なら本当に花束を抱いてプロポーズにくるんじゃないだろうか。
いいなぁ、そんな一途な年下。
水梨隆之(みずなしたかゆき)×沖屋統(おきやみつる・29歳)
「捨てていってくれ」雑誌掲載
「花束抱いて迎えにこいよ」書き下ろしの二編収録されています。
「犬と小説家と妄想癖」のリンク作品ですが、これだけで読めます。
七歳年下、ワンコ攻めです。
アルバイト先の出版社でエロ小説誌の編集長をしている沖屋は、綺麗な顔とは裏腹に毒舌で仕事に厳しく、おまけにゲイでセフレが四人もいる。
その全てと上手くいかなくなり別れた・・・という話を聞いて、ある台風の夜、隆之は「俺と寝てみませんか」と沖屋に言ってしまいます。初めは惹き付けられる気持ち半分、好奇心半分という隆之でしたが、沖屋と「セフレ」の関係を続けているうちに、次第に本気になっていきます。
沖屋は過去に政治家の恋人がいましたが、自分達の関係がスキャンダルとなり相手を失脚させてしまったことから、本気の恋をして相手に迷惑をかけることをとても怖れています。それが「セフレ」しか持たないということに繋がっているんですね。男同士という関係によって問題が起きたとき、相手が後悔する顔を見たくないという思いもあります。
このトラウマ持ちの年上美人は非常に性格と口がキツく素直な言葉など一つも吐かないし、また経験豊富で大人で、隆之は百戦錬磨の年上美人にグルグルと翻弄されてしまってる感じです。七つも年下で、経験もなく、駆け引きもできない隆之は、迷いながら悩みながら、時には頬をぶたれ玉砕したりしますが、唯一の武器「真っ直ぐさ」で沖屋にぶつかっていきます。そしてその純粋で真っ直ぐな想いが、年上美人を落すわけですね。
どうみても力関係は沖屋の方が上で、一生懸命頑張るワンコ・隆之はホントにいじらしいんですが、どうしても一方的な感は否めませんでした。隆之がそれこそ手の平の上で好きに踊らされてしまっているような感じというか。でも書き下ろしのラスト間近で吐露される沖屋の隆之への想いを読めば、素直にモノを言わない沖屋の言葉なだけに、その重みが伝わってきて、隆之と同じくらいこっちも感激してしまいました。少なからず、最後のHシーンでは隆之に自信のようなものも垣間見えましたしね。ワンコが自信を持つと暴走してしまうのが玉にキズですが(笑)。
年下ワンコ大好きなのでホントに楽しめました。
年上で自分より大人な相手を前にして、どうしても追いつけない、上手くいかない、太刀打ちできない、だけどどうしても彼が欲しい。そんな一途な年下攻めにハートが鷲づかみされました。隆之がひねたところのない、いい青年だというのもポイント高し。
ちょっと褒めすぎかな?(笑)
個人的に大好きなタイプの年下攻めでしたし、ワンコのお相手として沖屋もとても良かったし。
書き下ろしの方がより面白かったです。
隆之なら本当に花束を抱いてプロポーズにくるんじゃないだろうか。
いいなぁ、そんな一途な年下。
この記事へのコメント
>雛川咲 様
ほぼ二年近く前に読んだため、内容をほとんど覚えていません。
感想を読み直すと相当気に入ってたようなのに、自分でもビックリですが記憶も朧…。
面目ないです。
ほぼ二年近く前に読んだため、内容をほとんど覚えていません。
感想を読み直すと相当気に入ってたようなのに、自分でもビックリですが記憶も朧…。
面目ないです。
2007/11/05(月) 08:38 | URL | mimu #-[ 編集]
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