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遺産相続人の受難
鹿住 槙著
徳間書店 (2005.11)
通常24時間以内に発送します。
イラスト/鳴海ゆき(キャラ文庫)

借金、失職、アパート立ち退き?!貧乏生活を送る売れないイラストレーター・泰生のもとに、突然遺産が転がりこんだ!ところが相続したマンションに住んでいたのは血の繋がらない弟・利信。強引なクセに甘え上手な利信は泰生と同居したいと主張してきた。
おまけに「俺、泰生さんのこと絶対幸せにするからね」と口説かれて!?
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藤枝利信(ふじえだとしのぶ・18歳)×八城泰生(やしろたいき・23歳)


ホームドラマを読んだようなほんわか感でした。
利信と泰生の他に、それぞれと半分ずつ血の繋がった秀(すぐる・8歳)と言う三男が出てきて、三人でこちゃこちゃやってるのが何だかとても楽しそう。

せっかく就職した会社は半年で辞め、友人の伝手でのイラストを描く仕事と夜のアルバイトで生活している泰生。収入は微々たるもので家賃も半年滞納し電話も料金未払いで繋がらなくなってしまった。離婚して女手ひとつで自分を育ててくれた母は再婚しシンガポールへ行ってしまい、頼ることも憚られ、泰生は途方にくれています。
そんなところへ、泰生の実の父が亡くなったという報が届きます。顔さえ覚えていない父の死にはなんの感慨も浮かびませんが、大会社の社長だった父から遺産が遺されているということがわかります。
一度は相続を断った泰生ですが、その後のなりゆきで流されるように遺産を相続、利信の住むマンションに住むことになります。
そして小さい時に泰生を見かけてひと目ぼれしたと言う利信に口説かれることになるんですが、ちょっと強引で、すごく甘え上手で、頼りになる利信のストレートな愛情に、泰生はまたまた流されて。

利信は最初から泰生のことが好きだし、泰生は弱ったところを突かれてオチてしまったみたいなところがあって、心が惹かれていく様子とかの恋愛の心理面の方はどうもそれほど深く伝わってはこなかったです。それより利信の家庭での位置とか母への微妙な思いとか、可愛い弟・秀への思いとか、家庭面のそれぞれの気持ちの方が印象に残りました。
だからよけいにホームドラマを読んだような気がしたのかな。
複雑な関係でありながら仲がいい三兄弟と、祖母、母との関係の方が面白いし気になるんですよね。一番小さい秀はもちろん、利信も表情や言葉に見える甘えた部分がとても可愛くて、こんな弟がいたら兄ちゃん目尻下がりっぱなし…だと思うんですが、その兄ちゃん・泰生は何だかとっても頼りなく、この頼りない長男と可愛くてしっかりした次男三男のこの先が見てみたい…と言ったら、それではもうBLではないですもんね。

利信と泰生の恋愛面だけを見たらちょっと物足りない気がしました。。
でもとてもほほえましくて、ほんわか気分にはなれた。
泰生にとっては「幸運」ばかりですね。相続以前の方がよっぽど「受難」だったのでは。
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