イラスト/実相寺紫子(リーフノベルス)
美貌の外科医・藍原が担当することになった患者は、人気若手俳優の紫丞。何者かに腹を刺されたらしい紫丞に胡散臭いものを感じる藍原だが、なぜか紫丞から熱烈に口説かれてしまう。
回診中に淫らな行為を仕掛けてくる彼にますます反感を覚えるが、身体は激しいキスに蕩かされ、強引な年下の男に惹かれていく…。
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紫丞朔哉(しじょうさくや・25歳)×藍原悠里(あいはらゆうり・28歳)
俳優×外科医
外科医の藍原が当直の夜、腹に刺し傷を追った男が運び込まれてきます。
かなりの重症だったものの順調に回復する紫丞ですが、担当となった藍原が回診するたびに、軽薄なセリフでからかわれたり尻を撫でられたりするため、藍原の紫丞の印象は最悪でした。
俳優だけあって容姿は文句なしにいいものの、中身は軽薄で最悪、早く退院していなくなって欲しいと思っている藍原ですが、ある日紫丞に熱烈なキスをされてしまうと、その壁は一挙に崩れてしまいます。「夜ひとりで来てください。続きをしてあげますから」という紫丞に「誰がいくもんか」と思うものの、行かない絶対に行かないと言いながら足はフラフラと紫丞の病室へ。散々美味しく戴かれてしまい、紫丞の虜になってしまいます。
実は藍原は、過去に交通事故で自分を庇って亡くなった恋人がおり、その恋人の存在を胸に抱いているため「もう恋はしない」はずだったんですが、あまりに簡単に落ちてしまったのでちょっと虚を突かれました。忘れられない恋人の存在はどうなったのかと。紫丞とキスをして抱かれるまでの藍原の内面には紫丞への多少の好意さえほとんど感じられなかったので、キスと身体にやられてしまったかようでしたね。
結局そのまま紫丞に夢中になってしまい、忙しい合間をぬって会いにくる紫丞とデートを楽しみます。
そして後半やっと「亡くなった恋人」の存在を思い出し(ホントにやっと思い出したような展開)、やはり紫丞と恋はできないと思うんですが、何だかもう今更な感じでしたですよ。その件が紫丞との間に亀裂を生み擦れ違いとなりますが、やっぱり紫丞を忘れられなくて自分で会いに行って仲直り。その後なくなった恋人の兄と母に許しをもらいめでたしめでたし、でした。
「亡くなった恋人」の存在というのはそんなに珍しいものではないですが、心を閉ざしているのではなくて、他の人を好きになってから亡き恋人の存在に気兼ねするという展開だったんですね。「二度と恋はしない」というのはちょっと間違ってる気がします。
心理的に悠里にあまり共感できず残念でした。
口と心が反対の受は場合によってはとても可愛いものなんですが、このかたの場合は往生際が悪いという感じに見えました。
実相寺さんのイラストは大変丁寧で綺麗ですが、悠里はイメージが…。もうちょっと男らしく描いて欲しかったかな。
悠里に気がある同僚の雲居(くもい)とのバトルの方が亡き恋人とのバトルより面白かったかもしれないな~と個人的には思います(^^ゞ
紫丞朔哉(しじょうさくや・25歳)×藍原悠里(あいはらゆうり・28歳)
俳優×外科医
外科医の藍原が当直の夜、腹に刺し傷を追った男が運び込まれてきます。
かなりの重症だったものの順調に回復する紫丞ですが、担当となった藍原が回診するたびに、軽薄なセリフでからかわれたり尻を撫でられたりするため、藍原の紫丞の印象は最悪でした。
俳優だけあって容姿は文句なしにいいものの、中身は軽薄で最悪、早く退院していなくなって欲しいと思っている藍原ですが、ある日紫丞に熱烈なキスをされてしまうと、その壁は一挙に崩れてしまいます。「夜ひとりで来てください。続きをしてあげますから」という紫丞に「誰がいくもんか」と思うものの、行かない絶対に行かないと言いながら足はフラフラと紫丞の病室へ。散々美味しく戴かれてしまい、紫丞の虜になってしまいます。
実は藍原は、過去に交通事故で自分を庇って亡くなった恋人がおり、その恋人の存在を胸に抱いているため「もう恋はしない」はずだったんですが、あまりに簡単に落ちてしまったのでちょっと虚を突かれました。忘れられない恋人の存在はどうなったのかと。紫丞とキスをして抱かれるまでの藍原の内面には紫丞への多少の好意さえほとんど感じられなかったので、キスと身体にやられてしまったかようでしたね。
結局そのまま紫丞に夢中になってしまい、忙しい合間をぬって会いにくる紫丞とデートを楽しみます。
そして後半やっと「亡くなった恋人」の存在を思い出し(ホントにやっと思い出したような展開)、やはり紫丞と恋はできないと思うんですが、何だかもう今更な感じでしたですよ。その件が紫丞との間に亀裂を生み擦れ違いとなりますが、やっぱり紫丞を忘れられなくて自分で会いに行って仲直り。その後なくなった恋人の兄と母に許しをもらいめでたしめでたし、でした。
「亡くなった恋人」の存在というのはそんなに珍しいものではないですが、心を閉ざしているのではなくて、他の人を好きになってから亡き恋人の存在に気兼ねするという展開だったんですね。「二度と恋はしない」というのはちょっと間違ってる気がします。
心理的に悠里にあまり共感できず残念でした。
口と心が反対の受は場合によってはとても可愛いものなんですが、このかたの場合は往生際が悪いという感じに見えました。
実相寺さんのイラストは大変丁寧で綺麗ですが、悠里はイメージが…。もうちょっと男らしく描いて欲しかったかな。
悠里に気がある同僚の雲居(くもい)とのバトルの方が亡き恋人とのバトルより面白かったかもしれないな~と個人的には思います(^^ゞ
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