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恋に酔っても
恋に酔っても
posted with 簡単リンクくん at 2005.11. 2
火崎 勇著
幻冬舎コミックス (2005.9)
通常24時間以内に発送します。
イラスト/小路龍路(リンクスロマンス)

居酒屋店員・加村は、店の裏で泥酔していた可愛い顔立ちのサラリーマン・橘を助ける。胸元を汚されながらも介抱してホテルに連れて行くが、目覚めた橘に勘違いされ殴られてしまう。
誤解だとわかり率直に詫びる橘に加村は好感を持つが、一週間後再び同じ状態の橘を見つける。
そして三度目が起きた時、加村は橘を自分のマンションに運び、事情を聞いてやるのだが…。
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加村克司(かむらかつし・28歳)×橘潤一(たちばなじゅんいち・25歳)

「恋に酔っても」
「酔ってもいいから」の二編収録されています。
「恋に~」は加村視点の一人称。
「酔っても~」は橘、一人称。

加村が橘を初めて助けたときは、可愛い顔立ちと、素直な態度に好感を持っただけ…のはずでした。でももうこの段階から意識はしていたようです。友人の五十嵐に多少唆すようなことを聞かされたとはいえ、二度目に会ったとき、泥酔して意識のない橘にイタズラしてしまいます。
もうすでに惹かれてしまっているようなんですが、それでもまだ加村は自分の気持ちから目を逸らしています。
この加村という男、かなり臆病でちょっとズルいです。こんなに臆病でヘタレなのには理由があるんですが…。
三度目に自宅マンションに連れて行ったときは、橘がそこまで酔う原因を聞いてやり、親身になってあげる。しかし、後日、橘が心を許して会社の課長から過度のセクハラを受けていることを相談すると、その課長の下心と全く同じものが自分の中にあることに居たたまれなくなり、そっけなく突き放してしまいます。
この時に好きなんだ、と自覚はしたんですが、まだ目を逸らしてる。
なのにやっぱり心配…と橘の会社に顔を出してしまい、それがセクハラ課長の目に止まってしまったことが原因で、橘はもっとひどいことまでされてしまいます。そしてそれを聞いて嫉妬にくるった加村は橘を無理矢理…。あげくに翌朝は「すまなかった」の置手紙とともにまたもや逃げてしまいます。
振り回されてしまう橘はちょっと可哀相ですね。
往生際は悪いというんでしょうか、無理に気持ちを抑えようとした結果、なんだかとってもヒドイ男になってしまってます。
加村の想いは一人称でしっかりと語られていますから迷いはよくわかるので不快感は全くありませんが、冷静に見たらあまりに優柔不断です。しょうがないやっちゃなぁ~という感じ。

橘は、高校生のような可愛い外見をしていて、素直でちょっと初な感じで、無防備な小鹿か子猫のようです。が、性格はかなりしっかりしています。加村がモヤモヤしているせいで余計な苦労をしてしまってますが、自分で立ち向かおうという気概もあって、辛くても微笑もうという強さもあって、橘の方がずっとちゃんとしています。ただ守ってもらうことしかできない存在ではないので好感もてます。
不本意なマネをされれば相手を殴ることもしますし、とうとうセクハラ課長にはパソコン、椅子などを投げつけて大怪我をさせて自分で解決してしまいます。クビになりましたけど。加村も…三回くらいホッペぶたれてました。
小路さんのイラストが橘はとても可愛らしく加村はとても野性的でカッコよく描かれているんですが、この橘にホッペぶたれてる加村って…この絵柄で想像するとなんだか萌えでした。

「酔ってもいいから」は、橘視点で出会いから加村がちゃんと告白するまでの橘の想いと、これからの彼らの出発のお話です。
加村は実は会社社長の息子です。事情があって系列の居酒屋の店員をしていたんですが、これからは加村と橘と、そして要所でいい味を出していた加村の友人・五十嵐の三人で会社を興すところで終わっています。
五十嵐にもいいお相手を…などとあとがきにもありますし、ちょっとその後が気になってしまいます。
橘の、《木の葉の船で急流下りをしているアリンコの気分》という言葉が、加村に出会ってからの橘の想いと、このお話を的確に表していると思いました。
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